ル・コルビュジエのスケッチ
鈴木明先生の博士論文「ル・コルビュジエのモデュロールに描かれた身体図像に関する研究」に新たな御原稿を加えて、弊社から刊行することになっています。「どうしてコルビュジエは、図面に人体を描き込むの?」と思ったのですが、当初さすがに鈴木先生に直接は聞けず、、、友人の建築家に聞いてみたら、人体図をひとつのメッセージとして使用しているのではないか、とのこと。さらには「私見ですが、建築家にはデッサンに自信のない人が多いので、上手い下手が判る人物を描きたくない、という心理もあるのでは?」なるほどねぇ、、、たしかにコルビュジエはスケッチがうまい。建物や風景は「ふつうに」うまいが、ジョセフィン・ベーカーの寝顔の...