‘やめよう自慢’ カテゴリーのアーカイブ

昭和回想

2017年5月12日 金曜日

4月30日、讀賣新聞の文化欄「記者が選ぶ」
『現代アート10講』が取り上げられ、
ゴキゲンなスタートをきったゴールデンウィーク。
にもかかわらず、かわらぬ日々のハムコ。
いつもとちがったのは、三鷹駅から玉川上水駅まで
玉川上水吟行をしたくらいか。
18キロ歩き、5人で乾杯したビールのうまかったこと!
  鯉のぼり玉川上水さかのぼる
  緑ゆくトポロジカルな友ふたり

もひとつ、いつもと違ったことをあげるなら、
荻窪のT古書店。
いつものごとく老婦人に「いらっしゃいませ」
と静かなアルトで迎えられた。
気まぐれに荷風の『裸躰』を引っ張り出してみると
組版があまりに端正なので驚き、ページを繰っていたら、
  いつからともなくわたくしは甘寝(かんしん)の樂を
  知らぬ身となつてゐる。
という一文が目にとびこんできた。
そ、そーなんですよ、荷風センセイ、あたしもまったく
おなじ、おなじおなじです!と思った瞬間、
店の奥から主人が登場。
するとアルト夫人、いきなり超ソプラノで話し出した。
「〇〇さんって、おもしろいかたね、さっきみえたのよ、
でね、ここの飴をさしあげたらね、そしたら、明日も
2時頃にこようかな、なんて仰るのよ、おもしろいわね、
あの方、ほんとに」

いつもの低音は、どこいった?
呆気にとられたハムコと目があった主人は、そそくさと
また奥へひっこんでしまった。
よほどビックリした顔をしていたのだろうが、こんなにも
嬉々として夫に話しかける古女房(失礼!)がいるとは。
いや、もしかしたら主人は退院したばかりで、
店にひょっこり顔をだす夫が妻にはことのほか嬉しいのか。
いやいや、主人は健康そのものの血色だったではないか。
御夫婦ではなく、恋人同士なのかしらん。
飛びかう憶測、邪推、妄想。
キツネにつままれたようなまま、昭和29年、中央公論社刊
「印刷者 山田一雄」の『裸躰』千円也を購入。
帰路はもちろん荻窪キムチ。あれこれ買い込んで帰宅。

170512

ぽりぽりキムチ各種をつまみながら、ハッと気づいた。
アルト転じてソプラノ夫人のあの声、あのテンポ、
「肝っ玉かあさん」の長山藍子だ!
お若い方には通じなかろうが、1968-72年に放映された
石井ふく子プロデュースのテレビドラマ。
最近、70年代のドラマが次々とBSで放送され、
その台詞まわしと声のトーンが、今のドラマとは
あまりにもちがうので、思わず見入ってしまうのだが、
ここ数十年で女性の声は低くなったのではないか
・・・昭和にひたる連休でした。
[編集:ハムコ]

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時代は教育勅語ということで

2017年5月1日 月曜日

 この数ヵ月、ずいぶんと教育勅語が新聞などで報道されています。国会の質問書だけでもかなりの点数に上ります。そんな教育勅語が分かりやすく載っている本ということで、弊社の新刊『道徳科教育講義』の自慢です。

 本著は、弊社既刊の『道徳教育講義』や、その改訂版の『新版 道徳教育講義』の全面改訂版で、小学校では2018(平成30)年度から、中学校では2019(平成31)年度から実施される「特別の教科である道徳」(「道徳科」や「特別の教科 道徳」とも言います)の対応版です。
 1章分が教育勅語の全文解釈にあてられ、「第4章 教育勅語にみる道徳」で、第1節「教育勅語の読解」と第2節「教育勅語の道徳の構造」で教育勅語の制定過程から解釈書、その戦時下に至る変化までが描かれ、さらに一字一句の解説もされています。
 修身科と呼ばれた戦前の道徳の、教員向け教科書は教育勅語の解釈は必須項目だったのですが、戦後では簡単な現代語訳や経緯が中心で、全文解釈が大学の教員養成テキストに載ることはまれでした。
 そんなことで、教育関係者のあいだで、本書が参考されることも多くなっていて、おすすめの一冊です。

〔ケロT取締役〕

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三沢厚彦先生作、TADに出現

2017年4月17日 月曜日

どーん!と 予期せぬ出会い。

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週末、初めて北陸新幹線に乗り富山へ。友人の案内で濃い観光をしてきました。
上記写真は、TADこと富山県美術館アート&デザイン(富山駅から徒歩10分)にて撮影。富山県立近代美術館が、環水公園エリアに移転新築して今年8月26日に開館するもので、一部公開されているので行ってきました。三沢先生作品があるとは知らなかったので、突然目の前に現われて、嬉しくなりパチリ。

