いぬ・ねこ・かえる

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おめざめ

鷹の台キャンパスでは、暖かい風が吹いた3月13日が本年の一斉産卵日でした。夕方にはヒキガエルのみなさんが大行進をして池に集まりました。ムサビでは例年2月ぐらいの暖かい日にすこし目覚めて、3月に何カ所かの池に集まるのですが、今年は少し早めでした。産卵が終わるとまた各所に戻っていきます。ヒキガエルは池ではなく草むらで生活します。本当に不思議です。同じ時に集まるといっても、お寝坊さんもいるみたいで、一匹だけ翌14日に池にいる子がいました。記念に写真をお願いしましたが、まだ眠いようです。池にもどりましたが、お友達はやってくるでしょうか。その後も水温が高いので無事に卵は無事に細胞分裂しています。がんばれ...
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校正17センチ

3月はいくつか新刊が出まして、乞うご期待です。そのうち、某608頁のテキストの校正です。積み上げて17センチです。A3サイズなのですがわかりにくいので、比較のためカエルが鎮座ましましています。校正って大変なのですよね。著者はもちろん大変でしょうが、編集者や外部校正者といった本作り、文章作りのプロに加えて、内容や表現などを専門家にもチェックしてもらったりもします。この本の場合は博士2名、修士1名、当該分野の免許所持者2名と合計5名もの専門家に、コメントや校正を著者からお願いしました。写真はその方々から戻された校正です。それでも最後まで誤植が出ますから、本当に大変です。608頁は出版局の頁数ランキ...
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猫の恋

二月の季語に「猫の恋」があるそうです。そういえば春先の寒い時期に、早いときは12月あたりから猫は夜になるとうにゃうにゃと大変だと思い、ここしばらく猫の恋の声を聞いていないことに気づきます。『石元泰博——写真という思考』を制作していたとき、最終校正の赤字を入れながら猫の恋の声を聞き「そうか猫も忙しいか」と思ったことを覚えてます。刊行が2010年5月なので、多分2010年1月か2月頃のことのはず。まぁ、あれからあまりにもとんでもないことがあり、猫も恋どころではないのかな。猫が生きづらい世は人にだって生きづらいよ。しーんとした深夜に思います。あいかわらず寒さは厳しいのですが、花芽はどんどん育っていま...
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メダカと居候

ブログ当番をすっかり忘れていました。(MAUP日記は当番制なんです)三月の新刊の準備やら何やらで毎日慌ただしいですが、今日はプライベートネタ。去年の夏祭りの日に、水草を買って、ボールにいれていたら、ゴマより小さい黒い点がチラホラ。なんだろうと観察したら、正体は“タニシ”でした。どうやら水草に卵がくっついていたようです。飼うつもりもなく、あれから半年。餌は一回もあげていないのに、徐々に増え5〜7匹に。ボールの水を変えようとしたら、「オレら、流されたくないよ!」とばかり縁にへばりついて、何故かいなくならない。「…居候だな」と思うことにし、ほっといてました。しかし水草ばかりもさみしいので、先月5匹に...
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栄養いろいろ

ケロT取締役より差し入れをいただきました。目とお肌に栄養を。そんな、いただいてばかりのケロT取締役へ‘栄養’のお返し。通信教育課さんが、名古屋へ入学相談会へ行った時のお土産だそうで…かえる饅頭。(…すみません、目だけで楽しんでください)[総務:ピロイ]
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懸想文売り

京都の須賀神社、節分の日に「懸想文売り」が現れる。「懸想文」は「けそうぶみ」と読みます。恋文のことです。ほら、手にたくさん持っています。この懸想文をひとつ買って、箪笥におさめておくと良縁に恵まれるのだそうです。しかも美人になるとか。毎年まいとし買うと、箪笥がいっぱいになってしまう・・・そんなことは考えていけないのですね、きっと。なにが書いてあるのかなぁ。「懸想文売り」はお公家さんがお小遣い稼ぎのために始めたそうで、そのために顔を隠して売り歩くといいます。ハムコの憧れの職業です。[編集:ハムコ]
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春を知らせるもの

立春です。光が強くなって、すっかり春の光です。猫はこの時期になると日向ぼっこを始めます。光の中で無防備に寛ぐ猫のうしろ足です。肉球にひとつずつ、踵(といういい方でいいのか?)近くにも左右対称にひとつずつ。この模様がやたら気に入ってます。北斎や暁斎の描く猫によく似た模様の完全な和猫です。撮影ボタンを押したとたんごろんと寝返りを打ち、足の先がフレームに外に出てしまいました。間がいいというか、悪いというか。t:eehではなく猫のことです。もひとつ春を知らせるもの。つるバラの芽です。ボケちゃってますが写真右下にポツンと赤いぽっちが見えますが、春になると、この芽からあたらしい枝が凄い勢いで伸びます。そし...
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まっくろくろすけ

新刊予定、現在最終校正中の某書籍の掲載写真図版で残念ながら「まっくろくろすけ」(出典:『となりのトトロ』)を理由に没になった資料です。たしかに、一色の印刷だと、真っ黒な板なんですよね…。でも、まっくろくろすけだから、よくみるとみえるんです。墨のおかげで虫食いを逃れて現代まで伝わるわけですから。写真は、その、明治1桁に活用された師範学校教科書、万国史略の版木です。大きさの比較のためにカエルがいます(って比較になっていない)。刊行される本では、当時の刷られた『万国史略』と、版木から新たに刷り直された該当ページが掲載されます。[ケロT取締役]
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巳年ロール。

今年初会議。ケロT取締役より差し入れをいただきました。巳年の、へびロールケーキ&ハートのロールケーキ♡(cute!)カエルさんはへびさんに食べられちゃいますけど、大丈夫ですか…巳年には、‘甦る’とか‘再生’っていう意味があるそうです。もう年明けてだいぶ経ちますが…本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。[総務:ピロイ]
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まちがいなくタヌキ

先週のこと。凹山人が「吉校にタヌキが出たそうですよ」と言いました。ハクビシンではなくまちがいなくタヌキである、そうです。t:eehは本物のタヌキを見たことがない。正確には、祖父の襟巻きになってしまったタヌキは見たことはあるので、歩いている本物のタヌキを見たことがない。するとタヌキが、じゃなくて凹山人が、(本校のある)鷹の台キャンパスには多分住み着いてますよと言い、ハムコが「会ったことがある」と言い出しました。ある日、道を歩いていると向こうから「小さめの犬」が歩いてきたそうです。ポメラニアンのように見え、散歩の途中で迷子になったか、ついうっかり外に出てしまった飼い犬だと思ったハムコはとっさに保護...