2017年3月 のアーカイブ

ゆく年度くる年度

2017年3月16日 木曜日

東京地方、今朝は晴れて暖かいですね。
ただ日によって気温の上下動が大きいので、まだ油断はできませんが、木々も芽吹きはじめていたりして、確実に春が近づいています。

明後日は、ムサビの卒業式。珍しく土曜日です。
卒業生のご家族の方は、平日より出席しやすいでしょうね。
今のところ雨の心配はないようで、何よりです。

卒業式が終われば、あっという間に新年度。
何気なくのぞいたムサビ美術館のサイトには、新年度の展覧会スケジュールが掲載されていました。
(武蔵野美術大学美術館 2017年度展覧会スケジュール → こちら
MAUPも大変お世話になっている先生方の退任記念展が目につきます。ここ数年、毎年のことになっていますが、いよいよの感が強いです。

4月、まずは恒例の展覧会からスタート。

「平成28年度 武蔵野美術大学 造形学部卒業制作・大学院修了制作 優秀作品展」

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会 期|2017年4月4日(火)-4月29日(土・祝)
休館日|日曜日
時 間|10:00-18:00(土曜日は17:00閉館)
入館料|無料
会 場|武蔵野美術大学美術館 他(鷹の台キャンパス)

選りすぐりの卒業制作・修了制作作品が並びます。
入学式当日から始まる展覧会。
新入生のみなさんにとっても良い刺激となることでしょう。

桜はもう残っていないでしょうが、春の玉川上水散策などもかねて是非お越しください。

(編集:凹山人)

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ひたる日

2017年3月15日 水曜日

先週末、約半年以上ぶりに故郷、新潟に帰省しました。

甥っ子が生まれて。
こんなことでもないと、めっきり帰らなくなってしまいました。

昨年、帰省数より渡韓数の方がはるかに上回っている。。。(笑)

で、しばらく帰らない間に、こんなお土産が登場していて、
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思わずMAUPのお土産にしました。
(なぜかMAUP感を感じて w)

話し変わって、お仕事では先日、
著者の先生方に、一斉にお手紙をお出しする機会があり、
中にはもちろん、私が学生の時に教わった先生方、教わってはいないけど、お世話になった先生方もいらっしゃり…。
お仕事とは関係なしに、

「元気?」
「変わりない?」

などなど、いろいろご連絡を頂戴いたしました。
先生方のご近況も知れて、私も嬉しいです。とても。
ありがとうございます。
私も、元気で生存しております(笑)

とても不思議なのは…

学生時代も含め、確かに人生の半分以上、ムサビにいますが(笑)

あるムサビの職員の方に、ある方に私をご紹介いただいた時、
「もうこんなちっちゃい頃(手の平を下に、腰辺りで広げて、ちっちゃい子を連想させるジェスチャー)から知ってるのよ!」

…いやいやいやいや、まさかまさか(笑)
少なくともムサビに来たのは高校卒業した18才の頃。
(もう… 昔々あるところに…状態ですよ 笑)

決して童顔でもないと思うし…、絶対的にそんな身長じゃない。

。。。私のイメージって、どんななんだ(笑)

摩訶不思議(笑)

帰省と、懐かしい先生方からのご連絡と…
なんだかいろいろ思い出したりすることの多いここ最近。
今日はそんなブログでした。

[総務:ピロイ]

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1週間経過

2017年3月14日 火曜日

ドキドキ進行のドキドキ納品から1週間経過。

さらに、2月末納品の新刊から2週間経とうとしています。

献本した著者や関係者から電話があると「!」な状態に。

トラブルや誤りが発覚して、すぐさま正誤表をつくるなどなど

何かしらの対処が必要か否かという内容かと気持ちが落ち着きません。

今のところは、大丈夫です。そして本日、取次納品。

今度は読者の方から驚きの指摘がないことを祈りつつ……。

そして、たくさんの読者の方に出会ってもらえますように!と
なんだか念じてばかりの毎日です。

[制作:呑猫]

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2017年3月中旬発売『工芸の教育』大坪圭輔著

2017年3月13日 月曜日

[3月発売書籍のご案内]

