2017-03

イベントのお知らせ

ゆく年度くる年度

東京地方、今朝は晴れて暖かいですね。ただ日によって気温の上下動が大きいので、まだ油断はできませんが、木々も芽吹きはじめていたりして、確実に春が近づいています。明後日は、ムサビの卒業式。珍しく土曜日です。卒業生のご家族の方は、平日より出席しやすいでしょうね。今のところ雨の心配はないようで、何よりです。卒業式が終われば、あっという間に新年度。何気なくのぞいたムサビ美術館のサイトには、新年度の展覧会スケジュールが掲載されていました。(武蔵野美術大学美術館2017年度展覧会スケジュール→こちら)MAUPも大変お世話になっている先生方の退任記念展が目につきます。ここ数年、毎年のことになっていますが、いよ...
ひとりごと

ひたる日

先週末、約半年以上ぶりに故郷、新潟に帰省しました。甥っ子が生まれて。こんなことでもないと、めっきり帰らなくなってしまいました。昨年、帰省数より渡韓数の方がはるかに上回っている。。。(笑)で、しばらく帰らない間に、こんなお土産が登場していて、思わずMAUPのお土産にしました。(なぜかMAUP感を感じてw)話し変わって、お仕事では先日、著者の先生方に、一斉にお手紙をお出しする機会があり、中にはもちろん、私が学生の時に教わった先生方、教わってはいないけど、お世話になった先生方もいらっしゃり…。お仕事とは関係なしに、「元気?」「変わりない?」などなど、いろいろご連絡を頂戴いたしました。先生方のご近況も...
日常の業務

1週間経過

ドキドキ進行のドキドキ納品から1週間経過。さらに、2月末納品の新刊から2週間経とうとしています。献本した著者や関係者から電話があると「!」な状態に。トラブルや誤りが発覚して、すぐさま正誤表をつくるなどなど何かしらの対処が必要か否かという内容かと気持ちが落ち着きません。今のところは、大丈夫です。そして本日、取次納品。今度は読者の方から驚きの指摘がないことを祈りつつ……。そして、たくさんの読者の方に出会ってもらえますように!となんだか念じてばかりの毎日です。[制作:呑猫]
刊行・販売案内

2017年3月中旬発売『工芸の教育』大坪圭輔著

[3月発売書籍のご案内]大坪圭輔著『工芸の教育』を刊行いたします。書店発売は3月17日です。大坪圭輔/著A5判並製 336頁定価:2,400円+税ISBN978-4-86463-058-0初版発行年月:2017年04月詳細ページはこちらどうぞよろしくお願い申し上げます。
イベントのお知らせ

通信教育課程 卒業制作展

明日で東日本大震災からちょうど6年。毎年この展覧会がめぐってくると、6年前のこの時期のことがよりはっきりと思い返されます。先月、会期が近づいたらあらためてご紹介なんて言っていたら、あっという間に時が経ってしまいました。明日から4日間の開催です。「2016(平成28)年度武蔵野美術大学造形学部通信教育課程卒業制作展」会期:2017(平成29)年3月11日(土)~3月14日(火)時間:10:00~16:00場所:武蔵野美術大学鷹の台キャンパス詳しくは→こちら 卒業式前の、学内最後の大イベント。通学生とは違い、4年とは限らず、それぞれが何年もかけてここに辿り着いた、正に集大成です。寒さもだいぶ和らい...
いぬ・ねこ・かえる

3.11とアートと私たち

もうすぐ発売の『現代アート10講』では、10人の著者がそれぞれの専門分野の現代アートを講義する形式をとっている。巻頭は田中正之先生「美術品とそうでないもの」。モノクロ写真と馬鹿にするなかれ。FM印刷という細かい粒子で再現されているのだ。最初に登場するのは、ジェフ・クーンズのこれ。「掃除機の売り場?」と思った人、正解!(正解ではないけど、そう思うのは当然ってこと)「これって美術なの?」という疑問から扉はひらく。そして10番目、最後の講義は蔵屋美香先生の「ポスト3.11の美術」。6年前の東日本大震災以降、「アートは何ができるか」という問いかけが多くなされた。それぞれの分野が、自分たちの専門を主語に...
いぬ・ねこ・かえる

シュールだね 3

「東風になるね、ワトスン君」「そんなことはなかろう。ひどく暖かいもの」1917年9月のストランド誌に発表されたシャーロック・ホームズ譚「最後の挨拶」の、末尾近くのホームズとワトスンの会話です。延原謙訳の新潮文庫を引いてます。ドイツのスパイ、フォン・ボルクを出し抜いてホームズがイギリスに多大な貢献をするというお話ですが、時まさに第一次世界大戦の最中というか終末。作者ドイルは、ドイツとの戦いで息子を亡くしていたこともあり、こういうお話で長く続いたホームズ譚を締め括ったのかな、という気もします。初めて読んだのが中学生のときで、東風がなぜイギリスにとって辛く厳しい風になるのかわからなかったのですが、大...
ひとりごと

勝手にリンクなはなし…

できたてほやほやの、『山崎博計画と偶然』展カタログを拝見しました。今見たことが、偶然なのか必然なのか計画なのか…こんだけ話題になってる映画『君の名は。』を、やっと、つい1週間ほど前に見たのですが…ある友人は、「…えっ?今?2017年に入って?」(笑)って、ちょっと時間の(ブームの)ズレにびっくりしてたけど。そんなタイミングで出来た『山崎博計画と偶然』展カタログ。そんなタイミングで見た『君の名は。』。勝手に自分内でリンクしてしまうだけの話しなのですが。「時間と光」というエッセンスによって捉えられた写真が、『君の名は。』のその世界観や風景と、自分の中で‘勝手に’リンクする場面が多々あり…ほんとに少...
刊行・販売案内

『山崎博 計画と偶然』

完成しました! 『山崎博計画と偶然』展公式カタログ!!展覧会は明日、3月7日にスタート。JR恵比寿駅から会場の東京都写真美術館に向かう途中には、どーんと案内看板も出ています。ぜひ、お運びくださいませ。広がりのある時間や空間を切り取った〈写真〉がせまってきますよ!カタログもオリジナルを鑑賞した後で、ページをめくれば余韻にひたれること間違いなしの仕上がりになっています。寄稿文もまたよいので、ぜひに![制作:呑猫]
日常の業務

シュールだね 2

シュルレアリスムが生まれた19世紀初頭はヨーロパ社会が大きく変わっていく時代であって、どれほど悲惨で、かつ面白い時代でもあったか、と前回のブー当番で書きました。新しい思想や芸術運動が生まれ、それが、いま私たちが見ている「世界」に繋がっているわけなので、そういう意味では「面白い」といってもいいのかもしれないです。だけど、1914〜1918年に第一次世界大戦があり、1917年にロシア革命が起こりファシズムが台頭し、ドイツがいろいろと大変なことになり、スペイン内乱、第二次世界大戦の予兆と、市井の人々にとっては極めて悲惨な時代でした。アインシュタインの相対性理論の発表が1915年、翌1916年にスイス...