ゾウの花子と北村西望

あいかわらず風がおさまらない。窓の外でゴーゴーと音をたててます。
ずっち☆に便乗してt:eehも井の頭自然文化園の話題です。井の頭自然文化園は道路を挟んで本園と分園に分かれていて、ずっち☆が紹介した熱帯鳥温室、りすの小径は本園にあります。ほかにも鳥の飼育舎があって、かなり充実しています。楽しいです。

ゾウの花子は66才になったわけです。この前会ったのは6年前、還暦のお祝いでした。私の他に5人くらい初老の女性がいて、同い年だとか、私より年下だわね、とか話していました。
花子は知ったこっちゃない風で、石のように動かなかった気がする。
小学生の時に「かわいそうなぞう」を読んで以来、ゾウには特別な思い入れありますが、ゾウを見てわけもなく涙が出たのは花子が初めてでした。

分園(井の頭公園弁天池のほとりにあります)には魚類や両生類を飼育する「水生物館」があって、オオサンショウウオとか、マニアックに充実しています。かいつぶりもいるよ、と凹山人が教えてくれました。

ところで本園の一角には彫刻園があって、ここには北村西望の作品が展示されてます。長崎平和祈念像の作者ですが、平和記念像は彫刻園のアトリエで製作されたそうで、その原型が残っているとか。

北村さんは1987年に亡くなられたのですが、じつはt:eehは、アトリエで北村さんにお会いしたことがある気がするんです。気がするんですって、何じゃそれ、な話ですが、当時著名な彫刻家だとも知らず、たまたまアトリエにいらして、気さくにお話してくれて、t:eehってば、いーなー、こんな雰囲気のあるお住まいで、とかなんとか抜かした気がします。

浮世離れした暮らし振りだったんだと思います。なので、思い出すたびに、白昼夢みたいな不思議な感覚なのであります。

編集t:eeh

コメント

  1. ハムコ より:

    「ぞうのはなこ」という映画がありました。
    「花子が悲しい時、僕も悲しい」という、それはそれは哀れな
    メロディーの主題歌が、いつまでもいつまでも耳に残りました。
    小学校低学年だったはずですが、ハムコはこんな映画を
    学校で(強制的に)見させられるなんて!と
    幼心に大いに憤慨しました。だって、映画は楽しいものでしょ?!
    いまでも悲しい映画はキライです。戦争映画も見ません。

  2. t:eeh より:

    わたしも。人が病気で死ぬ映画も小説も、動物が悲しく死んでいく映画も見ません。ヤダもん。2〜3年前『星を守る犬』というマンガを、タイトルにひかれて読んだときも嗚咽をもらしながら憤慨です。フランダースの犬も当然見ない。歳をとったということかしらん?

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