もうひとつ予期せぬ出会いは、みーちゃん副船長。

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新湊観光船の内川遊覧コースで、一緒に乗船しました!
船酔いなどもあり、毎回乗船してくれるわけではなく、本当にラッキー。元は捨て猫だったそうですが、人なつこく、名前を呼ぶと返事をするかシッポシッポしてくれます。しっかりツーショット写真もいただきました。富山湾を出て揺れが少なくなると、ご覧のように行き先を見据えた凛々しい姿で船の上にたちます。

堪能したことを書き出すと、きりがないので、やめます自慢。
最後にみーちゃんのアップの顔立ちをどうぞ。
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[制作:呑猫]

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「第28回倫雅美術奨励賞」顕呈式

2016年12月19日 月曜日

12月16日(金)、東京・千代田区紀尾井町のホテルニューオータニにおいて、「第28回倫雅美術奨励賞」の顕呈式が行われました。
受賞された『日本画と材料 近代に創られた伝統』の著者、荒井経先生よりお招きいただき、弊社代表取締役である小石新八先生とともに出席させていただきました。

和やかな中にも受賞者の方々からはぴりっとした緊張感も感じられ、あらためて権威ある賞を受賞されたことを実感。また、荒井先生よりありがたいお言葉も頂戴し、大変恐縮致しました。先生、本当におめでとうございます!!

左:主催である公益信託倫雅美術奨励基金運営委員長の市川政憲氏、右:荒井経先生

左:主催である公益信託倫雅美術奨励基金運営委員長の市川政憲氏、右:荒井経先生

ご挨拶される荒井先生

ご挨拶される荒井先生

談笑される荒井先生と小石先生(左)

談笑される荒井先生と小石先生(左)

荒井先生とMAUPを繋いでくださった内田あぐり先生(左)もご出席。祝辞を述べられました。

荒井先生とMAUPを繋いでくださった内田あぐり先生(左)もご出席。祝辞を述べられました。

『日本画と材料 近代に創られた伝統』の視点の特徴として、荒井先生が研究者であるとともに、日本画家である点を繰り返しお伝えしてきましたが、受賞に対する祝辞やメッセージの中で、荒井先生の画家としてのさらなる飛躍を期待する声も聴かれ、それに苦笑いをされながらお応えしている先生のお姿が印象的でした。

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先生が最近描かれている作品は『日本画と材料 近代に創られた伝統』のジャケットにも使われています。一見何が描かれているかわからないのですが、見続けている内にだんだん見えてきて、ぐーっと絵に引き込まれるような感覚になるちょっと不思議な絵です。本は読まれても、作品をご覧になったことがないという方には、是非直にご覧いただきたいと思います。

(編集:凹山人)

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Green

2016年7月6日 水曜日

呑猫さんよりいただきました。
毎年毎年、本当にありがとうございます。
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みなさま、ひとまずのんびり眺めて安らいでください。

グリーンには、
リラックス効果、穏やかな気持ちを与える、目を休ませる、
健康と成長をイメージさせる……etc

たくさんの心理効果があるようですから、
この写真をPC上の避暑地として、しばし休憩されてください。

もうすぐ本格的な夏の到来。
視覚に、体にココロに、グリーン入れてがんばりましょう!!

[総務:ピロイ]

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「厚生福祉」と『ホスピタルギャラリー』

2016年3月8日 火曜日

編集の部屋に大きなテーブルがあり、
新着の雑誌などが置いてある。いくつか郵便物も
重なっており、ひょいと見ると時事通信社の封筒。
何だろう・・・「厚生福祉」3月4日号とお手紙。
「貴社刊『ホスピタルギャラリー』の記事を弊社
「厚生福祉」に掲載しましたのでお送りします。」
むむむ。。。大事なお手紙ではありませんか!

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恥ずかしいことに、こうした専門誌があることも
知らなかった。あるデータによると発行部数15,500部。
デザインや美術の雑誌ばかりに眼がいくが、
『ホスピタルギャラリー』こそ、医療関係の媒体での
広がりを考えるべきところ、どこにどのようにアクセス
すべきなのかがわからないでいただけに、
たいへんありがたい記事でした。
また、今朝7:45からのNHK徳島のニュースでも取りあげて
くださった様子。
担当編集者として、しみじみと嬉しい。春がきた。
[編集:ハムコ]

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FMスクリーンの威力『東洋美術史』

2016年3月2日 水曜日

綱渡りという表現では、なまやさしい入稿作業を経て、完成した新刊タイトルの数々。
著者や協力者などに献本が進んでいますが、今のところ「あちゃ〜」という失敗は発見されておらず、でも、まだドキドキの毎日です。

