2017年1月 のアーカイブ

或夜一献の有りけるに

2017年1月17日 火曜日

・・・というお噺では、呑めや唄えやの大宴会、
よくよく見れば魑魅魍魎が舞い踊り、
これは不吉な予兆と恐れおののくのですが、
21世紀の小さなマンションには、残念ながら
陽気な天狗もサンタさんもやってこず、
「元気にしてる〜?」とラインがくれば、
こんな写真を返事代わりに送っています。

170117

今年の秋には、イサム・ノグチ本の刊行が控えている
ので、周辺資料を読みあさるなう。
イサム・ノグチはとても「移動」の多い人なので、
いつごろどこにいたのかをまず把握しておかないと、
全体像がつかみづらい。
これは本の構成にも大いにかかわってきます。
周辺資料を読むことは、編集者の仕事の一環ながら
「余興」のつもりでいないと苦しくなるので、
楽しく読めるものは、おうちでビールのお伴に
しています(著者のセンセイ、すみません)

これを読んでいたら、1944年にノグチは
マーサ・グレアム「アパラチアの春」の舞台装置を担当。
その舞台は、ロッキングチェアと数本の木だけの
シンプルなもので、彼はシェーカーのイメージから
舞台をデザインしたとあったので
「ねぇねぇ、知ってた?」
とシェーカー家具の研究者にさっそく連絡。
「ええっ、知らない!」

そして調べてみると、いまやYou Tubeで
「アパラチアの春」が見られるんですね。すごいねぇ。
モダン・ダンスと思っていたマーサ・グレアムも、
もはや立派な古典だなぁ。
思わぬところで思わぬものに遭遇し驚嘆する「余興」
やめられません。
[編集:ハムコ]

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いよいよです

2017年1月16日 月曜日

東京地方、今朝がこの冬最も寒かったように思います。
数値的にはどうなのかわかりませんが、身体がそう感じました。

そんな中、個人的には教科書づくりが大詰めですが、大詰めと言えば、美大最大のイベントである「卒業・修了制作展」が今週木曜日から開催されるということは、今日から水曜日にかけて、学部4年、大学院修士2年の皆さんは、制作・展示作業に講評と、本当に大変な時期を迎えています。
もう風邪がどうこう言っている場合ではないですね。
最後は気力で頑張ってください!

そんな皆さんの大学生活の集大成とも言うべき作品や発表を、是非ご覧ください。

デザインは、小栁萌生さん(デザイン情報学科3年)

デザインは、小栁萌生さん(デザイン情報学科3年)

「平成28年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」
開催期間:2017年1月19日(木)— 1月22日(日)
開催時間:9:00―17:00
会場:  武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス

詳細はこちら →「特設サイト」

学生団体「ムサビ学制広報局」によるツアーも開催されるようです。
「卒業制作展ツアー(ムサビューvol. 4)」
開催日時:2017年1月21日(土)
     13:00―14:00
集合場所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 12号館 8F 第1会議室(開場:12:30― )

詳細はこちら → 「卒業制作展ツアー」

この調子だとこの週末に掛けても寒さは続きそう。
小平は都心より確実に気温が低いので、暖かくしてお越しください。

あとは、会期中、雪が降ったりしませんように。

(編集:凹山人)

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東大・藝大・ムサビのための芸術書の話〜ムサビ日記

2017年1月13日 金曜日

現在、MAUPツイッター上で案内しています
●「東大生のためアートブックフェア
(東大生協駒場さん〜2月末予定)

●「藝大生のためのアートブックフェア
(芸大生協美校店さん〜2/20)。

どちらも美術書出版会の合同フェアですが、
おかげさまで同時期で開催。
好評をいただいています。
すでにご購入の皆様に大感謝です!

しかし、
東大と藝大。

なんだか両極端なようで共通点がありそうな
なさそうな大学でのフェアを開催できること、
心から嬉しく思います。

昨年秋にはMAUPの母校、
武蔵野美術大学内の世界堂でも開催。
このフェアで、本離れと歎かけられてる若者たち・・・。
そんなこたあ、ない!
やはり若者だって本を愛している‼︎
ことをムサビで実感でき、東大、藝大いろいろな場所で、
開催を展開していただいてる次第です。

刊行内容にもよりますが、美術書出版会の
担当者が、それぞれの大学に合わせた本を考え、
その大学生に読んでいただきたい
考えつくし、セレクトした本を紹介しています。
なので、その違いを各場所でお楽しみいただけます。

東大フェアでは、ムサビのフェアでお世話になった
武蔵野美術大学・油絵学科版画専攻の佳帆さんに切り絵作品を
ご協力いただき、フェアポスターに使わせていただいています。
ほんとは、ポスターの素材作品はを
東大生にみて貰いたかった‼︎ そのぐらい
素敵で繊細で魅力的な切り絵作品なんです。

ぜひ駒場、上野へお越しくださいね。

そして大評判になっています、
二宮敦人さん著『最後の秘境 東京藝大』をお読みの皆様、
どうぞ弊社刊行の『ムサビ日記』でも、
リアルな美大の日常を体験してくださいね!
[営業ずっち☆]