大坪圭輔著『工芸の教育』を刊行いたします。
書店発売は3月17日です。

大坪圭輔/著
A5判 並製 336 頁
定価:2,400円+税
ISBN978-4-86463-058-0
初版発行年月:2017年04月

詳細ページはこちら
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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通信教育課程 卒業制作展

2017年3月10日 金曜日

明日で東日本大震災からちょうど6年。毎年この展覧会がめぐってくると、6年前のこの時期のことがよりはっきりと思い返されます。先月、会期が近づいたらあらためてご紹介なんて言っていたら、あっという間に時が経ってしまいました。明日から4日間の開催です。

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「2016 (平成28) 年度 武蔵野美術大学 造形学部 通信教育課程 卒業制作展」

会期:2017(平成29)年3月11日(土)~3月14日(火)
時間:10:00~16:00
場所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス

詳しくは → こちら 

卒業式前の、学内最後の大イベント。
通学生とは違い、4年とは限らず、それぞれが何年もかけてここに辿り着いた、正に集大成です。
寒さもだいぶ和らいできました。この週末、是非、お出かけください。

(編集:凹山人)

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3.11とアートと私たち

2017年3月9日 木曜日

もうすぐ発売の『現代アート10講』では、
10人の著者がそれぞれの専門分野の現代アートを講義
する形式をとっている。
巻頭は田中正之先生「美術品とそうでないもの」。
モノクロ写真と馬鹿にするなかれ。
FM印刷という細かい粒子で再現されているのだ。
最初に登場するのは、ジェフ・クーンズのこれ
「掃除機の売り場?」と思った人、正解!
(正解ではないけど、そう思うのは当然ってこと)
「これって美術なの?」という疑問から扉はひらく。
そして10番目、最後の講義は蔵屋美香先生の
「ポスト3.11の美術」。
6年前の東日本大震災以降、「アートは何ができるか」
という問いかけが多くなされた。それぞれの分野が、
自分たちの専門を主語にして、この問いかけを自らに、
さらには社会に問うた。いまも問われている。
しかし、声に出さない(匿名性の)問いかけをなした
アーティストから蔵屋先生は話をはじめる。

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つぎに1970年から2000年までの日本のアートを概観し、
3.11以降を蔵屋先生は言及される。

「現代アートはわからないから嫌い」という人は多い。
そうだよね、なんで掃除機売り場みたいなのが「美術」
なんだよ。誰が「美術」を決めるんだよ、ヘンぢゃね?
「それ、おかしくない?」とか「すごーい!」とか
「なんで?」というその思いこそが、
ことのはじまりとなる。
アートは、はじまりのスイッチだと思っている。
[編集:ハムコ]

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シュールだね 3

2017年3月8日 水曜日

「東風になるね、ワトスン君」「そんなことはなかろう。ひどく暖かいもの」
1917年9月のストランド誌に発表されたシャーロック・ホームズ譚「最後の挨拶」の、末尾近くのホームズとワトスンの会話です。延原謙 訳の新潮文庫を引いてます。

ドイツのスパイ、フォン・ボルクを出し抜いてホームズがイギリスに多大な貢献をするというお話ですが、時まさに第一次世界大戦の最中というか終末。作者ドイルは、ドイツとの戦いで息子を亡くしていたこともあり、こういうお話で長く続いたホームズ譚を締め括ったのかな、という気もします。

初めて読んだのが中学生のときで、東風がなぜイギリスにとって辛く厳しい風になるのかわからなかったのですが、大陸(ドイツ)からの脅威の比喩だったのかと今にして思うわけです。
当時のイギリスを舞台にした本や映画には、こうした時代背景がかなりの比重でもって描かれていて、ほんとに大変な時代だったのだと思う。
産業構造や価値観の変化、新しい発見・発明が「よきもの」だけを連れてくるのではなく、破壊も混乱も連れてくる。のし上がって大きな富を手に入れる者がいれば、退廃し没落していく者もいる。

