2015年9月 のアーカイブ

年輪ドア

2015年9月11日 金曜日

ずっと雨つづきでしたが、今日は久しぶりの太陽。
8月の暑すぎた日々は太陽が嫌いでしたが、今日の太陽はなぜ好きなんだろ…
ほどよい久しぶり感。

雨が降ると、木造のMAUPの部屋は、ドアがきつくなるんです。
湿気で木目がギュッってなって開けづらい開けづらい… ^_^;)
MAUPのドアが、湿度計。でもそんな呼吸してる感じに、愛着もわきます。
大丈夫です。晴れればまた戻ります(笑)

それでも、
湿気を吸い込んで、室内を調節し、快適にしてくれてるんだと思えば、
ドアさんに感謝しなくちゃ。

…ドアさんて(笑)
最近、もうすぐ2才の姪っ子とよく会うので、
今みたいに、感情を込めるモノに対して、なんでも‘さん’をつけてしまうクセが…

もう10年以上この部屋でお仕事してますけど、
木造だからか、なんだか居心地がいいのかもしれません。
湿気同様、いろんな出来事や思い出も、木が吸い込んで年輪にしてく勝手なイメージ。
どれほどこの部屋は、あったかいのでしょうか。

…って書いてたら、
「木工 樹をデザインする」のご注文の電話が入りました。
ありがとうございます!

[総務:ピロイ]

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ホスピタルギャラリーbe

2015年9月10日 木曜日

徳島大学病院西病棟の1階ホールにそのギャラリーはある。
「ホスピタルギャラリーbe」
「b」は「美」を、「e」は「医」を表しているという。

徳島大学病院と武蔵野美術大学の共同研究として
「美」と「医」のコラボレーションが始まったのは
2008年。翌年に、この小さなギャラリーが誕生した。
開設以来、このギャラリーの監修を手がけてきた
ムサビ基礎デザイン学科(通称:基礎デ)の
板東孝明先生が編者となって、このたび
「ホスピタルギャラリーbe」を1冊にまとめることに
なりました。
8月10日のブログ「徳島:弾丸の旅」は、その準備。
なにしろこのギャラリーの展示、基礎デ名物授業
「形態論」の学生作品を並べてしまう。
ええっ、そんなことして、続かないでしょ???
受け入れられないでしょ???と思いきや・・・
[編集:ハムコ]

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雨の重陽

2015年9月9日 水曜日

9月9日の重陽の節句に台風が来ました。
6日のお昼過ぎからずーっと雨。4日間降りっぱなしです。

9は奇数の最大数で、陰陽でいうと、偶数は陰、奇数は陽。
その陽数の最大数が重なるから重陽っていうんだな、と理解しておりまして、最強の陽の重なりは、中庸を重んじる陰陽的にはあまりよろしくないのですが(強すぎる)、それがどこかで「強さ=災いを破る」に転移したと聞いたことがあります。
重陽の節句にはお酒に菊の花びらを浮かべて飲む風習もあったそうですが、菊の花びらの重なりは重陽という言葉にふさわしい気もします。

陽という字と雨という字がしっくりしないと、よけいなことを考えながら、ざんざん降りの雨の中、井の頭公園の中をバスで走り抜けました。
よけいなことは忘れちゃいましたね。
雨の中の井の頭公園、どんだけ魅惑的だったか。
夏をすぎて鬱蒼と茂った木々が雨に煙る、煙る。
樹の幹を覆う苔とか、遠くに見える木の葉の重なりが雨に滲んで緑の怪鳥に見えたり。
乱視+近眼+老眼ですからね。何だってありです。

さすがの土砂降りでバスを降りて歩きたい、とは思いませんでしたが、バスの窓にへばりついてうっとりと公園の緑を眺めてました。

で、雨の井の頭公園を反芻してうっとりとカレンダーを眺めていたら9月があと10日程度しかないことに木がついたじゃなくて、気がついた。

えらいことじゃん…。

編集:t:eeh

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備えあれば

2015年9月8日 火曜日

「篠つく雨」は夏の季語なれど、今日の東京は
まさにそんなかんじ。
このまま台風になったら、どうなるんだろう?
心配になってくる・・・
昨日、帰宅するとポストに「東京防災」が入っていた。
小さな箱の中にはこんなものが。

