2016年11月 のアーカイブ

「げ」とつぶやく索引

2016年11月30日 水曜日

来春刊行の教科書『現代アート10講』田中正之先生編、
英文タイトルをどうしようかと相談なう。
最終的にふたつの選択肢が残り迷っていると、
おなじく来春、東京都写真美術館で開催される
山崎博先生個展の英文タイトルが決定したという
メールが飛び込んできた。
長いタイトルだなぁ・・・お、覚えられない。
ま、展覧会の英文タイトルは覚えられなくても
いいのかな。
英文であれ、日本語であれ、書籍には「書籍らしい」
タイトルが必要で、それは覚えやすいほうが良い
と思っている。
「書籍らしい」って何だよ、と言われると困るが、
「手に馴染むタイトル」に執着がある。
良いタイトルをかぶせたい。
タイトルは、最後にのせる冠みたいなものだ。

ココロの中でぶつぶつ言いながら索引のチェック。
思わず「げ」と声を発して、手が止まる。
しょっぱなの赤瀬川さん、「源平」になってる!
「原平」さんでしょ、やだ、本文が間違ってる。
どういうこと?(あたしが見落としていた)
ありゃ、ピーター・オズボーンが項目にないわ、
なんでぇ?(あたしが拾い忘れた)
ぜんぶ自分が悪い。いちいち落ちこむ。
[編集:ハムコ]

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展覧会情報

2016年11月29日 火曜日

はじまりは石―永井研治
Litho : as All StartedーKenji Nagai

会 期:2016年11月25日(金)−12月22日(木)
休館日:日曜日
時 間:10:00−18:00(土曜日は17:00閉館)
入館料:無料
会 場:武蔵野美術大学美術館 展示室3
主 催:武蔵野美術大学 美術館・図書館
協 力:武蔵野美術大学 通信教育課程研究室

詳細は → こちら

ムサビ通信教育課程教授であり『新版 版画』の著者のお一人でもある永井研治先生の退任記念展が開催されています。主にリトグラフ作品を制作されてきた先生の、40余年のあゆみを振り返る内容。

リトグラフは元々の版材として石を用いる版画技法で、「石版」と訳されるものですが、展覧会のタイトル「はじまりは石」の「石」はもちろんリトグラフ用の「石」のこと。先生がムサビ在学中に初めて制作した版画が、石を使ったリトグラフだったそうです。
以来、基本的にリトグラフ一筋。大きさによっては他の版材も使われますが、主に石を使ってここまで制作されてきました。

会場に並んだ作品は、石を使ったリトグラフならではのトーンの豊かさが感じられるとともに、とにかく、色が美しいです。
それはモノクロ作品の黒やグレーにも言えること。写真ではわからないインクや紙の表情も含め、是非、直にご覧いただきたい。

あ、写真ではわからないと書いたあとで何ですが、展覧会の図録がまたよいです。

図録。左が本体、右がケースです。

図録。左が本体、右がケースです。

作品イメージ、デザイン、素材があいまって、とてもシックで上品な仕上がり。デザイナーは、MAUPも大変お世話になっている馬面俊之さんです。こちらも是非お手にとって直にご覧ください。きっと、欲しくなりますよ。

ちなみに、リトグラフの石は天然の石灰石なのですが、貴重な化石がでることで有名なドイツ・ゾルンホーフェンに産するものが最上とされています。
先生によると、かつては幾つもあったリトグラフ用の石切り場も、今では一か所だけになってしまったのだとか。そこも、あと数年で掘り尽くされると見られているそうです。貴重で高価であることや、重く扱いが大変なことなど理由はさまざまですが、現在はアルミ板など代用品で制作が行われることが普通になっています。
そのような中、ムサビは多くのリトグラフ用の石を保有しており、学生がリトグラフの主たる版材として石も選択できる環境が整っています。
本場といってよい欧米も含め、ここまで充実した設備や指導体制を有した教育機関は稀だそうです。これは、ムサビが自慢してよいことのひとつでしょう。今後もこの環境が維持されて、素晴らしい作品が生み出されることに期待しています。
リトグラフや石についてもっと詳しく知りたい方は、『新版 版画』に詳しく書かれていますので、是非ご一読ください。

