いぬ・ねこ・かえる

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一週間おくれの啓蟄

啓蟄の朝、台所で蟻発見!!開けたばかりの「ブドウ糖5%溶液」20mlアンプルの切り口にしがみついていました(猫のためのブドウ糖です)。甘いものは見逃さない。さすがに啓蟄。さすが蟻。春がきたんだなぁと思います。啓蟄になると電話してくる変人もいて、「なんで啓蟄に電話してくるの」と聞くと、「むずむずするというか、血が騒ぐというか」という返事が戻ってきて、以来、その変人は「もののけ姫」と呼ばれています。一昨年までは、啓蟄に必ず庭のカエルが顔を出してました。そんな馬鹿なと思いながら啓蟄って凄いなと思ったものでした。去年の啓蟄にカエルは顔を出しませんでした。あれ?と思う間にあの大震災と原発の大惨事が起き、...
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くも・そら・らいおん

先日、はじめてskypeを体験しました。iChat(MacOSXに付属するソフトで、インターネットを使ったテレビ電話のようなもの。ざっくりいいすぎ?)よりもいいかも。ソフトを選ばず、距離を感じさせず、ちょっと前の衛星中継くらいな感覚でやりとりできて、すごい!便利なものは享受したい! となると、やはりcloudサービスがスムーズになる環境にしなくては。我が家のパソコンのOSをMacOSXLionにしなくては。夏にはMountainLionになるといいますし……。
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カエル泳いで春きたる

今月刊行、高橋陽一先生の『造形ワークショップを支えるファシリテータのちから』装幀ができあがりました!(あえて書影は掲載しませーん)装幀は、工藤強勝先生のデザイン実験室。挿画は『美術館のワークショップ』も担当された山岸彩乃さんです。このワークショップシリーズは「手」を意識してつくってきましたが、今回は異色。スーイスーイとカエルさんが泳いでいます。水面には波紋が現れます。この波紋はどんどん広がるワークショップ!楽しそうでしょ? というわけで、いま、ハムコはこの単行本と、『造形ファシリテーション能力獲得プログラム 2011年度報告書』が入稿直前で、もがいております。同時進行で通信教育課程の卒業制作の...
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ごめんね[タコ]の話

2月22日は猫の日なんだそうです。気がついたらいつの間にかそういうことになっていました。愛猫家のみなさん、おめでとうございます。それから猫たち、よかったねぇ。おいしい物をいただくように。気心の知れた友人と、句読点の代わりに絵文字を入れたメールを交わしていました。しかし、この絵文字が絵として変換されない機種もあるということを今日知りました。たとえば、こんな具合です。連絡ありがとう[ナルト]メールに気づかず[カエル]返事が遅れて[カメ]ごめんね[タコ][タコ][タコ]謝ってない。なんつー失礼な奴。相手が妹だったので、あれぇ[タコ]ってなにー?ですみました。[タコ]を3つ連打してました。[タコ]とい...
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冬のバラ

遮眼帯をかけた馬なみに、ここしばらく暮らしてます。いい歳なのに、馬なみって...。第4コーナーを駆け抜けてゆく馬は胸躍るほどに美しいですが、人が馬並みって、美しくはないな。冬のバラが咲いてます。今の家に引っ越したとき、引っ越し祝いに何がいい?と聞かれ、物干竿が欲しいと言った私。物干竿って...、もう少し別の物はないのかねと叱られ、じゃあ、つるバラをくださいと答え、そしてつるバラのなかでも名花といわれているらしい「つるフラウ・ドルシュキ」がやってきた。写真はドルシュキではなくてピエール・ド・ロンサール。以来ほぼ10年。調子にのってつるバラをどんどん植えて、とんでもない状況に陥りつつあります。夏に...
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みなもと

朝、通勤途中鼻歌歌ってしまったの、誰にもバレてないといいな…KAT-TUNのライブツアーが決まって…嬉しくて。超個人的心境からスタート切ってすみません。デビュー前から大好きで、毎年ライブに行ってます。もう習慣的に。今年はライブがなくなってしまって、なんか…なんだろ…、ちゃんとご飯食べないまま、フルマラソン走らざるを得なかったような年でした。私にとっては。大事で。彼らのパワー。ライブの、観客も含めたパワーみなぎるあの空間。八万四千の毛孔から確実に浸透するエネルギー。…にも関わらず、朝の鼻歌がKAT-TUNじゃなくて「チキチキバンバン」だったのは、自分のことながら自分でも疑問。さて。汚れたカップ漂...
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『美術館のワークショップ』装幀

『美術館のワークショップ 世田谷美術館25年間の軌跡』がいよいよ、ぎりぎり、滑り込みで、年内に刊行!デザイン実験室の工藤強勝先生デザインによる装幀をまだカラープリンタでの出力ですが、お見せしてしまいますっ 写真がヘタでごめんなさい。写真はいまいちだけど、「よしよし、いいこいいこ」って頭をなでたくなるでしょ?(本に「頭」があるかいな、と云わないでね)いままでのワークショップ・シリーズの装幀には作業する「手」の写真をつかっていましたが、どうです、今回は山岸彩乃さんによるイラストレーションです。よーくみると、鉛筆や、封筒や、玉結びみたいな文様・・・こんなに「手」を感じさせるイラストレーションは久しぶ...
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冬の来訪者

今日は寒いですね。天気がよくて、寒い。いよいよ東京の冬がやってきた感じです。この季節になると家のまわりではよく「ヒッ、ヒッ」という鳥の鳴き声が聞かれるようになります。私は、あー今年もやって来たなぁと思うわけですが、みなさんはどんな鳥かご存知ですか?答えは「ジョウビタキ」。他の多くの鳥同様、雄がカラフルで雌が地味。雄は、頭はグレー、胸は橙色、顔と背中は黒という、派手と言えば派手、でも実にシックな装いなのです。で、雄雌共に背中に左右一対白い斑があり、別名「紋付鳥」とも呼ばれます。冬に渡って来るわけですが、市街地にもよく姿を見せてくれます。どちらかと言うと、あまり人を怖がりません。図太い性格のようで...
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誤変換

空耳はかなり得意である。空耳ネタには事欠かない。たとえば丑寅(うしとら)の刻を、ウルトラの刻とか。音が耳に入って言葉に置き換えられるときに、多分変なところに接続するんだね。誤変換する。いま呑猫が救出大作戦を展開してくれている通信教育教科書のデータは、結局、呑猫が新規に打ち直すことになったのですが(お手間かけます)、暗号か、脅迫状かという誤変換に埋まった文面は、奇妙に詩的でもありました。欧文、記号、*は「米」の誤変換か? 資料が「賃料」、文章が「文革」。文革...何年前の話なんだか。懐かしいと言っては不謹慎である。さらに、ジャイアントコーン。隣の凹山人の反応が微妙に奇妙だと思っていたら、なるほど...
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カラスと一緒に帰るのだ

11月である。今年もあと2ヶ月。何があっても来年は来る。やさしいような、冷酷なような。ややこしい仕事が片づいたので、外階段で一息ついてました。晩秋らしい独特の夕暮れです。空が色ガラスのように透明になって赤から墨色に暮れてゆきます。このグラデーションのなかに千変万化に思える色が潜んでいる、なんて思いながら中天に輝く三日月に気づく。きれいである。「カラスと一緒に帰りましょ」と夕焼け小やけの歌が流れてきます。近くの小学校が流しているのか、武蔵野市役所が流すのか、この界隈はいつも夕暮れになるとこの歌が流れます。一日千秋というのは楽しいことを待つこころですが、この場合は十年一日で変わらんなと思う。子ども...