祝受賞

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先日、『日本画と材料』の著者である荒井経先生より、先生の「第28回倫雅美術奨励賞」受賞が決まったとのご連絡を頂戴しました。
おめでとうございます!!!!!

その発表を伝える、美術年鑑社様のwebサイト「アートアニュアルオンライン」掲載のニュース → こちら

リンク先記事にもあるとおり、「倫雅美術奨励賞」は、美術評論家の河北倫明・雅枝夫妻が設立した公益信託倫雅美術奨励基金が主催、優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家に対する顕彰を行うものです。選考対象を、概ね2年間に国内で発表された優れた美術評論、美術史研究、展覧会の企画(カタログ等含む)とし、対象年齢はその年の12月1日現在で概ね50歳未満の者とされ、受賞1件に対して奨励金として100万円が贈られます。

この賞は、『日本画と材料』に対してではなく荒井先生個人に贈られるものですが、それは『日本画と材料』が評価されてのことであり、喜ばしいことに変わりはありません。担当編集者として、微力ながらお役に立てたのだとすれば、大変光栄なことです。

荒井先生は日本画家であると同時に「美術史家顔負けの」研究者。「日本画とは何か」という大きなテーマを前に、自身が作家であることがそうではない研究者とは異なる視点をもたらしているように思います。『日本画と材料』は先生のある地点までの研究成果をまとめ、示したものですが、そこに至るであろうアプローチの術を明らかにするにとどめ、いわゆる結論は今後の研究に委ねられています。
当然、先生の研究は現在も進行形で継続されており、また何年後かに、大きな成果として発表されることにおおいに期待しています。先生、その時はまた是非MAUPからよろしくお願いいたします!

(編集:凹山人)

コメント

  1. Takenaka より:

    受賞、おめでとうございます。

  2. 凹山人 より:

    Takenaka さま

    ありがとうございます。

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