玉川上水

東京地方。朝晩吹く風が多少涼しくなってきて、鳴く虫もいつの間にか秋モードに変わりつつあります。まだまだ暑い日は続きますが、確実に季節は移りつつあるようです。
それにしても、連日の台風発生はちょっと異常に感じられますがどうなのでしょうか。今日は19号が発生したとのこと。そして20号、21号のタマゴはすでにあるのだとか。8月半ばでこうですから、最終的には何号まで行くのでしょう。

現在、来春の刊行を目指して関野吉晴先生の本の準備をしている最中。以前にも当ブログで紹介しましたが(→ こちら)、この本の中で重要な存在なのがムサビの鷹の台キャンパスの近くを流れる「玉川上水」です。特に西武線の鷹の台駅を使うムサビ生には、毎日の通学路としてもなじみ深い緑地帯です。
この玉川上水で今月25日(土)に、関野先生が進めている地球永住計画の活動の一環である自然観察会が開催されます。今回はお子さんが対象の「糞虫(フンチュウ)」の観察会です。参加するためには事前に申し込みが必要です。

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ちきゅうえいじゅうがっこう かんさつ会 
「玉川上水にはフン虫がいるよ 2018」
日時:2018年8月25日(土)9:00 ~12:00頃まで
9:00 「ローソンたかの台店」前 集合
(鷹の台駅前の道を徒歩5分程度直進したT字路にあります)
参加費:300円(保険、教材費を含む) ※要申込み 雨天決行
定員:5歳~12歳 子ども先着20名
(低学年以下は、保護者同伴でお願いします)
申し込み方法:1)~5)を書いてメールで申し込んでください。
1)お子さんの名前、 2)年齢、 3)保護者同伴有無、
4)連絡先メール&携帯番号、 5)お住いの地域
申し込み・問合せ先:tygc012@gmail. com(豊口)

その他詳細は「地球永住計画」のHPをご覧ください。→ こちら

フンチュウはファーブル昆虫記などでも有名なフンコロガシ、スカラべの仲間で、文字通り主に動物の糞を食べて生きている甲虫です。日本には糞を転がすタイプのフンチュウは1種類(しかも相当小さいらしい)しかいないようなのですが、糞を分解して生態系の輪の中に戻していく役割は日本のフンチュウも変わりません。そして意外なことに、この仲間はとてもきれいな色をしていたり、カブトムシにも負けないようなかっこいい角を生やしていたりするんです。虫好きの人の中にはフンチュウ一筋の人もいらっしゃるそうですが、それもうなずける魅力を持っているんですね。大人は糞と聞くと尻込みしてしまいそうですが、子どもたちにとってはとても好奇心をくすぐられる存在ではないでしょうか。是非参加してみて欲しいと思います。

玉川上水といえば、今月末からこんな展覧会も。

「特集展示 玉川上水」

会場:江戸東京博物館 常設展示室5階 江戸ゾーン
会期:2018年8月28日(火)〜9月24日(月・祝)※9月3日(月)休館
時間:9:30〜17:30/土曜日は19:30まで
   ※8月31日(金)はサマーナイトミュージアムのため21:00まで
イベント:ミュージアム・トーク
江戸東京博物館学芸員が展覧会の見どころを紹介。
【日時】9月14日(金)・21日(金) 16:00~(30分程度)
【参加料】無料(常設展観覧料は別途必要)
【集合場所】常設展示室5階 日本橋下

観覧料金等の詳細は博物館HPでご確認ください。 → こちら

暑い中ですからお気をつけてお出かけください。

(編集:凹山人)

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