現代芸術の彼岸
「現代芸術の未来」はあるか!?
待望の藤枝晃雄評論集
抽象表現主義の思想を根底に、現代美術と現代美術批評の両者に対して、透徹した審美眼と鋭い批評精神の持ち主である著者がここ数年にわたって著してきた批評や研究論文を集大成、計16本を収録。真の創造とは何か。真の批評とは何か。〈芸術〉に対し真摯に取り組む人々の指標となる一冊。
藤枝晃雄（ふじえだ・てるお）
1936-2018年。文学博士（大阪大学）。元本学名誉教授、現代美術を担当。美術批評の鋭い論客として知られている。1979年初版『ジャクソン・ポロック』は幾度も版を重ね、2007年に東信堂から新版が出された。
登録情報
| 著者 | 藤枝晃雄 |
|---|---|
| ISBN | ISBN978-4-901631-67-9 C3070 |
| 体裁 | 四六判/ 上製/288 頁 |
| 刊行日 | 2005年06月30日 |
| ジャンル | 芸術理論 |
| 正誤表 | 初版1刷 |
目次
第1部 芸術の不在
現在病について
アヴァンギャルド－その生と死と再生
状況としての美術
ネオ・アヴァンギャルドの落陽
第2部 現代彫刻再考
アメリカ現代美術の変貌－「ミニマリズムから表現主義へ」展をめぐって
美術、1950-1990 －その顕示的局面
第3部 造形／反造形を超えて－抽象表現主義論の視点から
抽象表現主義、その時空の表現をめぐって
描くことへ
「政治的利用の芸術」について
抽象の生成
第4部 美術批評の現在－その位相学的検証
フォーマリズム再考－現代日本美術の場合
メタ理論を遁れて
関連書リンク
田中正之／編 / 定価：2,640円 (本体価格：2,400円)
藤枝晃雄／監修 / 定価：2,163円 (本体価格：1,967円)
谷川渥／著 / 定価：4,180円 (本体価格：3,800円)