山尾三省とイサム・ノグチ

いただいた御原稿を読んでいると、未知の人名に出逢う
ことがままある。
「山尾三省」
なんと読むのだろう? 本屋さんの「三省堂」とおなじ
「さんせい」でいいのか知らん。
Googleに入れてみる。やまお・さんせい。詩人。
ヒッピーという言葉が現役だった頃、山尾さんは「部族」
というコミューンを国分寺郊外につくり、後に屋久島に
一家で移住し、そこに根を張り、2001年に亡くなった。
今なら、エコロジストと呼ばれるだろうか。
ネット情報を縦走していると、国分寺「ほら貝」は
「部族」による経営だったとある!
あの、北口を右に行って、右側の、2階の飲み屋。
何度も行ったことがあるなぁ。いつの間にか閉店して
しまったけれど。そんなに頻繁に行くわけでもなく、
年に1回くらい。大勢で、二次会か、三次会に、なだれ
込んでいく店で、ソファーに座ったまま寝てしまった
こともあったなぁ。機嫌良く呑んでたMちゃんが突然、
泣いちゃったこともあった(青春だねぇ)

『ジョーがくれた石』(地湧社、1984年)を購入。
ここで山尾さんが書く「故郷性」という言葉は、
新見隆先生の書く「庭」に、ぴたりと重なる。
そういうことか。
この冬刊行、新見隆先生のイサム・ノグチの研究書、
そのテーマは「庭」である。
しかし、私にはその「庭」がなかなか見えなかった。
やっと、どんな「庭」なのかわかった。
巻頭のカラー頁の構成も、これで決まった。
[編集:ハムコ]

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