2011年12月 のアーカイブ

冬のバラ

2011年12月13日 火曜日

遮眼帯をかけた馬なみに、ここしばらく暮らしてます。いい歳なのに、馬なみって…。第4コーナーを駆け抜けてゆく馬は胸躍るほどに美しいですが、人が馬並みって、美しくはないな。

冬のバラが咲いてます。


今の家に引っ越したとき、引っ越し祝いに何がいい?と聞かれ、物干竿が欲しいと言った私。物干竿って…、もう少し別の物はないのかねと叱られ、じゃあ、つるバラをくださいと答え、そしてつるバラのなかでも名花といわれているらしい「つるフラウ・ドルシュキ」がやってきた。写真はドルシュキではなくてピエール・ド・ロンサール。
以来ほぼ10年。調子にのってつるバラをどんどん植えて、とんでもない状況に陥りつつあります。夏になると茨姫のお城なみにすごいよ。言い過ぎだけど。

例年よりたくさん咲いて、色も濃い。暖かかったせいなのか、なんなのか。まぁ、今年の春はバラどころではなかったので、冬のバラでも堪能してごらんということならうれしいかな。

それでもバラは咲くのか、と複雑な思いで見上げた今年の春。植物の生命力は凄い。なにがあっても花は咲く。来年の春も再来年の春も。ずっとずっと。人が生きた跡を覆い尽くすほどに。

茨姫のお城は100年だったっけ?  そこまでいかなくとも、少なくとも泥棒避けにはなってるね。

編集:t:eeh

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雲のゆくえ

2011年12月12日 月曜日

cloudと呼ばれる、ネットワークのサービスがさかんにうたわれている。先週末、弊社にも営業電話が。ざっくりと理解はしている。でも、その前にやるべきことが山積み。なんでもかんでもただ保管しておけばいいわけでない。

雲のゆくえはわからない。やはり、シンプルが一番。私は関わらないだろうけれど、『武蔵野美術大学100周年史』を制作する人のために、入稿データをシンプルなテキストの形でも保存しておこう、と誓った週末……。

 

[制作:呑猫]

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「energy ムサビ助手展」

2011年12月9日 金曜日

今朝は雪(霙かな)が降ったりしてどうなることかと思いましたが、午後からはすっかり晴れ渡り、今はキレイな月が出ています。そして、寒い。

現在、鷹の台校の美術館では「energy ムサビ助手展」が開催されています。文字通り、ムサビの助手さんたちが、日頃の制作・研究の成果を発表する展覧会。

わたしも元ムサビ助手のひとりですが、わたしの場合は、特に学生に自分のやっていることを知ってほしいと思いながら出展していたように思います。だから、なおさらはずかしい作品は並べられない。当時は年明けに開催するのが恒例だったため、年末年始、クリスマスや正月返上で気合いをいれて準備をしていました。

日頃、授業の運営などで忙しくしている助手さんたちが、私はこんなことをやっている人間です! と本来の姿を世に知らしめる機会のひとつがこの展示。新しくなった美術館のきれいな空間に、さまざまな分野の作品や研究発表が一同に介しています。

今年は、2期に分かれていて、1期の展示は明日まで(紹介が遅かったなぁ)。12日からは一部展示替えがあるそうです。

是非、足をお運びください。杉浦康平展がお目当ての方もお見逃しなく。

 

(編集:凹山人)

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長谷川町子さんの絵が表紙の…

2011年12月8日 木曜日

大学出版部協会の仲間の
東京大学出版会さんが『矢内原忠雄』を刊行されました。

うむ、この表紙の絵は!
すぐにわかりました。
漫画家の長谷川町子さんです。
『サザエさんうちあけ話』の中の
ひとコマと察しました。

たしか長谷川町子さんはクリスチャンで、
そのお話の中で、東大総長の矢内原さんがでてきたような。
とてもまじめながらどこかしら
チャーミングなオジサマだったような。
もちろん、意識して読んでいなかったのですが、
ああ、あの人か!と。
漫画の影響力ってすごいですね。

私は『サザエさん』が好きで、
子どもの頃からずっと慣れ親しんでいます。
全68巻(多分)のうち、
四コマ漫画の最初のひとコマ読めば
オチが分かります。
そのくらい繰り返し読んでいます。

漫画にでてくるファッションや、
生活小道具など、当時の風俗を見ていると楽しいですし、
政治のことや、大人の関係性など、
子どもの頃に意味がわからなかったことが、
この年になって分かることがあり、
毎度、新鮮に感じるのです。