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重版出来

2017年1月11日 水曜日

年末に向井周太郎先生の『デザイン学 思索のコンステレーション』の3刷が完成!
昨日は、荒井経先生の『日本画と材料 近代に創られた伝統』を重版(2刷)することが決定しました!!  
教科書と違う後ろだてのない独自企画が、重版されるのは本当に嬉しいです。

重版の喜びは、書籍だけにあらず、チラシもしかり。
12月に美術書出版会(Art and Design Book Club)で大学生協・研究室向けに作成した「推奨品カタログ」も重版決定。
精鋭営業部隊が、新年のごあいさつで大口配布先を獲得してのこと。
本日入稿! いたしました。この「推奨品カタログ」が多くの方の心に響き、収録の書籍をご注文いただけますように!

撮影:営業・ずっち☆

撮影:営業・ずっち☆

[制作:呑猫]

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商売繁盛で笹もってこい

2017年1月10日 火曜日

お正月からこっち、1月7日に松がとれ、七草粥、鏡開き、そして本日、十日戎です。
関西では「えべっさん」と呼ばれ、そりゃもう大騒ぎです。

子どもの頃の記憶なので曖昧ですが、
神社界隈に市が立ち、古い笹飾りを奉納し、新しい笹飾りを買うのですが、前年より大きいのでなくちゃという縁起を担ぎます。

人出はすごいし、あっちでもこっちでも「商売繁盛で笹もってこい」という謡のような大声が飛び交うし。こちらで言う酉の市みたいなもの?(酉の市は行ったことないのでよくわからない)。

いよいよ正月気分から抜け出て、商売に励めよという号砲みたいなもんですね。

もちろんだとも。

抱えている教科書はもちろんのこと企画ものが、いよいよ地響きを立てて動き出しそうで身が引き締まるというより、t:eehはドキドキしとります。おバカなことをしでかさずに、ちゃんと進めていけますように。

白梅の蕾みがほどけ、十日戎の今日、一輪咲きました。
こちらは可憐な号砲かな。
KIMG0356a

編集:t:eeh

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あけましておめでとうございます

2017年1月6日 金曜日

あけましておめでとうございます。
年末年始は閉じこもって原稿書きです。編集スタッフからは制作するよう取り締まられ役とよばれています。なんとか松の内に間に合いました。

20170106

ちょうど最後の原稿にいれた挿絵です。お正月っぽいので、掲載します。用紙事情が悪い1944年刷の国民学校初等科の修身教科書『ヨイコドモ』の一節です。衛星画像と浮世絵的誇張表現の間を行く不思議な図像が、なんとなく不安定感を誘います。
人間おごってはいけません。お正月の教訓にしたいです。ことしもこつこつがんばりましょう。

そんなわけで、ことしもよい本が出せますように。今年もよい企画がそろっています。著者の皆様、編集者の皆様どうかがんばってください。読者の皆様、楽しみに。

〔ケロT取締役〕

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遅ればせながら新年のご挨拶を申し上げます

2017年1月5日 木曜日

あけましておめでとうございます。
年末年始、皆さまはいかがお過ごしでしたか?
「主婦に休みはない」
「ずっと原稿を書いておった!」などなど、
ムッとしたお声も聞こえてまいりますが・・・

年末、ある研究者と話をしていて、
その舞台は19世紀末から20世紀初頭のアメリカ。
「ローラ・インガルス・ワイルダーって知ってる?
 え?知らないの? この時代やるなら必読書でしょ」
と思わず言ってしまった。
若い研究者に無責任なことを言ってしまったのかも、
と反省して、小学生時代の愛読書『大きな森の小さな家』
を引っぱりだしてきたら、もう止まらない止まらない。

40数年ぶりにひらいても、福音館の函入りハードカバーは、
スピン(しおり)の色こそ褪めてはいるが、
どこにも古くささはなく瞬く間に四巻読了。
つづきは岩波少年少女文庫、現在では六冊あるらしい。
手元には変色した四冊しかないが、これも読破。
欠落している巻をさっそく購入。
さらには娘ローズに宛てた書簡集もあるとわかって
クリック(オトナ買い)

小学生ハムコは公民館の「子ども文庫」で借りて読み、
つづきものを読む楽しさを初めて味わい、
中学生になってから、やっぱり欲しくなって、お年玉で
福音館から出ていた五巻をえいっと一気に買ったのでした。
すでに読んだ本を買うことに「大人になった感」を得て、
ものすごく満足したのを思い出しました。
公民館の本には函がなく、自分の本を函から出して読む、
そのことも嬉しかったなぁ。
函に顔を埋めるようにして匂いをかいでいたっけ。
小さかったハムコよ、その後、あんたは
「函入りの本は、なかなかつくれないからねぇ」なんて
つぶやきながら、相変わらず本を後生大事に抱えているよ。
・・・と感慨にふけっているうちに、年が明けました。

皆さま、本年もご指導ご鞭撻の程を、ご愛顧を
何卒よろしくお願い申し上げます。
[編集:ハムコ]

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