教養としての編集

酒井道夫/編

教養としての編集
定価:2,090円(本体価格:1,900円)
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情報化社会において、
「編集」は「よみかきそろばん」に
匹敵する近代人の生存手段だ!

2002 年に刊行された『編集研究』を大幅に改定した増補新版。めまぐるしく変化する印刷と出版の状況をふまえ、あらためて「編集」とは何かを問いかける。日本の近代出版文化に寄与した先人の論考も紹介。

MAU通信教育課程教科書
登録情報
編者酒井道夫
執筆者酒井道夫・田村裕・高橋世織・金子伸二
ISBNISBN978-4-901631-87-7 C3036
体裁A5 判/184 頁
刊行日2009年04月01日
ジャンル芸術理論

目次

『教養としての編集』について
第1 部
編集とは何か―Web 時代に向けて=酒井道夫
1 なぜ教養なのか
2 編集って何ですか
3 事実はまず口伝えから
4 書物と他の様々なメディアを巡って

プロデューサー<統括者>としての編集者―編集の現場から=田村裕
1 「編集」という行為、「編集者」という人
2 編集はチームプロジェクト、編集者はプロデューサー
3 プロデューサーとしての働きかけ
4 編集者は何をプロデュースしているのか

《編集》行為からみた宮沢賢治の《文学行為》=高橋世織
はじめに
1 《文学行為》とは何か―身体行為としての文学の復権へ
2 賢治の居場所がない文学史
3 賢治の《文学行為》の特異性(行為性)
まとめ

美術全集と東山魁夷―編集の作為を読み解く=金子伸二
はじめに
1 美術の全集ではない美術全集
2 作品配列にあらわれる作家観
3 図版鑑賞が成り立つ仕組み
4 作家・解説者・読者の関係
5 美術全集が示す東山魁夷のイメージ
おわりに

第2 部
書籍の装釘の話 内田魯庵
教化機関としての小説および浮世絵 市島春城
『文章世界』のこと 前田晁
挿絵文化の意義 木村毅

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