(編集:凹山人)

ジャケット表1の大きな写真は、「石」に描画している様子です。

ジャケット表1の大きな写真は、「石」に描画している様子です。

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おそろいシリーズ 2

2016年11月28日 月曜日

本のカバーとしおりのおそろいシリーズその2。

img03964表1img03959しおり

富松保文 訳・注『メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む』
本のサイズは四六判(264ページ)。右にカバーとモチーフを合わせたしおり。
「メルロ=ポンティさっぱりわからない」と嘆く人のために、訳文と詳細な注で思考の構造を懇切丁寧に解いた本です。さらに、原著には収録されていたけれど日本版では未掲載だった図版を掲載。セザンヌ、クレー、ジャコメッティ、マティス、デュシャン、ドローネー、レンブラント。載せるだけじゃなく、色やディテールの再現性にこだわりました。画像とともにこの思考を読み解いてほしいと考えた結果です。新訳美大版といったところ。

アリス表1img03959しおりアリス

今井良朗 編著『絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば』
本のサイズはA4判変型(232ページ)。右にカバーと同じイラストのしおり。
イラストはドュシャン・カーライです。スロバキアの色彩の魔術師とも絵本の魔術師とも呼ばれる大家ですが、カーライご本人の許可をいただき、掲載可能となりました。
あやしくて美しいカバーを繰れば、18-19世紀の貴重な図版や、絵本の歴史や冒険を伝える画像がびっしり詰まっています。カバーデザインはいずれも寺井恵司さん。
どちらも美大出版局ならではのアプローチの本です。

編集:t:eeh

アリス表4おまけです。
『絵本とイラストレーション 見えることば、見えないことば』カバーの表4。
帯を外してます。

裏側? と言えばいいのか、ひっくり返したとこと言えばいいのか。
これもドュシャン・カーライさんのイラストです。

カバー袖には時計を担いだ3月ウサギがいる。

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大好きな場所へ

2016年11月25日 金曜日

ずっち☆さんが博多に行かれているころ、
ピロイは、ソウルにおりました。。。

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東京が、冷蔵庫を開けた時くらいの寒さなら…
ソウルは、冷凍庫を開けた時くらいの寒さ…
(わかりづらいですね 笑。家によって冷蔵庫事情違うし! f^_^;)

友人の結婚式と、また別の友人のライブと…
いろいろタイミング良く日程が重なり(全然違う繋がりの友人なのに、神的日程!)
タイミングがいいことは、Goサイン。
大切な、大好きな人たちにたくさん会えました。

冷静と情熱の差が激しすぎるらしい私を(笑)、
その冷めている部分を(笑)、レンジでチンしてくれるような、熱い…あったかい人たち。
日本もですけど、情が、いっぱい。いつも思います。
私には、あの熱さが、必要なのだと、思います。

レインボー綿アメ♡
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最近原色系スイーツがやたら出てるソウルの街。
持ってるとかわいく見えるアイテム(笑)
スイーツというより、もはやアイテム(笑)

韓国通ならご存知。バナナ牛乳。
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…の、カフェ ↓
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友人が「ソウルいちうまいっ!」と推すジャジャン麺。
image21
確かにとても美味しかったです b
明洞にある「一品香」というお店です。気になる方はぜひっ!
ソウルで中華ですが…ㅋㅋㅋ

東京は、昨日11月にして、まさかの雪でしたね ☃

ムサビ鷹の台校の図書館前には、こんな雪像が創られていたそうです。
(写真のご提供、ありがとうございます!)
IMG_1108
Omg!! ちょっと恐い

IMG_1110
so cute!!

