トラックの音、ラジオの雑音、雨や風、
崖崩れの音、モーターの爆音、心臓の鼓動
千変万化のノイズを捉えるケージの‘新しい耳’
ジョン・ケージの音楽作品を音楽学者ならではの鋭い視線で分析。同時に、ブラック・マウンテン・カレッジやストーニーポイントなど、ケージと友人たちのリアルライフと時代の軌跡を追い、音楽家としてのケージに迫る。巻末には初演情報など344 曲(全作品相当)のデータを収録。ケージ作品の全容をこれほど詳細に文字化した書籍は本邦初。第20 回吉田秀和賞受賞。第44 回造本装幀コンクール審査委員奨励賞受賞。

はじめに 音楽でなければならなかった
第一章 ブラック・マウンテン・カレッジ◎「終了学校」のはじまり
column01 ケージと信仰
第二章 ギャマットからチャートへ◎近代型コミュニケーションの破綻
column02 ケージの自筆資料
第三章 偶然性とラディカル・モダニズム◎音楽の「形式化」の果てに
column03 音楽の骰子遊び
第四章 無心と融通無礙◎二元論からの脱却
column04 マース・カニングハム・ダンス・カンパニー
第五章 ニューヨーク楽派と仲間たち◎新たなコミュニケーションの構築
column05 レクチャー・パフォーマンス
第六章 ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチ◎行為としての音楽
column06 ケージのビジュアル・アート
第七章 不確定性の音楽◎メディア論への連接
おわりに 混沌ではなくアナーキー
主要参考文献
人名索引/曲名索引
ジョン・ケージ音楽作品表1931-1992

デザイン学
向井周太郎
3,150円(本体価格: 3,000円)

- 「レコード芸術」2011 年1 月号【吉田秀和賞受賞レポート】欄で紹介されました。
- 「Sound & Recording」2009 年12 月号【Books】欄で紹介されました。
- 「レコード芸術」2010 年1 月号【注目の音楽書】欄で紹介されました。
- 「朝日新聞」2009 年11 月28 日【音楽展望(吉田秀和)】欄で紹介されました。
- 「音楽の友」2009 年12 月号【新刊書評】欄で紹介されました。
- 「Sound & Recording Magazine」2009 年12 月号【Books】欄で紹介されました。
- 「週刊オン★ステージ新聞」2009 年10 月30 日号【書評】欄で紹介されました。
- 「intoxicate」(TOWER RECORDS)#82【知識の茶の間】欄で紹介されました。