ひとりごと

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なかなか

テレビでもとり上げられていたので、ご存知の方も大勢いらっしゃると思いますが、もう一月も前にニュースになっていたこの話(リンク先は半月ほど前のものですが)。素直にいい話だなと思いました。生徒たちがやったことは「東京駅で降車する際、用意したごみ袋にごみを入れ、椅子は元に戻すとともに、ヘッドカバーを張り直し、床に落ちたお菓子などのごみを拾った。ごみ袋はまとめて車両の出入り口脇に集めた」。校長先生が仰っている通り、至極あたり前なこと。そのあたり前のことがきちんとできる、それも集団でってところがすごいです。それがまた、先生の直接の指導によらず生徒たちの自主的な行動だったというのだから感心せずにはいられま...
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地に向かって咲く花

春の日ざしになり、陽気とともに花粉も飛んできました。周りの花粉症持ちはみな口を揃えて3月5日の夕方から来た!!といいます。t:eehも3月5日の夜から来た。啓蟄に花粉も来るのか、と憤慨したわけなんです。いろんなものが混じってるからねぇと、やたらいろんなマスクを取り寄せている人もいます。同じ頃、椿が咲きました。どういうわけか、大地にまるでお辞儀するかのように咲きました。春が楽しいだけの季節ではなくなったのはいつからだと思ったことがあります。花粉症が最高に苦しい頃に思ったのですが、考えてみれば、3月10日は東京大空襲の日です。かなり前、東京大空襲の火の中を逃げのびたというタクシーの運転手さんに出会...
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三嶋典東の出会いと別れ

みすず書房発行の『みすず』三月号に、佐々木幹郎さんが「三嶋典東との出会いと別れ」という文章を書いておられる。精興社という印刷屋さんの営業の方が教えてくださった。吉祥寺のブックファーストには在庫がなく週末に丸善の本店で手に入れた。東京駅から中央線に乗り、さっそく開いて読みはじめ、四ツ谷あたりで涙がとまらなくなった。三嶋先生の学生時代は学園紛争の真っ最中。当時のことを御本人は「俺はノーヘルの三嶋と呼ばれていたんだよ」と恥ずかしそうに、ちょっと(かなり)恥ずかしそうに、話しておられた。京都大学のバリケードで、三嶋典東が壁面に線画を描かなければ、彼はLineManとして生きなかったかもしれない。彼はL...
ひとりごと

1個…半

質問です。この箱の個数は、何箱ですか?2箱。正解!当たり前じゃん…って話しですが…。こないだ不意に、凹山人さんに箱の個数を聞かれ、この数を、自信満々に「1個半です」…って答えてました。どう見ても2個のこの画を、‘1個半’て…。なんで今‘1個半’て言ったんだろ…。‘1個半’てナニ…⁈って話しです。私以上に凹山人さんは、‘1個半’てなんだよ⁈…ってツッコミたかったでしょうけれど…そんなこんなで、脳内を探ってみました。MAUPで、いちばん最初に作った名入りの箱が、左側の大きい方で、ずっとこの大きさを、4〜5年使っていました。そしてとある日、「これの半分のサイズがあると、いろいろ使えて便利かもね…」と...
ひとりごと

赤くて速いやつに乗って……

わが家のセブン坊主(最近は17がお気に入りですが)は、ご多分に漏れず電車好き。ひと頃ほどではありませんが、山ほどあるプラレール(あ、私が買い与えたものではありません)を持ち出して遊んだり、鉄道関係の本をひっぱり出してこれは何系、これは何線などと聞いてもいないのに教えてくれたりします。新幹線ももちろん大好きで、200系の引退を悲しんだり、「はやぶさ」に乗る計画を勝手に立てたりしています。そんな坊主だから、当然、間もなく運行開始する「スーパーこまち」にも興味津々かと思いきや、なぜか「こまちはキライ!」。山形人の父や祖父母に気を遣って、ライバル的(だいぶ差がつきましたが)な「つばさ」贔屓に走っている...
いぬ・ねこ・かえる

メダカと居候

ブログ当番をすっかり忘れていました。(MAUP日記は当番制なんです)三月の新刊の準備やら何やらで毎日慌ただしいですが、今日はプライベートネタ。去年の夏祭りの日に、水草を買って、ボールにいれていたら、ゴマより小さい黒い点がチラホラ。なんだろうと観察したら、正体は“タニシ”でした。どうやら水草に卵がくっついていたようです。飼うつもりもなく、あれから半年。餌は一回もあげていないのに、徐々に増え5〜7匹に。ボールの水を変えようとしたら、「オレら、流されたくないよ!」とばかり縁にへばりついて、何故かいなくならない。「…居候だな」と思うことにし、ほっといてました。しかし水草ばかりもさみしいので、先月5匹に...
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ポリポリ

先週末で凹山人展も無事に終了。雨が降ったり、雪が降ったり。晴れても風が強かったり、寒かったり。期間中天候にはあまり恵まれませんでしたが、そんな中、足を運んでくださったみなさま、ありがとうございました。そして、忙しい時期の勝手で私的なイベント遂行を、またまた寛大な心で静かに見守ってくれたMAUPメンバーに感謝、多謝。冒頭は、ここ何回かのお菓子の流れに倣った画像。DTPマスターが持ってきてくれた「恋のタネ」。亀田製菓と日テレ系の番組「スッキリ!!」のコラボ商品だそうです。トロピカルバナナ&ジューシーメロン風味のコーティングが施された柿の種。味は、まあ表示の通りかな。風味、風味。ふつうの柿の種みたい...
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春うらら

バレンタインが終わり、一気にひな祭りにシフトチェンジ。で、早速…最近どんだけお菓子の話題…(こちらもケロT取締役よりいただきました。ありがとうございます。)ひな人形…子供のころ、怖くなかったですか?当時ピロイ家は、夜トイレに行く時、ひな人形が飾ってある和室の前を通って行かないといけなくて、ふすまが閉まってはいるけど、ふすまの向こうに完全に「いる」ことを意識すると、どうも怖くて、いちいち姉や妹を起こして付いて来てもらっていました。(ちなみに母は、当時からメイクを落とすと眉毛がなくて、スッピンがひな人形に似ていた為、起こしませんでした…)さすがに今は、お人形の味わいや趣を感じられるようになりました...
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バランス

著者名はもちろん、タイトルは決まった、図版が決まった。あとは大きさと書体と配置……。新刊のカバーができつつあります。ちょっとの違いで印象が別モノに。数と構成要素は同じなのに。あ、これってヒトの顔もそうだ! などとひとりごと。[制作:呑猫]
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答えはでませんが……

現在、入稿前の最後の確認作業を進めているのが『新しい生活指導と進路指導』。本文中の、「体罰」についての文章の確認をすすめる過程で、あらためていろいろと考えさせられました。丁度、昨年末に大阪の高等学校で部活の顧問から受けた体罰が原因で男子生徒が自殺してしまった事件が、その後の展開も含め話題になっている最中でもあり、web上などでは「絶対に体罰は認められない」「愛があれば多少は認められる」「傷みを知らなければ他人の傷みはわからない」……、実にたくさんの意見が飛び交っています。自分のことを思い返せば、小・中学校時代は特に悪い子と言うわけではありませんでしたが、普通にげんこつ、びんた、廊下で正座等々く...