カラスと一緒に帰るのだ

11月である。今年もあと2ヶ月。
何があっても来年は来る。やさしいような、冷酷なような。

ややこしい仕事が片づいたので、外階段で一息ついてました。
晩秋らしい独特の夕暮れです。
空が色ガラスのように透明になって赤から墨色に暮れてゆきます。
このグラデーションのなかに千変万化に思える色が潜んでいる、
なんて思いながら中天に輝く三日月に気づく。きれいである。

「カラスと一緒に帰りましょ」と夕焼け小やけの歌が流れてきます。近くの小学校が流しているのか、武蔵野市役所が流すのか、
この界隈はいつも夕暮れになるとこの歌が流れます。
一日千秋というのは楽しいことを待つこころですが、この場合は十年一日で変わらんなと思う。

子どもたちよ早くおうちに帰りなさい。
夕方になるとこの歌が流れ出したのはいつからなんだろう。
t:eehが子どもの頃は、もうみんな大声で歌いながら帰ってましたね。十年どころじゃなくうん十年一日です。

流れる時間はやさしくて冷酷だね、と思う晩秋の夕暮れでした。

ややこしい仕事がひと段落ついたので、ほっとする余り気が抜けて、おセンチモードが入っているt:eehです。

約一週間の悩みを解決したのはハムコの一言。
ハムコ、日本語って、すんばらしいね。

編集:t:eeh

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