東京・世田谷の桜新町にある
長谷川町子美術館は何度か訪れています。

そこにあるキャラクターグッズが
とてもかわいい〜。
大人買いしてしまいます。
(自宅にはもっと沢山あります)

そんな長谷川町子さんの絵が
表紙に使われている『矢内原忠雄』の刊行記念対談が
12月11日(日)に東京堂書店さんで開催されます。
大学出版部協会連続フェアの最後を飾るこのイベントです。
ご興味のある方はぜひご参加ください。

矢内原忠雄の肖像

講師は川中子義勝さん(東京大学教養学部教授)と辻井喬さん(詩人・作家)です。

【イベント詳細】
●会場:東京堂書店神田神保町本店   6F
●日時:12月11日(日) 14:30~
●講師:川中子義勝(東京大学教養学部教授),辻井喬(詩人・作家)
●入場料:500円(要予約)
●受付:東京堂書店神田神保町本店に電話(03-3291-5181)または
メール(shoten◆tokyodo-web.co.jp)にてお名前・電話番号・参加人数をお知らせください.
イベント当日と前日は,お電話にてお問い合わせください.
※メールアドレスは「◆」を「@」にしてください.

●開催者:東京大学出版会+東京堂書店

※詳細は東京堂書店のブログ  をご参考ください.
※現在,東京堂書店神田神保町本店では東京大学出版会フェアも開催中です!

[営業ずっち☆]

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永遠に未完成

2011年12月7日 水曜日

webという媒体が登場した時、とても嬉しかったものだ。記述が「あ! 間違っていた」という時に、さりげなく直せる。印刷媒体はこうはいかない。

しかし、webは常につくっては壊し、つくっては壊し……の繰り返し、なんだか永遠に「完成!」がないのだなあとしみじみ。

今秋にwebを大幅リニューアルして、ページ数が増えたため、1冊新刊を加えると修正が必要なページがたくさんになってしまった。早く情報をupしたい!という気持ちとの追いかけっこのなか、CMS機能を用いてtopicsを昨日更新しています。ご注目くださいませ。

 

[制作:呑猫]

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門出

2011年12月6日 火曜日

MAU GOODS•スケッチブックに、新色が出ました!

レッドとグレーの定番色に加え、手前の‘ミッドナイトブルー’が新登場です。

スケッチブック三兄弟(勝手に命名)。

スケッチブックが三兄弟なら、ピロイ家は三姉妹なのですが…

この度、結婚することになりまして…。
妹(でもあり、親友でもあり、ライバルでもあり、ソウルメイトなのですが。
週末、新潟に帰り、結納をしました。

どうやら私、笑いも止まらないけど、涙も止まらない構造らしいです。
涙が一粒ボトって落ちたら、それが呼び水かのようにとめどもなく涙が溢れ出してしまって。

なんでかな…。あんなに泣いたの、久しぶりでした。嬉しいの半分と、なんだか得体の知れない寂しさ半分と…
姉の結婚の時もこんなに泣かなかったのに。むしろ、くすぐったい感じが全身を走って、ずっと笑ってた気がする。
そんな私の号泣ぶりを見て、せっかくきれいにお化粧して振り袖着せてもらった妹も、涙がぼとぼと落ち始めて…
嫁ぎ先は都内で近いですし、まだ半年は一緒に暮らすのですが…なんであんなに泣いたんだろ、二人して。
うまく言葉にできません。
旦那さんになるKくんは、父に挨拶するのと同じくらいな勢いで、私に言葉をくれました。大丈夫なのに…思いのほか泣いてしまって気を使わせてしまいました。ごめんなさい。
今年、笑ったり泣いたり…忙しいな。
スケッチブック新色デビューと共に、お嫁にいきます。私の妹。
〈おまけのコーナー〉
吉祥寺校2号館4階にて。
製本の授業で使ったのでしょうか…あまりにもかわいくて撮影してしまいました。

[総務:ピロイ]

 

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この季節のドキドキについて

2011年12月5日 月曜日

ドキドキするといってもスウィートな話じゃなくてね。

胸の奥で密かに重い動悸がするような、そんなシビアな胸の高鳴りもあるという話である。この時期、そろそろ外部校正に向けてのラストスパートの季節です。これがほんとの最大難関で、これさえ超えれば後は入稿、色稿一直線である。

