2015年6月 のアーカイブ

日本古典芸能史の面白さ・散楽1

2015年6月30日 火曜日

じっとりとした梅雨らしい天気です。こういう日は嫌いじゃございません。曇り空の下、青い花、白い花、赤い花がいわくありげに咲いてます。

伎楽・舞楽とともに渡来したとされる芸能のひとつに散楽があります。その源流はいまの中央アジア、イラン(ペルシャ)、ローマあたりにもとめられ、荘重な音楽に対するくだけた娯楽・俗楽と位置づけられていたとか。いまで言う曲芸や手品も含まれていたんですね。

散楽には 1.真似や笑いの芸 2.踊り 3.曲芸・軽業 4.奇術・幻術 5.傀儡子 とあり、で、その3.曲芸・軽業は?というと、

曲芸的なものは、跳丸(ちょうがん)、弄玉(ろうぎょく)、刀玉(とうぎょく)、弄槍(ろうそう)擲剣(てきけん)。これらはボール投げやナイフ投げの芸にあたります。文字を見ればなんとなくわかる。
軽業的なものは、透梯(とうてい)、縁竿(えんかん)、高垣(こうえん)、走索(そうさく)。
これらは梯子乗りとか竿登り、綱渡りにあたるそうです。走索は文字どおり索(綱とか網)の上を走るわけか。こわい…。

蹴毬(しゅうきゅう)、蹴瓶(しゅうへい)は玉や瓶を回す。瓶を蹴ったら危ないだろう、と思ったのですが、回すわけです。

三童重立(さんどうじゅうりつ)、抑肩倒立(よっけんとうりつ)はアクロバットですね。いまの組体操みたいなもの? 抑肩倒立は肩の上に逆立ちした人が乗るんだね、きっと。

一足、高足は横木のついた高い棒に乗って見せる芸。子どもの頃のお祭りの獅子舞はかなり高いところに渡した2本の棒を足場に離れ業を見せてましたが、まさに曲芸でした。出初式の梯子乗りもありますしね。

ほかにもいまで言う猿回しとか犬の曲芸もあったそうで、漢字の意味からなんとなくイメージできるのも楽しいです。

このあたりは『日本古典芸能史』38〜39ページに載っております。どうぞよろしく。
編集:t:eeh

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夏野菜

2015年6月29日 月曜日

今年初。蚊に刺されました。一気に3ヶ所。
地味にイラッとする(笑)
そんな時季に入ったのでしょうか…

呑猫さんの地元よりお野菜を、MAUP一同いただきました。
IMG_0735

瑞々しいですっ!
毎年、本当にありがとうございます!!!
毎年こうやっていただくお野菜で、どれほどパワーをいただいてきたか…
何度暑い夏を乗り切ってきたことか…

今年の夏も、お野菜とお気持ちをたっぷり吸収し、力にさせていただきます。
ありがとうございました。

[総務:ピロイ]

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回収

2015年6月26日 金曜日

出版社で「回収」というと、不穏なムードですが、
昨日の「回収」は、私にとっては待ちに待ったもの。
社内サーバの入れ替え作業の流れで、もはや使えないパソコンを一気に処分しようとPCリサイクルセンターに回収してもらいました。

あえて台数は述べませんが、一気というからには、複数あってかなりの場所ふさぎ。
それらがなくなると、どんどん気になるいらないもの。片付けのウエーブがやってきたようです。

あ、この状況って5年前の夏。
オリンピックは4年に一度ですが、大片付けしたくなるのは5年に一度なのでしょうか。

[制作:呑猫]

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2015東京国際ブックフェアへ出展します【武蔵野美術大学出版局】

2015年6月25日 木曜日

毎年、MAUP(武蔵野美術大学出版局)
参加させてもらっている東京国際ブックフェア
今年も大学出版部協会のブースで展開しています。

北は北海道大学出版会、南は九州大学出版会
30もの大学出版部(会・局)の
おすすめする書目、約2600冊が
東京国際ブックフェアに集結!
しかも!来場者の方にのみの特典でいつもより
お安く購入出来る特典割引がございます。

武蔵野美術大学出版局は、最新刊も含めた37タイトル。
たいへん珍しい!武蔵美グッズ15点が特別価格で販売。
ウチの今年の目玉は他にはナイ
ドボク・サミット』&Tシャツ( S or M )
特別格安セットです!

各大学出版部の目録も置いてますので、ぜひこの機会に
書目のチェックをお願いいたします!