アインシュタインの相対性理論にもとづいて宇宙の謎があれこれ解明され、私たちはわくわくしながら夜空を見上げるけれど、彼が1907年に発表したE=mc2(エネルギー=質量×光速の2乗)という公式が原子爆弾製造の理論的根拠になったという話もあるわけで、アインシュタインも泣いちゃうよね
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この季節になると、地に向かって咲き、きれいな姿のまま地に落ちて地を弔う椿です。
椿は首から落ちるからと嫌がる人もいるけど、t:eehはいとしい花だと思うわけです。
年々歳々なにがあっても、年々歳々かわることなく巡る季節と咲く花に手を合わせたくなる、そんな季節ですよね。

編集:t:eeh

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勝手にリンクなはなし…

2017年3月7日 火曜日

できたてほやほやの、
『山崎博 計画と偶然』展カタログを拝見しました。

今見たことが、

偶然なのか必然なのか計画なのか…

こんだけ話題になってる映画『君の名は。』を、
やっと、つい1週間ほど前に見たのですが…

ある友人は、
「…えっ? 今? 2017年に入って?」(笑)って、
ちょっと時間の(ブームの)ズレにびっくりしてたけど。

そんなタイミングで出来た『山崎博 計画と偶然』展カタログ。
そんなタイミングで見た『君の名は。』。

勝手に自分内でリンクしてしまうだけの話しなのですが。

「時間と光」というエッセンスによって捉えられた写真が、
『君の名は。』のその世界観や風景と、
自分の中で‘勝手に’リンクする場面が多々あり…

ほんとに少し…
ノスタルジックな、ちょっとスピリチュアルな、
でもリアルも(リアルが)あっての上で成り立つファンタジックな世界に似て…

『君の名は。』を、もうとっくに見たであろう皆様も、
これから見られる皆様も…

あるいは逆に、東京都写真美術館での
『山崎博 計画と偶然』展を見られてからでも…

リンクするものが、あるかも、ないかも…(笑)

なんかこの、根拠のないこじつけ感… すみません f^_^;)

[総務:ピロイ]

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『山崎博 計画と偶然』

2017年3月6日 月曜日

完成しました! 『山崎博 計画と偶然』展公式カタログ!!

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展覧会は明日、3月7日にスタート。JR恵比寿駅から会場の東京都写真美術館に向かう途中には、どーんと案内看板も出ています。

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ぜひ、お運びくださいませ。
広がりのある時間や空間を切り取った〈写真〉がせまってきますよ!

カタログもオリジナルを鑑賞した後で、ページをめくれば
余韻にひたれること間違いなしの仕上がりになっています。
寄稿文もまたよいので、ぜひに!

[制作:呑猫]

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シュールだね 2

2017年3月3日 金曜日

シュルレアリスムが生まれた19世紀初頭はヨーロパ社会が大きく変わっていく時代であって、どれほど悲惨で、かつ面白い時代でもあったか、と前回のブー当番で書きました。

新しい思想や芸術運動が生まれ、それが、いま私たちが見ている「世界」に繋がっているわけなので、そういう意味では「面白い」といってもいいのかもしれないです。

だけど、1914〜1918年に第一次世界大戦があり、1917年にロシア革命が起こりファシズムが台頭し、ドイツがいろいろと大変なことになり、スペイン内乱、第二次世界大戦の予兆と、市井の人々にとっては極めて悲惨な時代でした。

アインシュタインの相対性理論の発表が1915年、翌1916年にスイス・チューリヒでダダ・ムーブメントが起こります。

ニューヨークでは第一次世界大戦を逃れて移住したデュシャン、ピカビア、マン・レイらが中心となってニューヨーク・ダダが生まれます。チューリヒ・ダダと時期を同じくし、思想的にも共通するものがあるけれど、その発生は独立したものと言われます。

はじめて経験する世界大戦のさなか、多くの若き芸術家たちが世界のあちこちで新しい世界「真正な現実」を模索して悲鳴をあげていた、そんな気がします。

それまで確固として存在した「世界」の理が揺らぎ、多くの人が不安を抱えていた時代に、不安を友として生きるのか、不安と戦うのか。このあたりは寺山祐策 編著『エル・リシツキー 構成者のヴィジョン』収録の「リシツキーと20世紀」で、多木浩二さんが現代の問題として切実な問いかけを展開しています。ぜひ読んでほしいです。

編集:t:eeh

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