デザイン人間工学の基本2

猫が何度も日差しの中ででんぐり返りを繰り返してます。
春が来るんだなぁ、と思う昨日今日です。

春になれば全6タイトルの新刊が書店に並ぶのですが、その中の一冊『デザイン人間工学の基本』はシックな色味の赤いカバー(フランス伝統色のブルニョン…なんかかっこいいかんじでしょ)に、紅の濃いさくら色の帯を巻いての登場です。
一見華やかな色味ですが、シックです。地味派手というか、渋くてゴージャス? カバーデザインは寺井恵司さんです。

人間工学の知見をデザインに生かした「デザイン人間工学」という新しいジャンルを定着させたい。
人間工学の理論・数値、デザインが持つ洗練された感性、これらの相乗効果が十全に機能すれば、ヒトとモノの関係は一層快適で安全なものになるだろう。
という編著者・山岡俊樹先生の意欲が盛り込まれた大作です。

基礎編1〜8章、応用編9〜15章の目次はこうです。
基礎編
1.人間工学とは
2.デザイン人間工学とは
3.人間の情報処理
4.人間の身体情報
5.環境
6.ヒューマン・マシン・システムの入出力系
7.人間の機能、行動、心理やユーザ要求事項を測る——人間工学計測方法
8.データ処理、統計概論
応用編
9.ヒューマン・マシン・インタフェース(ハード系)のデザイン
10.ヒューマン・マシン・インタフェース(ソフト系)のデザイン
11.ユーザビリティの評価
12.バリアフリーデザインとユニバーサルデザイン
13.安全のデザイン
14.その他 人間工学検討領域
15.サービスデザイン

図版の配置、本文組み等、横組み左開きの本の基本構造に則りつつ、読みやすく、かつ何が論じられているのか一目でわかるように余白を効果的に使いました。呑猫納得の組版です。

編集:t:eeh

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