いぬ・ねこ・かえる

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深海より

いつのまにやら1月末なんですね。今年初のブー当番です。ずーっと深い海で過ごしてました。深度3000mくらい? 当然光は射さない、極彩色の海の生き物も見かけない。暗い海の底に、紙の束と無数の赤字と付箋が飛び交ってるわけです。殺伐としてます。この深海暮らしは2月の第1週まで続く予定で、いま最後の土壇場前の一瞬の休息、みたいな感じです。時たま庭の花が咲いているのに気づくわけです。3月のお水取り前に咲き始める椿が去年の11月頃からずっと咲いてます。お正月はいつもつぼみばかりなのに今年は花盛りでした。パソコンの都合でどういうわけだかこれ以上写真をアップできないのですが、下の椿は2015年11月に咲いたも...
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『ホスピタルギャラリー』は何の本?

先週末に納品された『ホスピタルギャラリー』編者である板東孝明先生、ブックデザインの平野昌太郎さんにまずはチェックをしていただき、次に著者である深澤直人先生、香川征先生にお届けする。それから協力してくださった方々に御礼のお手紙とともに献呈。ようやくその作業が一段落した。徳島大学病院ホスピタルギャラリーbeの開設当初から展示写真を撮り続けている川崎孝志さんは、深澤先生、香川先生との打合せにも同行してくださり、その写真も『ホスピタルギャラリー』に収められている。献本後すぐに川崎さんからメールをいただいた。「焼きたての本といいたいところですが 刷りたての本が届きました。 急いで箱を開封し 出現した本の...
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ドキドキする毎日

昨日のMAUPは、祝日とはおもえないほどの人口密度。4月1日奥付の教科書5冊の入稿が迫っている。「まだ索引がぁ…」という静かな叫びとともに帯を考えたりという「付きもの」の準備も粛々とすすむ。『新しい教育相談論』の装幀案が今朝、臼井新太郎さんから届いた。まだラフ案だけど、見せちゃおうかな。教職課程の教科書は、かっちりと真面目な印象が重要。ただし、ムサビらしく、明るい臨場感がほしい。限られた写真を使って、臼井さんは見事にリクエストに応えてくださった。編者の先生方にも好評。3月中旬発売の予定です。一方、しあさって15日に『ホスピタルギャラリー』納品。ううう、ど、ど、ど、ドキドキする。どうか綺麗に仕上...
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本日最終日?

「見積、午前中たのむー」これくらいは、普通の日本語としてじゅうぶん通じる。が、今日のMAUPは隠語(?)が飛び交っている。「マルチメディア註フリーおねがい」(共有サーバーに『マルチメディアを考える』註の原稿を入れたので組版をしてほしい)「メール入れる徳島」(徳島大学病院に納品する際の、窓口の住所をメールしたので、印刷所に指示してほしい)「馬の尻キレてた〜!」さすがに、これは通じなかった。そりゃそうだ。ある図版について、馬の全像を入れてほしいと著者に依頼されていたのをすっかり忘れていたのだ!先週末からハムコは「なんか忘れてないか症候群」にとりつかれ、その結果、会話が断片的になっている。「まだ足で...
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猫の空

どうすんの? ってくらい、超めちゃくちゃ忙しい。いいお年なのに無茶だって、という程度に忙しい。そんな毎日を、とぼけた白猫と遊んでなんとかやりすごす。夜毎、深夜に「きゃっほー!!! 雪っ、あそぶよっ」という声が古い木造家屋から響いているはずである。遊び疲れて眠るのは、猫と変わらない。この時期、朝から午後の早い時間にかけて、猫はひたすらお日様を追いかける(あったかいからね)。そんな姿を見るたびにハインライン『夏への扉』の猫のピートを思う。ひなたぼっこする猫の姿はどれほど満ち足りていることか。この時期特有の、晴れた日の夕暮れのガレの空を見ながら「いい空だねぇ」と猫に言う。「そうだねぇ」と猫が応える。...
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チョコレート…

