2018-07

いぬ・ねこ・かえる

明日からイサム・ノグチ展@東京オペラシティ

さいきん、ルロワ=グーラン『身ぶりと言葉』を読み直している。同時に、ティム・インゴルドの『メイキング』も読む。手の延長としての道具、掌にすっぽりとおさまる「打ち欠いた石」についてインゴルドはグーランを中心に据えながらも、残された遺物が実は使用済みのかたちだとしたら・・・という考察を鉛筆を事例にして語っている。つまり、使い古した、ちびた鉛筆だけが数万年後に発見され、新品である本来の鉛筆が発見されなかったら・・・掌の石から果てしない旅が始まる。イサム・ノグチは「石の声を聴く」という表現をよくしたらしい。みすず書房から『石を聴く』という邦題で自伝がでている(原題はListeningtoStone)た...
イベントのお知らせ

展覧会情報

東京都町田市にある町田市立国際版画美術館で開催中の「インプリントまちだ展2018」展のご紹介。今回の出品作家は、昨年のながさわたかひろさんにつづいて同じくムサビ版画出身の荒木珠奈さんです。「インプリントまちだ展2018 荒木珠奈記憶の繭を紡ぐ」会期:2018年6月30日(土)~9月2日(日) 休館日:毎週月曜日     ※7月16日(月・祝)は開館、翌17日(火)は休館開館時間:平日 10:00~17:00(入場は16:30まで)     /土日祝 10:00~17:30(入場は17:00まで)会場:町田市立国際版画美術館:企画展示室2観覧料:一般800円     大学生・高校生・65歳以上4...
未分類

【フェア情報】八重洲BC本店でフェア開催中です!

八重洲ブックセンター8F芸術書フェア台で、「芸大だけが美大じゃないよ、武蔵美&多摩美 応援フェア」が開催中です。藝大だけではなく、武蔵美、多摩美を応援してくださるフェア(!)。ありがとうございます!会場には、武蔵野美術大学の大学案内、丸の内の社会人におすすめの武蔵野美術大学通信教育課程の大学案内もございますので、ぜひお立ち寄りください![営業ずっち☆]
日常の業務

サーバダウン

この1週間というもの、本サイトが閲覧できない状態がたびたびあり、大変ご迷惑をおかけしました。サーバの障害が続いており、「一部のお客様で発生している高負荷障害に関するお詫びとお知らせ」というメールをサーバ会社から毎日受け取っておりました。原因や状況報告は、そのサーバ会社のwebに都度更新されて掲載されていて、[電話やメールで問い合わせをいただいても、このwebに掲載されていること以上はお答えできません]とあるので、静観するしかありませんでした。そのサーバ会社のwebには「高負荷障害に関して多くのお客様からいただくお問合せ」の内容が日増しに多く、重くなっています。Q:他環境へ移設するためドメイン名...
ひとりごと

「SNS」にまつわる思い

連日続く、西日本豪雨のニュース。関西方面に知り合いがけっこういるので、とても心配です。そんな中、「5日ぶりに太陽が出ました」と、兵庫にいる友人から、太陽の写真付きで嬉しいメッセージ。ほっとしました。私も、2004年に起こった新潟県中越地震を家族が経験していますので、何度も足を運びました。こういう自然の脅威が起こる度、思い出します。今はSNSで、秒単位でいろんな情報や状況を知れる時代。知り合いの安否確認の情報も、SNS上から配信されてきました。すごい時代です…。SNS様様。「大丈夫ですか?」って個人的に送っても、返してる余裕なんて絶対ないでしょうし、時には迷惑になってしまうことだってある訳で…。...
日常の業務

本づくりの節目というもの

今日の5時間の踏ん張りが、のちの2週間分になって戻ってくる(戻ってくるというか、しっぺ返しされるというか)という節目が本づくりにはあります。昨日唐突にその節目がやってきて、鷹の台の打ち合わせから戻ってから、デザイナーに渡す赤字やら差し替え画像を取りまとめてました。こういう行ったり来たりがデザイナーにものすごく負荷をかけることはわかっているので、ごめんなさいと詫びつつもやるしかないのである。踏ん張りどころのまだ途中です。がんばります。編集:t:eeh
MAUPのヒミツ

原稿督促の秘訣

タイトルを見て「そんな秘訣があるのか?!」と思った貴方、あれば知りたいのは私のほうです。どうもスミマセン。でもね、そんな秘訣があればいいのに・・・先日、大学の職員食堂に並んでました。ムサビはすべての規模が小さいので、人が集中する時間帯には、短いながら行列ができる。カウンターに沿って並んでいる時、ふっとお隣の人を見ると、お隣さんは私を認識するや後ずさりつつ「ぼく、考えています!」ハムコ、何も言ってないのにぃ(笑メールにお返事をいただけないのは、ダメってことかなぁ、と諦めかけていた時の一言だったので、これは嬉しかった。何も言わずに「督促」が成功するなんてことは、今回が最初で最後だろうなぁ。。。いや...
いぬ・ねこ・かえる

「玉川上水観察会」

 現在、関野吉晴先生の「地球永住計画」(本計画についてはHPをご覧ください)関連の本を制作中ですが、その内容の核ともなっているのが関野先生がここ2年あまり、月に1回ほどのペースで続けられている「玉川上水観察会」です。この観察会では、ムサビの非常勤講師でもある生態学者の高槻成紀先生が講師的役割を務められています。高槻先生の解説を聞きながら玉川上水の自然を観察すると、玉川上水がワンダーランドになると関野先生は仰っています。世界中の自然の中を旅された関野先生が、ごく身近な都会に残されたささやかな自然の中に、秘境にわけ入るようなワクワクを感じている様子が面白いですね。 今月の観察会が、次の日曜日に開催...
フェア情報

全国各地書店で「イサム・ノグチ―彫刻から身体・庭へ」フェアを開催中!

2018年7月14日[土]より9月24日[月]まで、東京オペラシティアートギャラリーさんで国内で12年ぶりの本格的な回顧展となる「イサム・ノグチ─彫刻から身体・庭へ─」展が開催されます。これに合わせ、東京都内を中心に各地書店で「イサム・ノグチ―彫刻から身体・庭へ」フェアを開催中です。(クリックすると開催書店がわかります)平凡社・求龍堂・武蔵野美術大学出版局の合同企画です。店舗によっては割引券も置いてあります(数量限定)。お近くの書店を見つけて、ぜひお立ち寄りください!どうぞよろしくお願いいたします。[営業ずっち☆]
日常の業務

「通信卒制集」責了

あ、という間に7月。後半戦スタートですね。本日の業務のメインは通称「通信卒制集」の色校戻し。平成29年度 本学通信教育過程を卒業された皆さんの卒業制作作品集を「あとはおまかせします」という責了で、印刷所へ戻すための作業をしました。各コースの先生方、デザイナーへお願いしていた色校確認の転記、私自身が確認した赤字などなどをまとめていきます。修正をお願いするところに付箋を貼るなどするので、この作業はちょっとした工作状態。明日、再確認して図書印刷さんへお渡しし、7月18日の納品を待ちます。よい仕上がりになりますように![制作:呑猫]