2010年10月 のアーカイブ

はじめてのおつかい

2010年10月29日 金曜日

先日、埼玉県内にある某デパート8階にある書店に
ふらりと寄ったところ、
 「しおりが不足しております。ご入り用の方は
  お申し付けください」
と手書きの紙が貼ってあった。
翌日、営業ズッチ☆に相談。ジョン・ケージのしおりをハムコが
届けることになった。営業「代行」である。

編集者が書店に「営業」に行く、あるいは担当した本を書店で
プレゼンするような機会はまったくない。
大学出版部協会の研修で、書店に御挨拶に行くことはあるが、
よく考えてみると、ひとりで「営業」に行くのは初めてだ。

書店員さんと編集者は、ほとんど接することがないのだが、
ジュンク堂新宿店の「建築関係書籍担当者様」宛にハムコは
ファンレターを書いたことがある。
MAUPで板垣鷹穂『建築』を刊行したとき、ジュンク堂新宿店では
もちろん面陳(書棚に表紙を出して並べる)をしてくれたのだが、
その隣に長谷川堯先生の『神殿か獄舎か』(復刻版、SD選書)が
おなじく面陳でならんで置かれていたのだ!
なんたる憎いセンス!
長谷川先生は板垣鷹穂の最後の弟子であり、
『建築』の帯は、名は伏せたが長谷川先生の惹句なのだ。
これを知ってか知らずか・・・感動のあまりハムコはさっそく
ファンレターをしたためた。
後日、ズッチが営業に行くと、ファンレターを手にした書店員さんが
「じつは、なんとなく並べただけなんですよ」
と告白してくれたそうだ。
「なんとなく」おなじ空気をまとった本に仕上がっている、
ハムコはいっそう嬉しくなった。

さて、はじめてのおつかい。
営業スマイルで店長さんにしおりを持参したところ、
「あ、そ」と邪険に云われてオワリ。
営業って、日夜こういう思いをしているんだなぁ・・・タイヘン。

[ぱしり:ハムコ]

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2010年10月28日

2010年10月28日 木曜日

寒い! 今日は本当に寒い。もう冬?
何ですかこの急な展開は。今年は、丁度いい秋の日和ってものがないまま冬になってしまうのかしら。週間天気予報によると、今日が特別寒い一日のようではありますが、この夏の猛暑、だらだら続いた残暑という異常気象の流れからすると、気持ちのいい季節はやってこない可能性が高いような気がします。某TVCMでは暑い寒いだけで一年が終わるなんてジョーダンではない、と謳ってはいますが……。京都に行くしかないのかなぁ。

私事。そんな冷たい雨が降る今日は、うちの息子の2歳の誕生日。産まれてからこれまで、親を不安にさせるような病気ひとつせず元気にここまで育ってくれたことに只々感謝。これからもずっとその調子でよろしくと言いたいところですが、そうもいかないだろうなぁ。いつかは風邪で熱出して寝込んだりするのだろうと日頃から夫婦で覚悟していますが、いざそうなったら相当うろたえてしまいそうです。

それにしても、今更ながら時が経つのは早いものだと思います。本当にあっと言う間でした。そして、子どもは目に見えて大きな変化を遂げているけれど、大人の自分は2年前とどれだけ成長できたのだろうか……、などと考えてしまいます。我が子の成長に驚きまた喜びつつ、我が身の不甲斐なさを思う今日この頃です。

寒いだなんだと不平を言っている場合ではない! 
がんばれ、親父!

(編集:凹山人)

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図書目録のこと

2010年10月27日 水曜日

いまは10月下旬、
来年の図書目録の制作を計画すべき時期です。
図書目録は主に営業担当者が活用するので、
私と制作担当の呑猫と一緒に企画・進行していきます。

表紙の絵は、社内で話し合って、
毎年決めています。

これまで武蔵野美術大学関係者の
皆様の作品を掲載させていていただいています。
先生かたのご厚意によって成り立っている訳ですが、
ムサビ出版局ならでは!の、
目録になっているかと自負しています。

今年2010年の目録の表紙は
油絵学科教授の柳澤紀子先生の作品を載せて戴きました。
繊細なエッチングを生かすために
白い、さわやかな目録になりました。

柳澤紀子先生目録WEB

あまり意識しませんが、
ハダカの女性が描かれているのですよ!
私は先生の描く、線、人物や羽、
ブルーや紫の色使いがとても色っぽくて好きです。

編集Oからの情報によると、
先生は、なんと、
とあるミュージシャンのCKB(略称)がお好きだと言うこと!
(公示してしまっていいのか…すみません!)
CKBも大人の色っぽさがあると思うのですが、
‘色’の共感点で、ついつい書いてしまいました。

2010年の図書目録を希望される方、残り僅かです。
目録は無料でお送りしますので
ご希望の方はどうぞメールください。

そして、また来年に向けて、
制作していきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

[営業ずっち☆]

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予告!「学生手帳2011」販売

2010年10月26日 火曜日

ショップではカレンダーや手帳の販売が始まりましたね。MAUPでは昨年に続いて「学生手帳」(4月スタートの手帳です)を販売することになりました。店頭でどれにしようか迷っている方、「学生手帳」も検討してくださいませ。「学生手帳」のもう少し詳しい内容は、12月にMAUPのWEBで案内する予定です。校友会の皆さまには、12月初旬頃にお手元に届くチラシでご案内します。ご期待ください!

