ひとりごと

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倉俣史朗

少し前、雨の降る日に倉俣史朗展へ。これまで見たことがない世田谷美術館の混雑具合。それもこれも倉俣デザインの昔も今も変わらない新しさと自由さ、没後も作品の保存や記録を支えてきた方々の稀有な活動あってこそ。それにしてもデザイン系の展覧会は客層が広い。武蔵美美術館の所蔵品も出ています!!夢日記の展示が充実していたため、夢幻的な魅力をいっそう強く感じられる構成。あの浮遊感やユーモアのかたちを支えた素材の探究(心)や製作者との連携など、現実との向き合い方ももう少しみたかったとは思ってしまいました。3脚もミスブランチを見られる機会はそうそうないでしょうし。展示室でてすぐ、薄暗い場所に置かれた若林奮《Dai...
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そんな忙しくないもん

そ、そんなに忙しくないはずなのに、、、なぜなんだ。気づくと、19時半。原因は、不明です。(編集:ハムコ)
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イラストはイメージです

巷でよく見かける「写真はイメージです」、この時の「イメージ」は、視覚的なイメージと心象風景としてのイメージ、後者をとって、例えば「実際はこんな豪華じゃない」パッケージ写真に免罪符的に使われているのだろうというところまではわかります。先日は「イラストはイメージです」にぶち当たり。スープのイラストなら、上記の理由で合点いくのですが、「鶏スープ」に描かれた赤地に白抜きのニワトリ。永谷園は何に免罪を乞うているのでしょうか。「即席」の文字が味わい深いです。現在『イメージ編集』の20年ぶり改訂版を準備中。ロマネスコからマティスまで、かなりの振り幅で図版を掲載します。巷に溢れるイメージを考えましょう!編集ナ...
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さよならロダン

引っ越しまでの半年は吉祥寺生活を何やかんや楽しもうということで、彫刻学科のY先生に教えてもらい気になっていたお店に少し前に行きました。ミロ。ワインバーです。どの料理も素晴らしく美味しくずっと食べてました。黒板メニューだけで美味しいことが伝わる。ソフトドリンクなしなので、お酒全くダメだといけないのが残念なのですが。吉祥寺にあった名店、高山なおみさんのkuukuu(今のキチムの場所)のメニューだった「南風荘ビール」があったので、kuukuuご出身なのかもしれませんが未確認。中央線沿線に南風荘ビールあり。南風荘ビールあるところに美味しいものあり。国分寺のくうふく国立のニチニチ吉祥寺のミロ newシェ...
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ろしあ亭@神保町が月末で閉店!

神保町ブックフェスティバルは、今月の28・29日。残念ながら、今年、ムサビ出版局は出店致しませんが、定番の位置は、すずらん通りの「ろしあ亭」の前でした。昨日のこと、旧ツイッターで「10月31日で閉店いたします」と発表があり、なんとも悲しいキモチに。。。コロナ以前はブックフェスの会期中、ろしあ亭さんは小さなテーブルに、できたてのピロシキや、サーモンを巻いたブリヌイを並べていました。売り子のお姉さんは、民族衣装の頭飾りをつけて「できたてっ、ピローシキぃ、いっかーがですかぁ」と声をかけ、店番をしながら、これを食べるのが大きな楽しみでした。それから、こっそりワインも。うちのワゴンとは、お向かいですから...
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「勇気」を使い切る10月

やっと秋になって、ホッとしているところに、次々と難問がやってくるるる。数日前のこと、洗濯機のスイッチを入れたら、あれ、つかない。コンセントが抜けてるかな? いやいや、おかしいな。一旦抜いて、もう一度。ダメだ。ご臨終。。。エアコンは危ないと思って春先に新調したけれど、洗濯機よ、お前もか。仕事帰りに吉祥寺のヨドバシに寄ってみる、、、ハムコ、ヨドバシが苦手です。店内に響きわたる、あの大音量の繰り返しの音が、まずダメ。さらには、たくさんの商品を前に、どーしたらいいんだ!なんでも1回では決まらない。1回目は、圧倒されて退散する。翌日、また行くの。これは「勇気」を要することで、とにかく「勇気」が必要。ココ...
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本と何か

先々週末はBooks&somethingというイベントへ。フライドチキンの香り漂う会場に、いわゆる「一人出版社」の版元さんが集う本の販売、加えてライブ、コーヒー、というかんじでかなり東京っぽい。いや、世田谷っぽい。しかし良い雰囲気でした。会場の近くのエトセトラブックスさんももちろん出店。盛り上がる新代田。局地的に軽井沢かと見まごう一角にあるジェラートとコーヒーのお店、美味しいです。高そうでかわいいワンが散歩していて眼福地区。会場だったFeverは良いライブをよくやるとは聞いていましたが、今回初めて。ライブは柴田聡子とキセルの2マンです。入場時、チケットチェックのお兄さんによる「どっち目的!?」...
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志田陽子先生『表現者のための憲法入門』第2版なう

今週は打ち合わせが続き、初めてお会いする方もあり、、、緊張の連続(ハムコ、すごく緊張するタイプなんですが、そうは見えないらしく、それでも本人の内側はマックス緊張してます)このところナジオがいつも隣にいてくれるので、発作的にナジオの頭を撫でそうになる瞬間が!(猫を撫でると落ち着くでしょ?)もちろん、そんなことはしてませんよ。外での打ち合わせが続くと、内での原稿整理が進まず、、、外で緊張するわ、内では焦燥感が募るわ。「憲法」の教科書、志田陽子先生の『表現者のための憲法入門』改訂版を担当していますが、なかなか原稿整理がはかどりません。ほかの用事をせずに一気に読み進めたい。連休明けは「憲法まつり」にす...
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芦原義信さん

最近読んだ阿部卓也『杉浦康平と写植の時代 光学技術と日本語のデザイン』(慶應義塾大学出版会、2023年)は、私たちの暮らしが文字とともにあること、その事実がいかに豊かかということを改めて気づかせてくれる本でした。同書は、建築家芦原義信に触れてはじまります。芦原義信は東京芸術劇場やソニービルなどの設計で知られる、戦後モダニズムを代表する建築家で、杉浦デザイン、写植、文字…などこの本から想起するキーワードからはかけ離れているので、冒頭から爽やかに裏切られます。杉浦事務所と写研(モリサワと双璧をなした写植企業)の本社、どちらも芦原設計というささやかな共通点に触れるのみですが、この後「杉浦康平」と「写...
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2023 夏の終わりに。

昨日のブログの通り、営業zucchiさん、お帰りなさ〜い!!👏👏🤗の今週スタートであります!zucchiさんと呑猫さんがほぼ同時期にいなくなってしまい…TTピロイはその間、ひたすらお二人が残してくださった数々のマニュアルとにらめっこしながら、なんとか過ごして来れました💦😅最終的には勘で乗り越えられたことも…(笑)そんなzucchiさんが企画・プロデュースし、大好評につき品切れだった「就活A3ファイル」が、増産→7月下旬に納品となり、現在すでに販売開始しております!!「いつ頃出来上がりますか?」「見本品や汚れていてもいいので買わせてもらえませんか?」そんな嬉しい(申し訳ない気持ちにもなる)お電話...