三嶋典東: LINE MAN
三嶋典東先生『線の稽古線の仕事』は3月22日の発売予定、全国の書店からの注文が、毎日続々とファクシミリで寄せられています。嬉しいと同時に、編集者はとても緊張します。なんとしても、それまでに作らねばなりません。三嶋先生が自らのことを「LINEMAN」と書くのをみて、ウルトラマンみたいでなんとなく可笑しいような……しかし、遺された御原稿を読むうちに可笑しいどころか真剣な生きざまがみえてくる。「見えるかたちのすべてを〈線〉で描けるようになりたい」という明らかな「目標」があったこと、それゆえに期間限定・テーマ限定で「自主制作キャンプ」を課し、つねに「トレーニング」していたことが「線の仕事」で語られてい...