秋の収穫

本日、maupの合同会議があり、はじめて参加した神保町ブックフェスティバルの結果報告がありました。

予想以上の手応えがあったので多いに盛り上がったのですが、
ハムコから、来場者に若い人が多かったことや、本好きな人が本気で本を探している様子を聞いて、本離れが激しいといわれるけれど、本好きはちゃんといるんだと、本に関わる人としてしみじみしておりました。

さらに話はムサビの芸祭に流れ、
ケロT取締役から「たしかにカエルにとっては雨はよい天気です」という言葉が聞こえてまいりまして、
二週続きで台風がやってきた週末の、その1日前だったか1週間前だったかの、庭の片隅で気持ちよさそうに秋の雨のシャワーを浴びるカエルの姿を思い出しておりました。

3年前はじめて見たときは顔が四角くスッとしていて色が黒く、まるで甲冑をつけた騎士みたいだと思ったのでナイトと勝手に名付けた彼でした(カエルだけど)。
朝夕の温度が10度を下回り始めるとカエルは冬眠状態になるそうです。冬眠前の、今年の名残りの挨拶になるかもしれないと思い「また来年お会いしましょうね」と(伝えたつもり)。
我関せず。カエルは泰然として秋の雨を浴び続けておりました。

雨を浴びてうっとりするカエルと、
神保町のブックフェスティバルで目当ての本を求めて彷徨う本好きの幸福度は似ていると、そんなことを思ったのでした。

編集:t:eeh

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