そんななか、納品ありがとうございますメールを印刷所に送ると、精興社のKさんより速攻、電話が。「ひえ〜何が見つかったのだろう?」とおそるおそるうかがうと、「いや〜『東洋美術史』、やっぱりFMスクリーン、いいですねえ」……。
『東洋美術史』は、通常のAMスクリーン印刷ではなく、階調がなめらかディテイールがきれいに仕上がるFMスクリーン印刷でお願いしました。1色刷の書籍ですが、細かな部分もよくみてとれる綺麗な仕上がりになったと自負しています。
私は本文組版を担いましたが、画像補正は、すべてDTPマスターのMさんにおまかせ。補正が済んだ画像を配置し直すと、例えるなら美容液が利いて肌がワントーンきれいになった感じ。この変化をモニターでみることが、心のオアシスでした。差し替えを繰り返し、最終的に618点に及んだ画像にも注目していただきたいです。

FMスクリーン印刷のすごい力は、『音楽論』でも発揮されています。こちらは全体として通常のAMスクリーン印刷ですが、刷り出し確認の時に1点モアレを発見。元データの問題なのですが、う〜これはこのままではマズイということになり、1折FMスクリーン印刷で刷り直しをしていただき、事なきを得ました。ギリギリの入稿だったのに、本当によく納品日を厳守していただきました。ありがとうございます。今年は特にどれだけ感謝しても足りない気持ち。印刷会社さんの品質合格の上で、納期(〆切)を守る姿勢、いつも感動しています。

[制作:呑猫]

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ワークショップたくさん

2016年3月1日 火曜日

弊社内のウェブ検討の会議で、何年も前に「ワークショップ」も分類にするべきだと主張したら、心優しい担当者が3冊ほどしかなかったのに1ページつくってくれた。それが現在では8冊になった。

 2016年2月、最新刊『ワークショップのはなしをしよう 芸術文化がつくる地域社会』は私の尊敬する今井良朗先生の著書である。今井先生は、1999(平成11)年設立の芸術文化学科の中心メンバー。初代主任教授の田村善次郎先生(2004年弊社刊行の『ネパール周遊紀行』の著者)とともに、この新学科をリードした第2代主任教授であり、この3月に退任のご予定である。

 ムサビの8冊のワークショップ本には、それぞれフィールドの違いがある。それを考えると特色が明確になる。この新刊書は副題「芸術文化」とあるとおり、芸術文化学科の先端的な地域における活動がフィールド。理論や手法を普遍的にまとめる内容となっているが、徳島県神山町のプロジェクトをはじめ、芸術文化学科の歴史として読むこともできる。

 芸術文化学科は、また通信教育課程の芸術文化学科も含めて、造形学部の他の学科にはない社会への発信を特色として大きな役割をはたした。弊社では芸術文化学科の新見隆先生の『ミュゼオロジーへの招待』、名誉教授の酒井道夫先生共編著の『タウトが撮ったニッポン』、金子伸二先生の『造形学概論』などなど、枚挙にいとまがない。
 そんなわけで、今井先生と芸術文化学科に重ねて本書を読むととても味わいが深いと思える。

〔ケロT取締役〕

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大地からパワーチャージ

2015年11月9日 月曜日

本日からMAUPには、組版マスターMさんがいらしています。(嬉しい!)
…忙しい時期に入ったと意味します f^_^;)

月曜日から雨~!
こんな日は…
視覚からだけでも、瑞々しい自然のパワー、チャージしてください!
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(MAUPメンバーはしっかりおなかに入れます!)

呑猫さんからいただきました。
いつもありがとうございます。

この年末の山場を、大地のパワーで乗り切りましょう!
今週もファイティン!!

[総務:ピロイ]

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基本○○ですから

2015年10月29日 木曜日

15年も昔のことだけれど、いただいた御原稿に
「われわれ」が頻出していた。
「なんでこうも〈われわれ〉を主張するのかねぇ」
と嘆息していたら、卒業したてのアルバイト嬢が
「きっと宇宙人なんですよ」と言うや、
喉にトントンと手を当てながら
「ワ・レ・ワ・レ・ワ」と声を震わせてみせたので
大爆笑したことがあった。
なんとすばらしい解釈であろうか。
しょうがないよね、宇宙人が相手なんじゃ。

つい先日も、一緒に仕事をしている若いデザイナーに
「ちょっと直しといてって、いとも簡単に言われてさぁ」
とメールで愚痴ったら、
「○○先生は、基本ジャイアンですから」と即レス。
これにも爆笑した。嬉しいなぁ、こんなメール。
ジャイアンじゃしょうがないかと思ったが、
いや、今回はちがうぞ。すかさず返信。
「あたし、基本しずかちゃんだから負けないよ」
[編集:ハムコ]

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