[制作:呑猫]

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ミュージアムとデジタル

2010年10月25日 月曜日

文化財の保存と公開という高尚なお話だ。
平城京遷都1300年を記念して、いま奈良ではいろんな催しがあります。
たとえばですが、日本三大文殊菩薩として有名な安倍文殊院の獅子に跨った文殊菩薩は、800年に一度の修理のため、獅子からおりて仮の台座に腰掛けてらっしゃる。
ちょっと所在ないような、お茶目なような。この文殊さま、色男であります。
ま、それはいいんですが、保存と公開はむつかしいよね、といつも思うわけです。そんなところへ、デジタル技術を結集して保存と公開を考えようというシンポジウムのお知らせが届きました。
11月5日金曜日13時から17時まで、有楽町の朝日ホール(有楽町マリオン11階)で、
「進化するミュージアム」というシンポジウムが開かれます。入場無料です。
進化するミュージアム

講師は、西洋美術館館長の青柳正規さんのほか、東京大学大学院の池内克史さんや京都国立博物館の村上隆さん、九州大学大学院の源田悦夫さん、興福寺国宝館長の金子啓明さん等々。
興福寺国宝館といえば、驚異的な観覧者数を記録した阿修羅展の阿修羅像が鎮座するところ。
阿修羅の3つの顔をデジタル三次元計測でデータ化した仮想展示もあるそうです。
文化財専用の大型CTスキャナーでの阿修羅の健康診断つうか、内部もみられるそうです。
これは、ちょっと必見じゃないですか?

編集:t:eeh

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いざ年末へ

2010年10月22日 金曜日

もう気分が年末なのは私だけでしょうか…
2011年へのカウントダウンが…始まってる…
急がなきゃいけないことと、焦らなくてもいいことと…いろいろありますよね。

去年の年末は、どこも同じだと思いますが、棚卸しの為、1冊でも数え間違えてはいけないと、神経を張りつめて、なんだかやたらとピリピリバタバタしてしまった気がするので、
今年はひとつひとつ、落ち着いて、冷静に…

つい先日、熱いお茶をおもいっきり膝にこぼしてしまって…
「熱い〜っ!!!」
あぁ、私って、熱いお茶がこぼれないと、我に返れないんだわ…
なんだか情けない気持ちになりました。

ムダに焦ったら、今日のブログ、読み返してみます。
とりあえず熱いお茶を飲んで落ち着こうと。
(こぼさないでね)

[総務:ピロイ]

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フェア前情報!&千代田図書館情報

2010年10月21日 木曜日

[東京堂書店・大学出版部協会全点フェア]

東京堂書店神田本店で、
11月と12月の2ヶ月間、
MAUPの書籍が全点ならびます。
またMAUグッズも多数出品する予定です。

これは大学出版部協会の合同フェアで、
MAUPの他に玉川大学出版部、産業能率大学出版部、
聖徳大学出版会、弘前大学出版会の
5つの出版部で行います。
私はこのフェアの看板作りに翻弄中です!

正式な情報は後日アップしますので、
それまでのお問い合わせはMAUPまでどうぞ。
(11月末まで東京電機大学出版局と
東京農業大学出版会が開催中です)

そして、大学出版部協会の仲間であり、
いつもお世話になっている
法政大学出版局の本《ものと人間の文化史》シリーズが
150点も千代田図書館展示されています。
もちろん、借りることもできます。
そして、ぜひ購入したいという方は、
三省堂神保町本店さんへGO!

その際、千代田図書館の展示の前に置いてある
『オリジナル手ぬぐい』引き換えカードをお忘れなく!
そのカードを持って三省堂神保町本店で
同シリーズを購入すると写真のとおり、
オリジナル手ぬぐいが貰えるそうです。

ミカンはくれません

ミカンはくれません

《ものと人間の文化史》シリーズは
人間が歩んできた生活の営みを「もの」や自然との
かかわりにおいて掘り下げ、解説するシリーズ。

『染織』『襖』『瓦』『下駄』『箸』
『古着』『野良着』『看板』『絵師』
『筆』『絵馬』『亀』『蛙』など、

短いワードによるタイトルが付けられています。
とても興味をそそりますネ。

ちなみにもっとも私が読みたい本は
山内昶さん著『もののけ』でした!