すんなりと左団扇で入稿できるか、七転八倒して入稿するか、すべては外部校正の赤字にかかっているわけです。ここんとこ、わりとすんなりクリアできていました。今回はどうなるか…。不安だ。

同時にスタッフによる内部校正も進行する。内から外から校正の神の赤字が情け容赦なく降り注ぐ、かもしれない。校正者は神なので。今から腹を括っておきます。

同じ赤でもこれは麗しい晩秋の紅葉。11月26日京都の永観堂。

おそらく今年最後の見頃。夕日に映える紅葉はお見事でした。紅、金赤、朱色、金色、黄色の極彩色。携帯なのが残念です。それにしてもすごい人でした。

永観堂は建築も庭も素晴らしいのですが、一番有名なのは「みかえり阿弥陀」かな。修行する永観律師の前を歩き、くるりと振り返って「永観おそし」と言ったというお話があるのです。子どもの頃は「渋いお寺だ」と思っていて、その良さがもうひとつわからなかったけれど、歳をとった今ならわかる。永観堂はいい。

たとえば、人の少ない夏の午前にシーンとした長い廊下をぐるぐると巡り、その度に異なる庭を眺め「こんな家に住みたいもんだ」と妄想し、最後に本堂で待つ「みかえり阿弥陀」に出会う。するとドキドキ、胸が熱くなったりするわけです。

いまはすっかりメジャーになってしまったようなので、人がほとんどいない時期なんてあるのかな。

赤とドキドキ繋がりで、強引にまとめてみました。外部校正と永観堂。

編集:t:eeh

 

 

 

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『ラジオの歴史』法政大学出版局

2011年12月2日 金曜日

A5判上製、本文359頁、図版457点、索引と文献資料31頁。

サブタイトルは「工作の〈文化〉と電子工業のあゆみ」

ずしり、思い本、いや、重い本である。

 

著者のお名前、高橋雄造先生よりも、その内容よりも先に

本の仕様を書いてしまったのは、この本の組版を担当された

秋田公士さんのことを書きたいからだ。

秋田さんは法政大学出版局の編集者。定年退職により

勇退されたのだが、未だこのような大著を世に出すお仕事を

続けておられる。

秋田さんがすごいのは、編集者としての力量プラス、

いちはやくDTPを取り入れたこと。

しかも、「なぜDTP?」と問われると、迷わず

「好きだから、面白いから!」とお答えになるところだ。

(このアマチュア精神こそが、「ラジオの歴史」すなわち

「ラジオ少年」への思いに通じている)

 

最初は広告作りの版下だけ、それがチラシ、パンフ、

やがて本の目次だけ、索引だけ・・・

「こっそり」組んでいたという!

そう、目次の組版はとても難しい。

オペレータに言葉(赤ペン)で伝えるより自分で組みたい!

・・・わかるなぁ。

 

秋田さんは「オペレータに言葉(赤ペン)で伝える」作業が

不要になることこそDTP最大のメリットと書かれた。

え? どこに書いてあるかって?

いま大学出版部協会の編集部会でつくっている

「編集マニュアル」に書いてあります。

この貴重なマニュアルが非公開なのはもったいないけれど。

[編集:ハムコ]

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12月1日に思うこと

2011年12月1日 木曜日

ここ何回か同じ入りですが、今日は寒いですね。本当に寒い。

12月ですから、あたりまえですが。

しかし、寒さより12月になってしまったことの方がこたえるなぁ。

 

現在、色校正というか画像補正の指示をどう書き表すかで唸っております。

色だけならまだしも、わけあって線、点、面等々画像のすべての要素についてどうにかしてもらおうということなので、どういう赤字なら現場の方に伝わるのか、いつもの色校正以上に悩みます。

色校正は何度もやってきましたが、MAUPの刊行物は美術作品を扱うことも多く毎回難しさを実感します。

部分にこだわればそこだけに力を入れられる気がする、自分ではしっくりくる言い回しに思えても相手には伝わらないかもしれない、といろいろと心配。

結局、図版の数だけくどくどと書き込んでしまったりして。

かえってわかりにくいんですよね、そういうのって。

 

シンプルで的確な指示が書ける日はいつか来るのか。

ま、それはわかりませんが、相手に伝わることを祈りつつ、毎回丁寧に書くことを心がけようと思う今日このごろです。

 

(編集:凹山人)

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