ひとりじめ

ムサビ図書館は、1月23日から2月末日まで休館。
入学試験のため、入構制限をするからだ。
休館前に駆け込みで、調べ物のために3日連続で
お気に入りの南閲覧室(South Reading Room)へ。
あまりにも奥まっているところにあるからなのか、
重いガラスの扉をひらくのが億劫なのか、
やや寒いからなのか、ここはいつ来ても人がいない。
19日の朝10時、南閲覧室。

170124

そうだった、卒業制作展の真っ最中!
それにしても、よくぞこの空間を射止めたこと。
願わくば、外光に向けて設置してほしかったが、
この場所へは図書館の外階段を利用するしかないので、
画像の左手側が「正面」となる。
(南閲覧室からは外部に直接出ることはできない)

読み疲れて顔を上げると、ゆらーりゆらーり巨大な花が
「おつかれさ〜ん」と云っているようで嬉しくなる。
一瞬、じぶんが小さな生き物になったような気になる。
日が暮れるまで、ずっとこの作品の隣に座っていた。

翌朝、「正面」にまわってみた。
巨大なチューリップだと思っていた花は、
木蓮だった。
[編集:ハムコ]

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