また7/1と7/2にかけては
公共図書館様、大学図書館様のブックハンティングが行われますが、
ぜひ大学出版部協会のブースにお立ち寄りいただき、
MAUPの書籍(&ムサビグッズ)に注目いただければと願っています。

また大変ご好評いただいている大学出版部協会の
書架てぬぐいも500円で発売中。
500円は赤字覚悟の販売なんですよ〜。
専門書フェチの方、手ぬぐいフェチの方、
今年の色は今年だけの発売です!

心からみなさまのお越しをお待ちしています。

来場無料チケットはこちらへ

[営業ずっち☆]

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ぷかぷかと…

2015年6月24日 水曜日

校友のみなさま、ただ今お得なキャンペーン中!
ご注文受付け中です!
リピート注文OKですので、どんどんご注文ください ♪
みなさまにお届けしたくて、腕がパキパキ鳴ってます〜

今話題の、3Dラテアート。
(実際話題かわかりません…)
latteart

この写真だと若干わかりづらいですが、
クマさん、立体です。

ぷかぷか~~
(私のアタマの中かっ \(^^ ;)

もう全てを委ねたくなるような泡。。。
委ねてしまいましょう!

[総務:ピロイ]

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黙々と

2015年6月23日 火曜日

昨日は夏至で、今日から日がどんどん短くなるのかと思うと、毎年のことながら夏もまだ来ていないのにちょっと悲しくなる。そんな、今日この頃。
二年越しの担当日本画関連企画本。仮組みができあがり、ようやく形になってきた感じ。
呑猫の進行プランどおりにことが運べばよいのですが、この先どうなることやら。
まだまだ、越えなければいけない難所がいくつかあります。
それでも、まあ、頂上が見えてきたからには登るしかありません。
ハムコ担当本の完成など横目に見つつ、次は自分がと歩みを進めます。
幸い悪天候や噴火の心配はない登山ですから、黙々と、です。

もう少し具体的なことが語れるようになったら、またご報告したいと思います。

(編集:凹山人)

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図書新聞3212号に『眼と精神を読む』書評

2015年6月22日 月曜日

新見隆先生『キュレーターの極上芸術案内』が本日
納品されました。これから取次に申込みをしまして
読者の皆様に本屋さんでご覧いただけるのは
7月4日の予定です。
悪い癖だとは思いつつ、本を手に取ると
くるりとカバーを剥がして改めて本体を眺めてしまう。
「普通、そんなことはしない」と笑われるが、
この癖はどうにも直らない。
(ボケて字が読めなくなっても、やってしまいそう)
この本は、脱いでも凄い。

150622

腰巻き(帯)は、ゴールド。
はらりとほどくと、本体もゴールドと墨青の2色刷。
ジャケットをゴールドにしないところがいいでしょ。
(脱いでも2色って、なかなかないもんですよ)
うふふ。。。

下手な写真を撮っていたら『図書新聞3212号』が届き、
本郷均先生(東京電機大学)による書評、
富松保文先生『メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む』が
掲載されていると、ずっちが教えてくれた。
 メルロ=ポンティ晩年の重要な著作
 『眼と精神』の注解付き新訳

という大きな見出しの下には
 図版の工夫により読者もみずからの眼と精神の
 絡み合いを楽しめる

と小見出しがつづく。
おほほほ。
この図版を取りそろえるのは、けっこう大変でしたわ。
(そして、組版もね)
そのあたりを著者が「訳者あとがき」に、
「筆舌尽くしがたい苦労」を編集者にかけた、
と書かれたので、原稿の段階で(謙遜して)
「そこまで苦労してないから、これは削りましょう」
とハムコ(担当編集者)が言ったら、
「筆舌尽くしがたい苦労をしたのは、俺だ!」
思わず爆笑。
なかなかレイアウトがきちっと決まらないのを
富松先生は苦々しく思っておられ・・・
でも「楽しめる」本になって良かったよかった。
[呑気な編集:ハムコ]

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好き + きっかけ × 縁 = 今

2015年6月19日 金曜日

偶然なのか必然なのか…
もうこの際なんでもいいのですが…

思えば子供の頃から、母をはじめムサビ出身者が周りにたくさんいました。
中学2,3年生の時の担任の先生も、ムサビの通信のご出身でした。
N先生。

なんでかなんてわかりません。神様の意図など知らないけど、導かれる。縁が、つくられる。

思春期の多感な時期に、どんな先生と縁があったか…って、結構その後の人生に影響大だと思いますが…

私は、N先生で本当によかったです。
その出会いは、結構大きめなターニングポイントだった気がします。
あの時期に、自分を、あるいは人を認識していく過程で、かなり大切な要素を、教えていただいた気がします。
美術の先生ってだけじゃなく、N先生が担任の先生で、本当に良かった。
こんな大人がいるなら、大人になるの、楽しいかもな…と思いました。
‘中2’ってカンジ…。今思えばいろいろ笑える。反抗期に忠実だったな(笑)

