アドニスラフ

本業の話。

名刺交換をすると「制作って何をするんですか?」と聞かれることがよくあります。なるほど、と思ってもらえる返事は「印刷会社との窓口になって、進行管理をします。ウチは完全データを入稿しますし、用紙は用紙代理店と取引をして、印刷所へは支給にしているので。状況によっては、組版もします」……おお! 文面にするとカッコイイ! でも、刊行点数からして、毎日入稿のためにアクセクしているわけでは、もちろんありません。目についたことは、手をだしているというのが本当のところです。

そんな日常の中で、今日は朝イチバン、本来の仕事が! テスト印刷仕上がりの受け取りです。10月中旬に本文用紙を予約するために、候補の用紙を試しに印刷してもらい、その仕上がりを見ました。とても優雅で贅沢な響きですが、本印刷をしているところで印刷所から「このままでは、大変な仕上がりになってしまう」と連絡がはいり、急遽、本文用紙変更、本文用紙手配、印刷途中からし直しという手痛い失敗をして以来、図版が多い書籍で初めて使用する用紙の時は8頁分または16頁分、ツブレが気になるなど確認したい図版や濃度が気になる扉、本文を寄せ集めてテスト印刷をしています。……まあ、こうしたテスト印刷も年に1タイトルあるかないかですけど。

そんなわけで、同じデータでも3種類別の用紙(「OKアドニスラフblue」「フロンティタフ80」「フロンティタフ75」)に印刷してもらうと、なんと印象の違うことでしょう! 今日手にしたテスト印刷は12月に刊行予定の三嶋典東先生の著書です。乞う、ご期待! 用紙の名前アドニスラフをタイトルにしていますが、実はMAUPの刊行物の中にあるんですよ。寄藤文平さん装幀の『ドボク・サミット』で、「OKアドニスラフ80」を用いています(この『ドボ・サミ』刊行後、まもなく「OKアドニスラフblue」と「OKアドニスラフpink」が発売になりました)。気になる方、どうぞご注文くださいね。

 

[制作:呑猫]

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