街のあかり

震災の影響で遅れていた『造形ワークショップの広がり』の
納品が、ようやく先週の金曜日に。
見返しの明るい桜色に、なんとなく涙がでてくる。
こういう本は、こういう時に、何の役にたつのだろう。
13人の著者にさっそく発送の手配をするも、
宮城県美術館の齋正弘先生とは連絡がとれず・・・
(その後、メールでご本人もご家族も無事であると確認!)

たんたんと自分の仕事を今まで通りにやること、
節電につとめること、それしかないのは分かっているが
気持がザワザワしている。

当然ながら、東京の街はいま暗い。
国分寺駅はみごとに節電モード。
どこかの景色に似ている、どこだっけ? どこだっけ?
あ、かつてのモスクワ空港だ。
そうだ、ビロード革命前のプラハにも似てるぞ。
11月のプラハ。午後4時過ぎには、次々と商店が店じまいを
してしまう。なぜか書店だけが、うすぼんやりとあかりをつけて
かなり遅くまで店をあけていた。
そのあかりを見ると、安堵のため息のようなものが出たものだ。
本とは、そういうものかもしれない。
紙を繰る、本の力は電子書籍とはやはり違うような気がする。
[編集:ハムコ]

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