高校生の時、デッサンや発想することの基本的な思想や思考を教えてくださったのはT美ご出身の先生でした。

N先生とT美ご出身の先生が教えてくださった共通のこと…
すごく、‘自分’とか‘個性’を大切にしなさいと…。人と違う気がしても。
同じくらい、人の‘個性’を大切にしなさいと…。

個人、個性がある為の(あるがゆえの、そうある為に)、ほかの人の個性、自分と違うことを認めること。…であるがゆえの調和とか、感謝とか。
「そんな難しい感じなこと、今、いろいろ混乱する時期に教えてくれるなよ…笑」とかって思いましたけど、
私には聞くべき言葉だったんだろうな。先生にとっては、言うべき言葉だったんだろうな。

結局私、ココ(ムサビ)に来たかったんだろうと思うんです。
周りのムサビ出身者が、なぜかみんな輝いて見えたから。

べつにムサビだから…とかっていうのではなく、自分の‘好き’に忠実に耳を傾けて、‘好き’を実行している姿がイキイキして見えるのは、どんな世界でもいえることで…
そういう人たちが、幸運にも周りにたくさんいてくれた…ということです。

終わり方がわからなくなってきました。何を言いたかったのかしら f^_^;)
…ちょうど今、校友のみなさまからご注文をいただいているキャンペーン中で、
なんかふと、自分がムサビに来たルーツを、思い出してたのかもしれません。

自分の‘好き’に真っ直ぐ向き合うと、不思議とそういう縁に、導かれますよね。
感謝しています。

[総務:ピロイ]

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『キュレーターの極上芸術案内』ボツの話

2015年6月18日 木曜日

7月上旬発売の新見隆先生『キュレーターの極上芸術案内』。

キュレーター(学芸員)がツアー・コンダクターとして

読者の皆様を10の都市へ、特別に御案内する趣向です。

「アート×フード×ミュージック×ブックス=ライフ(愛)」

という内容の、この1冊の本が完成するまでに

どれほどボツが出たことか・・・

「お時間に限りがありまして」という決まり文句は本の場合

「紙幅に限りがございまして」となる。

頁数なんて増やせばいいぢゃん、と思ってるでしょ?

いくらでも増やせますよ、でもね、四六判なら256頁!

(なぜなら最も経済的な紙どり=頁数だから)

「四六判256頁」という金科玉条を掲げなければ、

「アート&フード&ミュージック&ブックス=ライフ(愛)」

なんて膨大なお話が、ま・と・ま・る・わけがない。

結果的には、小さいけどアンコはみ出そうなどら焼き

「どっから食べる?」みたいになりました。

ニューヨーク、東京、パリ、京都、ウィーン、大分

・・・都市名を冠した中に〈どこにもない街〉という

タイトルが、初校には存在していた。。。

それは田中希代子というピアニストと、

岡崎京子の作品世界をめぐる「疾駆する神/夏の時間」に

ついての一考察で、他の節とはちょっとちがった

乾いた文体の、魅力的な一節でした。

しかし、初校を見た著者からこんなメールがきた。

「何で、アートと食が合体されて語られてるのか、

 何故、こうやって、芸術と町を結びつけるのかが実感で

 湧いてこない。」

ええっ???「すべて編集者に任せる」と豪語した著者から、

いまさらこんなメールが来るなんて、どういうこと???

「それらを、根元的に統べるのが、結局僕のルーツである、

 〈尾道〉じゃないか、と思った。」とのこと。

そう、初校に〈尾道〉はない。あえて入れなかったのだ。

うーん、しかしどうしても〈尾道〉をいれるなら仕方ない、

泣く泣く〈どこにもない街〉がボツとなった次第。

(なにしろ絶対「四六判256頁」なのだから)

1冊の本ができるまでには、その後ろに「惜しい」

と言いつつ収録されない文章が、じつはたくさんある。

「極上芸術案内」は、日本編と海外編の二分冊に

しようかと本気で考えたくらいだから。

馬面さんの装幀案も、こ〜んなヴァリエーションから

たった1点が選ばれて世に出るのでした。

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[編集:ハムコ]

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そんな季節です

2015年6月17日 水曜日

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不意に到来。

明後日は、桜桃忌ですか。

そんな季節です。

(編集:凹山人)

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