2015-09

ひとりごと

年輪ドア

ずっと雨つづきでしたが、今日は久しぶりの太陽。8月の暑すぎた日々は太陽が嫌いでしたが、今日の太陽はなぜ好きなんだろ…ほどよい久しぶり感。雨が降ると、木造のMAUPの部屋は、ドアがきつくなるんです。湿気で木目がギュッってなって開けづらい開けづらい…^_^;)MAUPのドアが、湿度計。でもそんな呼吸してる感じに、愛着もわきます。大丈夫です。晴れればまた戻ります(笑)それでも、湿気を吸い込んで、室内を調節し、快適にしてくれてるんだと思えば、ドアさんに感謝しなくちゃ。…ドアさんて(笑)最近、もうすぐ2才の姪っ子とよく会うので、今みたいに、感情を込めるモノに対して、なんでも‘さん’をつけてしまうクセが…...
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ホスピタルギャラリーbe

徳島大学病院西病棟の1階ホールにそのギャラリーはある。「ホスピタルギャラリーbe」「b」は「美」を、「e」は「医」を表しているという。徳島大学病院と武蔵野美術大学の共同研究として「美」と「医」のコラボレーションが始まったのは2008年。翌年に、この小さなギャラリーが誕生した。開設以来、このギャラリーの監修を手がけてきたムサビ基礎デザイン学科(通称:基礎デ)の板東孝明先生が編者となって、このたび「ホスピタルギャラリーbe」を1冊にまとめることになりました。8月10日のブログ「徳島:弾丸の旅」は、その準備。なにしろこのギャラリーの展示、基礎デ名物授業「形態論」の学生作品を並べてしまう。ええっ、そん...
ひとりごと

雨の重陽

9月9日の重陽の節句に台風が来ました。6日のお昼過ぎからずーっと雨。4日間降りっぱなしです。9は奇数の最大数で、陰陽でいうと、偶数は陰、奇数は陽。その陽数の最大数が重なるから重陽っていうんだな、と理解しておりまして、最強の陽の重なりは、中庸を重んじる陰陽的にはあまりよろしくないのですが(強すぎる)、それがどこかで「強さ=災いを破る」に転移したと聞いたことがあります。重陽の節句にはお酒に菊の花びらを浮かべて飲む風習もあったそうですが、菊の花びらの重なりは重陽という言葉にふさわしい気もします。陽という字と雨という字がしっくりしないと、よけいなことを考えながら、ざんざん降りの雨の中、井の頭公園の中を...
ひとりごと

備えあれば

「篠つく雨」は夏の季語なれど、今日の東京はまさにそんなかんじ。このまま台風になったら、どうなるんだろう?心配になってくる・・・昨日、帰宅するとポストに「東京防災」が入っていた。小さな箱の中にはこんなものが。先日の新聞に、冊子「東京防災」はとても分かりやすいので都民以外にも配布すべきだ、という意見が出ていた。この冊子、四六判よりほんの少し小さい。なぜこんな変形判にしたんだろう?「防災マップ」は、住まいの近隣の地図に避難場所となる学校や公園がマークされている。裏面には、家族の連絡先を書く欄や、非常時に持ち出す物の一覧などがある。当たり前のことばかりだが、もう一度よく確認せねば・・・それよりさぁ、こ...
ひとりごと

うれどき

近所の八百屋さんの高いディスプレイ力に抗うことができず、3年前に引っ越してからというもの果物を買い求めることが多くなった(自身比)。加工品や飾り付けでちょっと食べたことはあっても、生でおみかけするのは初めて! とその八百屋さんでめぐりあった果物のひとつが1年前の黄桃。早速、会社にもっていって味わうと……シャリっていう、この感触は何? 全然甘くないものなの?……皆が生で食べたことがないとのことで食べ頃の判断も、むむ?? という結果に。季節はめぐり今年も出会えた黄桃。リベンジ(?)を果たすべく、どれだけ熟れたら食べ頃か、皆の目に触れるところに置いて1週間。満を持してカットしたのが下の写真でございま...
ひとりごと

展覧会情報

昨日からはじまった展覧会のお知らせです。《tuperatupera イラストレーションの世界展》日程:2015年9月3日(木)~2015年10月2日(金) ※大学が閉まる日曜、祝日はお休みです時間:11:00-17:00場所:武蔵野美術大学 2号館1FgFAL“tuperatupera(ツペラツペラ)”は、絵本やイラストレーションをはじめ、ワークショップ、舞台美術、テレビ番組のアートディレクションなどなど、さまざまな分野で幅広く活躍している、ご夫婦ユニット。旦那さんの亀山君が、ムサビ版画の卒業生です(奥様はタマビご出身)。彼は、在学中から版画の枠を超えた制作を行っており、卒業制作は版画を使った...
ひとりごと

景色の色

9月になり、いつものようにMAUPに静かな緊迫感が満ちてきました。この緊迫感が抜き差しならなくなる前にと思い、先の週末、大学の同好会の同窓会に出てきました。どうこうかい の どうそうかい...ややこしい。岐阜辺りのトンネルを超えて関西側に新幹線が出ると、いつも「色が違う」と思う。景色の色のトーンが変わるんですよ。で、思い出したのが糸魚川静岡構造線です。中央自動車道を東京から長野に向かうと左手に、高い山脈が壁のように連なって見える場所があります。北アルプス、中央アルプス、南アルプスの山々が重なって日本列島を西と東に隔てる場所です。「天を衝く偉容」と呼びたくなるような堂々たる景観なのですが、この山...
耳寄りなお話

結果発表! ムサビしおりデザインコンペ

7月18日(土)〜8月22日(土)にオリオン書房ルミネ立川店で行われた「MUSABIARTBOOKFAIR2015」と同時開催の「ムサビしおりデザインコンペ」。昨年につづいての企画ですが、今年は265票の投票をいただきました。応募してくれたムサビ生のみなさん、投票してくださった来店者のみなさん、ありがとうございました!票がとても分散したので、間違ってはいけないと、営業・ずっち☆と、よみあげ&正の字書きをして集計!おまたせの結果発表は、昨日、本サイトのtopicsで行いました。本サイトをみていただきたいので、このブログでは詳細を書きません。ごめんあそばせ。topicsとinformationは、...
いぬ・ねこ・かえる

家鴨文庫だより(その2)

古書収集で異本の収集が一番楽しい。装丁や版組の違いはもちろん、内容の修正や劣化など。今年の8月、日本教育史研究会のサマーセミナーに大学や中学校の教員や博物館学芸員がパネリストになって、教育史研究がそれぞれの教育にどう活かせるかというテーマの議論になった。ここで日本教育史は、実は1876(明治9)年の万国博覧会への英文図書出品を引き金に、図書出版から始まって、それが徐々に明治時代の教員養成の教科書となって、専門の学者達が誕生するのは大正昭和になってからだというお話をした。この最初の教育史と銘打った図書であり、教科書である『日本教育史略』の異本類を家鴨文庫から提示した。それでどうなのといわれても、...