[総務:ピロイ]

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九州(博多)書店ツアー

2016年11月24日 木曜日

東京・吉祥寺は、
めずらしい11月の雪。
先週末は九州博多へ出張へ行っていたのですが、
季候の急激な変化に追いついて行けない四十路です。

さて、先週末11/17〜19にかけて、
九州へMAUPが所属している大学出版部協会
営業部会の研修で行って参りました。
大学出版部協会の本隊は博多・熊本まで足をのばし、
私、ずっち☆のみ、全日博多オンリーの出張となりました。

書店ツアーと称し、お邪魔した書店さんの写真を紹介したいと思います。

MARUZEN博多店さん ↓
001

紀伊國屋書店 福岡本店さん ↓

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ジュンク堂書店 福岡店さん ↓

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福岡金文堂 福大店さん

福岡大学にある書店さん。

写真に写っている黒い人たちは大学出版部協会の仲間です。 ↓

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九州大学生活協同組合/芸術工学部芸術工学部店さん ↓

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金文堂西鉄大橋駅店さん ↓

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ブックスキューブリック けやき通り店さん ↓

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ブックスキューブリック 箱崎店さん 

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九州大学生活協同組合/文系購買書籍店
[箱崎キャンパス文系]
さん ↓

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九大構内です。

これは、ソテツでしょうか。

南国気分のおおきい木が元気に育っています。 ↓

010
九州地区の大学生協さんで爆発的にヒットしている

ブルボンの「チョコブラウニー」。
お土産で買ってみました。美味しかった!

(杉並区のスーパーにも売っています)   ↓

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紀伊國屋書店 ゆめタウン博多店さん ↓

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金文堂本店
さん

商店街では「せいもん払い」という、

バーゲンをやっていました。  ↓

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積文館 新天町本店さん

せっかくの店名が隠れてしまった。。。  

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リブロ 福岡天神店さん  

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アシーネ福岡さん  

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書斎りーぶるさん  ↓

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福岡天狼院さん  018

TSUTAYA中洲gate’s店  ↓

019
MUJIキャナルシティ博多さん  ↓

020

博多地区でこんなにもバラエティに富んだ書店さんがありました。
このほかにも、ちょこっと覗かせていただいた書店を合わせると
22店舗を足早にまわってきました。
コートもいらないぐらい暑かった週末でした。

お邪魔した書店の皆様、ありがとうございました!
九州に行けることがなかったので、
皆様との出会い、とても嬉しかったです。
MAUPの本を引き続きよろしくお願いいたします。

おまけの「もつ鍋」♡  

021

 

[営業ずっち☆]

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Love Letter from Canada♪

2016年11月22日 火曜日

凹山人の吉報、日々、なかなか先が見えない(?)
編集の仕事に携わる者にとっては、たいへんな励みになり、
同時に、著者の研究成果にあらためて敬意を表す次第です。

さて、現代アートの版権取得、あとはジェフ・ウォールのみ。
間の悪いことに、ジェフは今年の夏にギャラリーが変わった
ばかり。ニューヨークの巨大なギャラリーである。
そのせいなのか、2カ月たってもいっこうに返事が来ない。
が、ここで諦めるわけにはいかない。
第7章「現代アートと写真」は、5人の写真家の作品を並べて
論じているところに魅力があるので
「すいやせーん、ジェフに無視されて図版ないっす」
というわけにはいかない。

版権交渉を手伝ってくれているNさんが、
「作品はポンピドゥーにあるので、フランスの著作権協会に
あたってみます。カナダのギャラリーに彼の作品をたくさん
持っている所も見つけたので、ダメもとで相談しましょう。」

Nさんは「ジェフ・ウォールを探せ!」世界プロジェクトを開始。
カナダの電話帳で「Jeff Wall Studio」を発見して電話をして
くれたり(残念ながら留守電だった)、それらしきFacebook
はあるものの、本人かどうかわからず・・・
そうこうするうち、カナダの親切なギャラリーが間にはいって、
ついにJeff Wall Studioとメールで連絡がとれるようになった!
Nさんいわく「カナダ人の親切は、有名なんですよ」。
結局フランスで許諾をもらい、画像はカナダ経由で届き、
あちこちで親切にしてもらって、図版の版権取得はこれで終了。
本づくりって、いろんな人がかかわっているのです。
[編集:ハムコ]

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祝受賞

2016年11月21日 月曜日

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先日、『日本画と材料』の著者である荒井経先生より、先生の「第28回倫雅美術奨励賞」受賞が決まったとのご連絡を頂戴しました。
おめでとうございます!!!!!

