「じゃあ、またね!」と錦平先生は云った

『現代アート10講』の9番目、木田拓也先生の
「現代工芸とデザインの地平 クレイワーク」に
中村錦平先生の展示風景を左右裁ち落としで
どかーんと入れさせていただいた。

170418

錦平先生のスパイラルガーデンでの
「東京焼・メタセラミックスで現在をさぐる」は、
会場からあふれんばかりの迫力で、陶芸作品なのか、
工業製品なのか、「陶芸」の概念を打ち破るような展示。
これぞ、クレイワーク。
去年の夏、まずはお手紙をさし上げて、掲載を希望して
いる画像の見本として、既刊書のコピーを同封した。
後日、緊張しつつ錦平先生に電話をすると
「なんて書いてあるの?」と言われ、小学生のように
木田先生の御原稿を読みあると、
「うん、それならもっといい写真があるよ」
と探してくださることになり、このポジをお借りした。

半年たって本ができあがり、お送りしてすぐのこと。
「昨日、届いたんだ。ありがとう。タイトルもいいしさ、
写真もいいね。読みたくなる本だなー、と思った。
協力できて嬉しいよ」と仰り、さいごに、
「じゃ、またね!」と錦平先生は電話を切られた。

しばし、ボーッとするほど、感動。。。。

「じゃ、またね!」って、ごく親しい人と別れ際に
交わす言葉だけれど、会ったこともない人に云われて
こんなに感激するとは、思いもよらなかった。
・・・と木田先生にも報告したのだが、もう一つの
「また」が「現代工芸とデザインの地平」にはあった。
なんと、4月1日に木田先生がムサビに着任されたのだ!

「また今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
と御挨拶したのは、申すまでもない。
[編集:ハムコ]

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