IMG_0337

先日の新聞に、冊子「東京防災」はとても分かりやすいので
都民以外にも配布すべきだ、という意見が出ていた。
この冊子、四六判よりほんの少し小さい。
なぜこんな変形判にしたんだろう?
「防災マップ」は、住まいの近隣の地図に避難場所となる
学校や公園がマークされている。
裏面には、家族の連絡先を書く欄や、非常時に持ち出す物の
一覧などがある。
当たり前のことばかりだが、もう一度よく確認せねば・・・
それよりさぁ、この「都民の皆様へ」ってお手紙だけどね、
舛添さんの肖像写真、なんでカラーなの?
ってか、この写真いらなくね?
などなど、本来とは別の、瑣末なことが気になって仕方ない
秋の夜長であった。
[編集:ハムコ]

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うれどき

2015年9月7日 月曜日

近所の八百屋さんの高いディスプレイ力に抗うことができず、3年前に引っ越してからというもの果物を買い求めることが多くなった(自身比)。加工品や飾り付けでちょっと食べたことはあっても、生でおみかけするのは初めて! とその八百屋さんでめぐりあった果物のひとつが1年前の黄桃。
早速、会社にもっていって味わうと……シャリっていう、この感触は何? 全然甘くないものなの?……皆が生で食べたことがないとのことで食べ頃の判断も、むむ?? という結果に。

季節はめぐり今年も出会えた黄桃。リベンジ(?)を果たすべく、どれだけ熟れたら食べ頃か、皆の目に触れるところに置いて1週間。満を持してカットしたのが下の写真でございます。
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写真の腕がよろしくないけれど、味わいはイケていました。ちゃんと甘くて、やわらかくて、キズもなくて。熟れ時の見極めって大切なのですね。

刊行企画もしかり。うれどき(熟れ時・売れ時)を見誤らずに進行していきたいです。

[制作:呑猫]

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展覧会情報

2015年9月4日 金曜日

昨日からはじまった展覧会のお知らせです。

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《tupera tupera イラストレーションの世界展》
日程:2015年9月3日(木)~2015年10月2日(金) 
※大学が閉まる日曜、祝日はお休みです
時間:11:00-17:00
場所:武蔵野美術大学 2号館1F gFAL

“tupera tupera(ツペラ ツペラ)”は、絵本やイラストレーションをはじめ、ワークショップ、舞台美術、テレビ番組のアートディレクションなどなど、さまざまな分野で幅広く活躍している、ご夫婦ユニット。

旦那さんの亀山君が、ムサビ版画の卒業生です(奥様はタマビご出身)。彼は、在学中から版画の枠を超えた制作を行っており、卒業制作は版画を使った映像インスタレーションでした。

9月7日(月)には、亀山君が特別講義も行う予定。
〈課外講座〉 tupera tuperaの世界
講師:亀山達矢氏
日時:9月7日(月)16:30〜 
場所:武蔵野美術大学2号館205(7講)
一般の方も受講可能だそうです。

今回の展示では、さまざまな媒体で使用された原画が数多く見られます。
是非、足をお運びください。

(編集:凹山人)

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景色の色

2015年9月3日 木曜日

9月になり、いつものようにMAUPに静かな緊迫感が満ちてきました。この緊迫感が抜き差しならなくなる前にと思い、先の週末、大学の同好会の同窓会に出てきました。どうこうかい の どうそうかい…ややこしい。
岐阜辺りのトンネルを超えて関西側に新幹線が出ると、いつも「色が違う」と思う。景色の色のトーンが変わるんですよ。
で、思い出したのが糸魚川静岡構造線です。

中央自動車道を東京から長野に向かうと左手に、高い山脈が壁のように連なって見える場所があります。
北アルプス、中央アルプス、南アルプスの山々が重なって日本列島を西と東に隔てる場所です。
「天を衝く偉容」と呼びたくなるような堂々たる景観なのですが、この山々はたぶん糸魚川静岡構造線に西側にあるのじゃないかと思います。

この糸魚川静岡構造線を境に地質および生態系が異なり、家電のヘルツもここを境に西60ヘルツ、東50ヘルツです。
高い壁のように連なる山々が生物の交流を阻み、もちろん人の行き来も困難で、西と東の文化や風習が異なったんだなと、この偉容を見て思ったわけです。日本列島を東西に分ける壁ですね(あ、もちろん海の道はあって、京都大阪の出汁文化を支える昆布は北前船なんかで日本海を通ってやってきたそうです。福井に奥井海生堂という老舗の昆布屋さんがあって、ここの昆布はおいしいと思う)。