みなさま、きっと、お忙しい時期なので短めに…ゆるキャラ続きなので(これは特にゆるくはないですが)↑毎日チョコレート1つずつ、クリスマスへのカウントダウン。(ケロT先生からMAUPへ。いつもありがとうございます!)カウントダウンになってるのに…好きな数字「17」を開けている勝手な人間はピロイですw(っこら!)あ。短めに…って冒頭で自分に忠告したのに、「チョコレート」で思い出したワードがあります…韓国では、割れた腹筋を、「チョコレート腹筋」というんですよ。一般的にはシックスパックとか、いいますよね。確かに、割れた腹筋、板チョコのように見えますね。なんか、表現かわいくないですか?終わりばかりを意識し...
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ゆるキャラといえば

ゆるキャラといえば、雪。t:eehの元気の素、とぼけた美形の白猫です。で、これもゆるキャラではないか、と思った代物。ハムコからの夜食の差し入れです。沢内三千石およねの出どこおよねまんじゅうおよねってだれーって、へらへら笑っちゃいました。頭が煮え上がりすぎてとうとうぶっ壊れたかと。岩手県の工藤菓子店の名菓です。あっという間においしくいただいちゃったので、中身の写真はありません。残念。音楽の教科書がらみで、声の快楽と、語れないものを語ろうとする研究者の、覚悟のような決意表明のような毅然とした文章に触れて、そのことを書こうと思っていたのですが、とうとうオツムが茹で上がっちゃったみたいで、まじめなこと...
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秋の贈り物

ある日、maupの机にこれが載っていました。見よ、この迫力。干し柿です。t:eeh興奮。ぱっと見、かわいいクラフトに見え、なになにこのかわいいものは、と近寄ったら干し柿だったという。呑猫のご実家から送られてきた正真正銘の手作り100%です。ヘタの乾き具合とか、色とか、たこ糸とか、手作りの木のおもちゃのようにかわいい。しかもきわめて美味。ひとくちで1個食べてしまい、2個目に手を伸ばした時点で、干し柿のもとの大きさに思い至り、あやうく思いとどまりました。こんなふうにたこ糸で吊るして干して念入りに作るのだそうです。美味しくて当然。左の写真のたこ糸の上の方にはピロイちゃんの白魚のような手があります。ピ...
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悩める英語タイトル

日本の書籍の最後のページにある「奥付」は、欧米の場合は総扉をめくったところ、つまりは巻頭にあることが多い。来年2月刊行予定の『ホスピタルギャラリー』に英語表記の「奥付」も入れようということになった。お洒落な写真集とか、すぐにも翻訳が出そうな分野では、よくありますよね。が、このタイトル、英訳するとどうなるの???いつも迷うのは「a」と「the」の使い分けである。うーん、、、これで良いのか。。。もちろん、最初に編者のチェックを仰ぐのだが、文法だけでなく、書籍タイトルとして不自然ではいけない。これは悩んでいても解決しないので、ネイティブに近い、つねに書籍に囲まれている方にメールで相談。・・・なるほど...
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鬼太郎の海

さあ!!帰ろうと思ったら、ブー当番だったという...。来年出る音楽の本のことなど書こうと思っていたのですが、そんな気力もなく、のんきな思い出話でお茶を濁すでござる。いつだったか忘れちゃったのですが島根県の境港に行きました。境港からバスを乗り継いで、さらに奥へ。美保関町というお魚がおいしい漁村がありまして、べつに魚が食べたかったわけじゃなくて、あまり人が行きそうにないところがいいなと思い、境港の駅から一番人が少ないバスに乗ったわけです。境港の駅前は鬼太郎ばっかりでした。こなきじじいの着ぐるみも闊歩して観光案内してました。。美保関町には、えびす様の総本社だという由緒ある美保神社があり、美保関灯台と...