2018-09

日常の業務

ささやかに? 90周年

武蔵野美術大学は、来年の2019年に創立90周年を迎えます。80周年の時のように記念誌を刊行しませんが、ささやかながら、例年とはちょっと違うことを考案中。そのひとつが、編集:凹山人が担当する「学生手帳」です。ビニールカバーは、これまで白色で刷ってきましたが、別色にしよう、そうなると、差し紙は……と、目下、デザイナーの棚橋早苗さんと検討しています。差し紙は、これまでNTラシャの四六判、100kgベースを用いてきました。クラフトっぽい用紙を使いたいとのことで、候補を聞くと、その銘柄はハトロン判。う〜、四六判に換算する計算式は……と、手放せない私のマニュアルのひとつ、エディタースクールの「印刷発注の...
日常の業務

ものをつくることは

「ひどい夏だったね」が挨拶代わりになってしまう、平成最後の夏でした。夏前に大雨が西日本を襲い、酷暑が続き、夏の終わりに北海道を震度7の地震が襲いました。治水を考えるなら、山が崩れないように、山の保全と林業のありかたと過疎対策とこの3つは大事だな、と山崩れで形が変わってしまった地元の山を見ながら思ったしだいです。風土が荒むと、人の心も荒むんじゃなかろうかと思う。いま津村耕佑先生の企画本をつくっていて、この夏を超えて、やっと見通しが立ちそうなんですが、津村先生は、ものをつくることは、個人の精神や思考を守ることでもあると考えてます。また、2013年にあった森美術館LOVE展のアーティストインタビュー...
MAU GOODS

【フェア情報】MUSABI SHOP〜ムサビグッズフェア(ジュンク堂書店吉祥寺店)始まりました!

ジュンク堂書店吉祥寺店7F・エスカレーター脇にて期間限定「MUSABISHOP」をオープンしております!武蔵野美術大学のオリジナルグッズ「MAUGOODS(マウグッズ)」を豊富に取り揃えています。新作エプロン(ネイビー)もございます!また武蔵野美術大学グッズをお求めの方には、umesumibookcoverを差し上げます。(数量限定)会場には、大学案内も置いてありますので、こちらもご注目ください。また丸善丸の内本店様では、美術書出版会協賛の「Defrag2」フェア開催されています。豪華290冊!こちらもどうぞお立ち寄りください。 [営業Zucchi]
イベントのお知らせ

吉田事物屋 “STUDIOLO”

本日は、個展情報を。MAUPと同じ吉祥寺校の、通信教育チームにいらっしゃる、吉田和司さんの個展です。『吉田事物屋 “STUDIOLO”』会期:2018.9.30(日)〜10.7(月)時間:14:00-20:00/最終日12:00-17:00(会期中火曜日休廊)会場:Galley子の星(ねのほし)こちらのギャラリーは、私も数回、伺ったことがあります。真っ白い壁の、落ち着いた空間。光が射し込み、空間を美しく幻想的に演出します。もしかしたら外に一歩出たら、地中海が広がっているんじゃないか…と、思わせてくれるような…そんな雰囲気の内装です。吉田さんのWebサイトはこちら。せっかくですので、吉田さんご本...
企画?つぶやき?

災害を憂いつつ

一昨日の東京の風は凄まじかった。18時過ぎに吉祥寺から中央線に乗ったところ、各駅に10分くらいずつ停車し、国分寺まで1時間ちかくかかった。しかも駅に着くと、大木が倒れて南側の出口は通行止め・・・「たいへんだった」と、お隣の武蔵小金井在住の友人に昨日メールをしたところ、学会で札幌にいると返事があった。「こちらも大木倒れたり、電車止まったり、停電があったり、いろいろです。」そして今朝、北海道地震のニュース。Twitterを発信しているから無事だとは思うけれど、いつ東京に戻れるのだろう。「牛」版画の冨田さんもご無事でしょうか。札幌に実家がある友人のことも心配だ。ちょっと仕事の隙間ができたので、つらつ...
いぬ・ねこ・かえる

牛の足音 ―冨田美穂牛の木版画展―

台風21号は各地で大きな被害をもたらしていきました。台風は温帯低気圧に変わったようですが、北海道などはまだその影響下にある様子。くれぐれもお気をつけください。その北海道で、昨日から開催されている展覧会のご紹介。牛の足音―冨田美穂牛の木版画展―会期:2018年9/4(火)~10/14(日)休館日:毎週月曜日時間:10:00~17:00会場:神田日勝記念美術館(美術館HP→こちら)住所:北海道河東郡鹿追町東町3-2電話:0156-66-1555 観覧料:一般520円、高校生310円、小中学生210円※鹿追町民無料「東京に生まれ、現在はオホーツク海沿岸の小清水町で酪農業に従事しながら制作を行っている...
日常の業務

〆切とは……

〆切とは……のあとに続く言葉は何を思い浮かべますか?「守るべきもの」「サバをよむもの」「ないと、いつまでもとりかかれないもの」などなど人や状況によって違うことと思います。今年、課せられた〆切が大幅に前倒しされたものがあります。丸善雄松堂さんの電子書籍「eBookLibrary」の入稿日です。電子媒体ではあるけれど、紙のカタログなしには注文がとれないと、年度末に搭載タイトルを網羅したカタログを、丸善雄松堂さんが作成してくださっていますが、そのカタログに掲載するタイトルの電子書籍入稿データは、これまで年末でした。それが、今回は8月末日に、すばらしく前倒し!というわけで、この度は、年末にバタバタせず...
耳寄りなお話

立川駅西地下道のアートプロジェクト進行中

弊社刊行『デザインとコミュニティ』や『造形ワークショップの広がり』の共著者でもある齋藤啓子先生がコーディネートする立川駅西地下道のプロジェクトが、立川市と武蔵野美術大学の連携事業としてとりくまれ、多くの学科の学生たちがこの夏休みも活動していました。これは『造形ワークショップを支える』を教科書とする授業「ワークショップ実践研究」をきっかけにして、2017年度からスタートしたものです。立川駅西側にある地下道では、小学生、中学生、高校生、アールブリュット作家などさまざまな参加者による壁画が展開中です。立川駅の中央線と青梅線を横断する地下道らしく、ムサビ学生が準備した電車の外枠が統一モチーフになってい...