[営業ずっち☆]

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フランス帰り

2010年10月20日 水曜日

ムサビのパリ賞受賞による一年間のパリ滞在をおえて帰国したカメラマンの三本松淳(さんぼんまつ じゅん)さんが、久しぶりに出版局に遊びにきてくれました。

三本松さん

三本松さん


かわいいお菓子とお茶をお土産にいただきました

かわいいお菓子とお茶をお土産にいただきました


渡仏前より少々ふっくらとして、とても元気そうで何より。滞在中のお話をいろいろと聞かせていただいたり、パリを拠点に各国各地をまわられた際に北欧の極寒の地で撮影された作品を拝見したりしました。パリの街はスナップショットがあまり得意でないはずの自分が撮っても絵になってしまうから嫌であまり撮らなかったというお話は、なるほどそういうものかと思いましたね。

自分では「何もしなかった一年」とおっしゃっていましたが、なかなか充実した時間を過ごされた様子で、その体験がどう反映されるのか今後の活動に期待大です。まずは、撮りためた作品で個展ができたらよいなあ、とのこと。開催を楽しみに待ちたいと思います。

三本松さんのこれまでの仕事はこちらで見ることができます。吉祥寺からもほど近い久我山に事務所兼自宅を構え(今日も歩いてご来局とのこと)日本での活動をスタートさせた三本松さん。「何でも撮りますよっ!」と張りきっていますで、興味のある方、カメラマンをお捜しの方は是非連絡をとってみてください。

出版局の仕事も、またよろしくお願いしまーす。
(編集:凹山人)

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見ねばわからん

2010年10月19日 火曜日

先日、水戸芸術館の「石元泰博写真展」に出かけた。
森山明子先生の『石元泰博 写真という思考』を読んで、
「シカゴ シカゴ」と「シブヤ シブヤ」の
オリジナルプリントを比較して見たいものだ、などと生意気な
ことを考えていた。
しかし、実際に会場で「ぎゃっ」と驚いたのは
「桂離宮」のシリーズでした。

いやぁ、驚いた・・・
最近、石元先生の『桂離宮』が復刻され、各紙が書評欄で
とりあげられるのを「いまさらどうして桂なんだろう」などと
思っていたが、いまさらも何も・・・素晴らしいからだ。
嗚呼、あたしゃあ何もわかってなかった。
石元先生、ごめんなさいごめんなさい。

磯崎新さんが「タウトよりも石元さんの『桂離宮』が、海外に
その存在を知らしめた」と云っておられたのを噛みしめる。
陳列されている一枚目は、ぬれた敷石、ぬれた苔。
庭そのものでもなく、建物でもない。
桂離宮への招待状のような一枚目は、匂いに満ちていた。
[編集:ハムコ]

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精興社さんへスキャナー見学記

2010年10月18日 月曜日

「精興社書体」で知られる、精興社さんのところへ、
先日スキャナー【ドイツ製非接触型スキャナー「CRUSE」】の
見学に行ってきました。

精興社さんは、これまで『デザイン学 思索のコンステレーション』『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』、写真集『黙示 ARAMATA Taku Photographas』などMAUPの企画モノや『武蔵野美術大学のあゆみ1929-2009』また教職系のテキストでお世話になっている印刷会社です。
印刷の立ち会いといえば朝霞工場へおじゃますることが多いのですが、この日は導入したスキャナーが設置されている神田事業所へ。

見学するほど、何がすごいかといえば
・非接触型スキャナーなので、凹凸モノがOK(厚さ150ミリまで!)
・大きいサイズOK(長さ1220ミり×幅90ミリ以内)
・紙はもちろんのこと、布や木材、革、石材のスキャンOK
ということでしょうか。

解説いただいた後に「何か持ってきてくだされば、テストスキャンしますよ」というおコトバに甘え、『デザイン学 思索のコンステレーション』と『ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー』を同時にスキャンしていただきました。

2冊スキャンするのに要した時間は4分弱

2冊スキャンするのに要した時間は4分弱


す、すごい! ヴァンヌーボというカバーの用紙の風合いがみごとに映し出されました!
これまで、この2冊の書影に悩んでいたので、ここぞとばかり「USBメモリを持参しているのですが、このスキャンデータをいただけないでしょうか?」とお願い!
おコトバに甘えすぎなのは重々承知なのですが、ここは真剣モードの呑猫、ちゃっかり貴重データをゲットしました。

次回の「図書目録」、きれいな画像データになります。
どうぞご期待ください!
(というか、ホントは武蔵野美術大学の先生方の作品をデジタルアーカイブするなど有効利用できるといいのですが……。)

おまけ画像:本物のドアみたいですが、スキャンデータをプリントしたもの。オモシロイ!

おまけ画像:本物のドアみたいですが、スキャンデータをプリントしたもの。オモシロイ!

[制作:呑猫]