すごいことに、この高い壁を人力のみで走破しようという競技があります。トランスジャパンアルプスレースです。
初めて(たぶん)BSで見たとき、信じられないと思い、でも興奮しました。
「日本海側の富山湾から日本アルプスの北アルプス・中央アルプス・南アルプスを縦断して太平洋側の駿河湾までの約415キロメートルを一週間(予備日1日)で、交通機関を一切使わずに自分の足で走るもしくは歩く競技」で、2年に一度の開催、2014年は8月9日〜17日までの日程でした。
文字どおり日本列島を分ける高い壁を日本海側から太平洋側へ歩いて走って渡るって、すごすぎ。

で、話が元に戻りますが、糸魚川静岡構造線を超えるから景色の色が変わるんだなと思ったのですが、因果関係を求めるならば、静岡辺りのトンネルを超えると景色の色が変わるはずで、それが岐阜辺りのトンネルではなんの因果関係もないではないか、といま地図を見て気づきました。

はて、では景色の色はなぜ変わるのか?
気のせい?

編集:t:eeh

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結果発表! ムサビしおりデザインコンペ

2015年9月2日 水曜日

7月18日(土)〜8月22日(土)にオリオン書房ルミネ立川店で行われた「MUSABI ART BOOK FAIR2015」と同時開催の「ムサビしおりデザインコンペ」。昨年につづいての企画ですが、今年は265票の投票をいただきました。応募してくれたムサビ生のみなさん、投票してくださった来店者のみなさん、ありがとうございました!
票がとても分散したので、間違ってはいけないと、営業・ずっち☆と、よみあげ&正の字書きをして集計!

おまたせの結果発表は、昨日、本サイトのtopicsで行いました。本サイトをみていただきたいので、このブログでは詳細を書きません。ごめんあそばせ。
topicsとinformationは、自分たちでアップロードできる仕組みです。全部タグ打ちする技術はないので、作品と一緒に結果も掲載したい……ということになるとサル知恵で、次のような手順をふみました。
1)InDesignでレイアウト配置する
2)上記をpdfにする
3)さらに上記をgif保存してアップロードする
pc以外でご覧になるにはご不便ですが、ぜひご覧ください。

さらに、本日は新しいtopicsが加わっています!

[制作:呑猫]

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家鴨文庫だより(その2)

2015年9月1日 火曜日

古書収集で異本の収集が一番楽しい。装丁や版組の違いはもちろん、内容の修正や劣化など。
今年の8月、日本教育史研究会のサマーセミナーに大学や中学校の教員や博物館学芸員がパネリストになって、教育史研究がそれぞれの教育にどう活かせるかというテーマの議論になった。ここで日本教育史は、実は1876(明治9)年の万国博覧会への英文図書出品を引き金に、図書出版から始まって、それが徐々に明治時代の教員養成の教科書となって、専門の学者達が誕生するのは大正昭和になってからだというお話をした。
この最初の教育史と銘打った図書であり、教科書である『日本教育史略』の異本類を家鴨文庫から提示した。

最初の1877(明治10)年版は文部省が直接に出版

最初の1877(明治10)年版は文部省が直接に出版

明治10年とあるが、1884(明治17)年5月年版。いまの吉川弘文館が文部省の許しで復刻。家鴨文庫本は海後宗臣の旧蔵。

明治10年とあるが、1884(明治17)年5月年版。いまの吉川弘文館が文部省の許しで復刻。家鴨文庫本は海後宗臣の旧蔵。

明治10年とあるが、1884(明治17)年8月版。大阪での翻刻。

明治10年とあるが、1884(明治17)年8月版。大阪での翻刻。

1886(明治19)年版。師範学校教科書であることを扉に明記した。

1886(明治19)年版。師範学校教科書であることを扉に明記した。

それでどうなのといわれても、異本愛好家としては寂しい。「明治10年の日本教育史略が師範学校に教科書として使われました」という多くの教育史の概説書に書かれている叙述が、実は明治10年はまだ教科書ではなくて、それが再び翻刻されたのが明治17年、そして師範学校のカリキュラムのかわる明治19年にはこうして異本が出たのだということが、漏示の現物の書籍で追体験できることが楽しいのである。どうも。

【ケロT取締役】

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