猫の恋

二月の季語に「猫の恋」があるそうです。そういえば春先の寒い時期に、早いときは12月あたりから猫は夜になるとうにゃうにゃと大変だと思い、ここしばらく猫の恋の声を聞いていないことに気づきます。

『石元泰博——写真という思考』を制作していたとき、最終校正の赤字を入れながら猫の恋の声を聞き「そうか猫も忙しいか」と思ったことを覚えてます。刊行が2010年5月なので、多分2010年1月か2月頃のことのはず。

まぁ、あれからあまりにもとんでもないことがあり、猫も恋どころではないのかな。猫が生きづらい世は人にだって生きづらいよ。しーんとした深夜に思います。

あいかわらず寒さは厳しいのですが、花芽はどんどん育っています。これこのとおり。

ピンボケですが、左の小さな芽が5月になると右のような花を咲かせます。マゼンタという品種で小ぶりの花が咲きます。ポンポン咲きというのだそうです。

もうひとつ。1月に剪定した枝から芽が出てました。「もう枯れたと思った枝から不意に芽が出て、それが立派な枝振りになったりするから」とバラに詳しい人が言ってました。これもそんな枝でした。ちょっと楽しみです。

 

春が来て花が咲き、心おきなく花を眺め、猫も犬も鳥も虫も蛙も牛も馬も生きることに大忙し、そんな年が続くといいなと思います。

猫の恋は人に知られることを嫌うそうなので、みんな寝静まった深夜も深夜、ひっそりと恋しているのかもしれません。人なんぞに知られてたまるか、と思っていそうな気もします。猫ならば。

編集:t:eeh

 

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