2015-03

ひとりごと

サクラサク

週末を挟んでお休みをいただき数日間東京を離れている間に、東京地方はすっかり桜の季節。吉祥寺駅からMAUPへの通勤路で見かける桜の木も、見事な花を咲かせていました。個体差があり、まだまだ咲き始めの木もありますが、今日の陽気でどんどん開花するでしょう。あいにく週末に掛けて天気は下り坂の様子。今日が一番の花見チャンスのようです。今日は、南風が相当強いですけどね。そんな中、明日からの新年度を前に、MAUPの新しい図書目録が完成しました。表紙には、油絵学科の小林孝亘先生の作品を使わせていただきました。これまでにない、緑が印象的な仕上がり。新鮮です。この春刊行の新刊本はもちろん、既刊本も全て掲載されていま...
刊行・販売案内

4月の新刊『表現者のための憲法入門』のひきつけられる写真の秘密

志田陽子著『表現者のための憲法入門』の表紙写真は、「民族問題」「難民問題」「日本の現在」に関心を持って作品を撮られ続けているフォトジャーナリスト、ビデオジャーナリストの豊田直巳さんの御作品です。「生活に困窮する人びとが暮らすサダム・シティー(現サドル・シティー)。その日その日を懸命に生きる庶民が暮らしていた」と、説明があるのですが、まず、この女の子の瞳の透明さ、綺麗さに心を打たれます。真実を知りたい、そんな眼です。本文にも豊田直巳さんの御写真10作品を掲載しています。・イラクで空爆を受けた老婆の姿、・パレスチナの難民キャンプの少女、・インドで石炭運びの労働をさせられるこどもなど、沢山の涙が隠れ...
いぬ・ねこ・かえる

真昼の月

今日、本校のある鷹の台で打ち合わせがあり、中央線で吉祥寺から国分寺へ、国分寺からバスに乗って鷹の台キャンパスへ。中央線からは、冠雪をいただいたままの富士山が、春には珍しくくっきりと見えました。ところで雲がない。これはいわゆる特異日ではないか?雲ひとつない空。春らしい淡い水色の空に真昼の月が浮かんでました。鷹の台キャンパスで見た、明日にもほころびそうな蕾を付けた桜の木の上に、かすかに、かすかに六日目の月。(正確には月齢6.71だそうです。でも六日目の月って言いたい)雲ひとつない青空に真昼の月が一つ。孤独だなって思ったんです。でも、太陽の光が強くて見えないだけで、夜と同じように、月のまわりに星々は...
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メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む

4月10日発売予定の、富松保文先生訳・注『メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む』の見本が届きました。わぁぉ、なんてかわゆい仕上がりでしょう!下手な写真で恐縮です。何もないところから像がとつぜん現れるような木炭デッサンの一部のような水墨画の一部のような影のような光のような水面のような幽霊のようなこの魅力的な装幀は、寺井恵司さんによるものです。通信教育課程の教科書は初学者向けの本が多く、読者は、ひとりで自分の手足をつかってハシゴで上へ上へと登ってゆく、そんなイメージがあります。それゆえ、丈夫な、しっかりとしたハシゴをつくらねばなりません。いくつもの通り道があるものの、まずは1つのルートを体に覚えさせ...
ひとりごと

春? 春!

東京地方、昨日今日と、日射しはあたたかいものの吹く風はとても冷たく、春なのか何なのか、とにかくはっきりして欲しい気候です。ただ、そんな中でも、植物の変化は明らかですし、先日取り上げたカエルのようにあまり気付かないものも含めて、自然界は確実に次の季節にむけて動いています。昨日は、吉祥寺校舎の上空でツバメが舞っているのを目にしました。ツバメというと初夏のイメージが強いのですが、もう飛来しているのですね。こんなサイトもありました。来てます、来てます。昨年ご紹介した夜間暖房、照明、監視カメラ付きの高級住宅にも、今年も無事にやって来てくれるでしょうか。要注目です。とにかく、一日も早くすっきりと春!になっ...
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【これから出る本】メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む【4月10日発売!】

モーリス・メルロ=ポンティ著富松保文訳・注「メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む」が4月10日に書店発売となります。『眼と精神』といえば、1966年にみすず書房さんが滝浦静雄先生・木田元先生の訳で刊行されています。今回刊行する美大版(!)「『眼と精神』を読む」は、みすず書房さんのご理解とご協力を頂戴し刊行することができました。さすが懐がおひろいです!ありがとうございました。みすず書房さん版は『眼と精神』を含む、メルロ=ポンティの原稿数編を編まれていますが、美大版は『眼と精神』の原稿のみに焦点をしぼり、前書きではメルロ=ポンティの歴史、思想や時代背景を詳しく解説。本文では、富松先生いわくクドイほど...
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手帳2015販売開始

先週末の編集:t:eehのブログにあるムサビの手帳、本日から販売スタートしております。webから注文できます。数量限定ですので、お早めに!校友会のみなさまで予約いただいた方には、本日発送しました。繰り返しになりますが、4月始まりの手帳です。ぜひご贔屓に。[制作:呑猫]
耳寄りなお話

ムサビの手帳2015

ことしのムサビの手帳(正しくは学生手帳というのですが)は紺色です。4月からの日付の手帳なので、3月20日の今日、2014版と合わせて二つ使ってます。いや、持ってます。4月になったら紺色に切り替える。シール付きです。シールはこんなかんじ。3つの虫食いは使用済み。その3つを貼った手帳がこちら。うまく写真が撮れずスキャンしたものの、やっぱりうまくない。表1と表4をご紹介したく、開いてスキャンした結果、真ん中がビミョーに盛り上がってます。表4の大学名の上に貼っているのは猫の親子なんですが...。スピンの色も粋なんですよ。着物の色遣いっぽいところが、いいかんじじゃないですか?編集:t:eeh
日常の業務

助っ人MAUP

最近は、新年度の教科書注文をたくさんいただいております。ありがとうございます!また新しい年度が始まるんだな…と、こちらも姿勢を正します。「教科書」が、楽しくなってきたのって、いつからかしら。「知りたい」とか「なんで?」…が、自分から湧いて来た時って、不思議なくらいアタマに教科書が入ってきますよね。MAUPの教科書が、みなさまにとってそんな助っ人でありますように…私も今勉強してること、がんばります。[総務:ピロイ]
いぬ・ねこ・かえる

卒業式

昨日も、今日も、朝の国分寺駅で袴姿の女子学生を見かけました。可愛いなぁ・・・思わず眼で追いかけてしまいます。しゃきしゃきと一人で歩いているのは麗しいのですが、その隣に大荷物をもったお母さんがおられること屡々。あれはいただけませんなぁ・・・と思っていたら、いましたね、お父さん。隣ではなく、少し後ろに。娘の後ろを歩くお父さん。ハムコ世代には考えられない光景ですが、なかなか良いお姿でありました。おめでとうございます!とお父様に言いたい。[編集:ハムコ]