その発表を伝える、美術年鑑社様のwebサイト「アートアニュアルオンライン」掲載のニュース → こちら

リンク先記事にもあるとおり、「倫雅美術奨励賞」は、美術評論家の河北倫明・雅枝夫妻が設立した公益信託倫雅美術奨励基金が主催、優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家に対する顕彰を行うものです。選考対象を、概ね2年間に国内で発表された優れた美術評論、美術史研究、展覧会の企画(カタログ等含む)とし、対象年齢はその年の12月1日現在で概ね50歳未満の者とされ、受賞1件に対して奨励金として100万円が贈られます。

この賞は、『日本画と材料』に対してではなく荒井先生個人に贈られるものですが、それは『日本画と材料』が評価されてのことであり、喜ばしいことに変わりはありません。担当編集者として、微力ながらお役に立てたのだとすれば、大変光栄なことです。

荒井先生は日本画家であると同時に「美術史家顔負けの」研究者。「日本画とは何か」という大きなテーマを前に、自身が作家であることがそうではない研究者とは異なる視点をもたらしているように思います。『日本画と材料』は先生のある地点までの研究成果をまとめ、示したものですが、そこに至るであろうアプローチの術を明らかにするにとどめ、いわゆる結論は今後の研究に委ねられています。
当然、先生の研究は現在も進行形で継続されており、また何年後かに、大きな成果として発表されることにおおいに期待しています。先生、その時はまた是非MAUPからよろしくお願いいたします!

(編集:凹山人)

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おそろいシリーズ

2016年11月18日 金曜日

11月14日はスーパームーンだったと、ずっち☆から教えられ、えーっ!! 頭が別の方向に飛んでいて、暦のこと忘れてた、という会話を交わしたのが15日のこと。

スーパームーンは見そこなったものの、15日夜半から強い風が吹き、空には皎々と輝く16日目の月と、その脇にオリオン座。強い月光のせいで幾分控えめなオリオンの星々でしたが、いよいよ冬に向かうんだと思う夜でした。

月とオリオンがお揃いなら(話の流れが無理矢理ですが)、maupの書籍には、本のカバーデザインとしおりがおそろいになったものがいくつかあります。

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髙橋陽一著『造形ワークショップを支える ファシリテータのちから』と、しおり。本はA5判で、しおりは4×14㎝。サイズ比が正確でないのは画像操作が未熟なためです。

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新見隆 著『キュレーターの極上芸術案内』と、しおり。本は四六判で、しおりは4×14㎝(白バックなので、イラストの色が正確に出なくてかなしい)。

このほかにも何冊かありますので、折りをみてご紹介したいです。

編集:t:eeh

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見ないものが見えてくる

2016年11月17日 木曜日

かねてから大きな案件となっていた印刷ポジフィルムのデジタルデータ化。この問題に端を発し、9月から6タイトルの4色刷の増刷に取り組んできましたが……。昨日は目からウロコの衝撃の言葉の数々を印刷会社の営業さんより聞きました。
「たとえるなら、レコードがCDになったくらい、印刷の機械もインキも進化したんです」「以前はアミ3%以下は、ライトで飛んでいたんですが、それが今では再現されるんです」などなど、などなど。……うわ〜。それがこの結果なのですね。

増刷なので、色校をするわけにもいかず、刷り出し確認で、こ、これは……と刷り直しを依頼する台がいくつか出てきて胸をいためていましたが。技術の進歩によって、今までは見えなかったものが、しっかり見えちゃうのですね。
大切な話をしているのに、衝撃のため? 私の脳内はピンク・レディーの『透明人間』のサビの部分、「♪透明人間、あらわる、あらわる〜」がリピートしていたのでした。

[制作:呑猫]

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ビタミン

2016年11月16日 水曜日

朝、9:33くらいに撮った写真ですけど…
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君は…
なにをいつもそんなに急いでいるのさ…(笑)
直しても直しても、この時計、急ぐんです。
7~8分くらい。

いつもはたぶん、マイナス5分くらいなピロイですが(笑)
今日に限っては、私の気持ちもちょっと急ぎ気味…。
だから、いつもやたら急いでいる君に、今日は視線が向かってしまう。
(完全なひとりごと、スミマセン…)

もう空気が冬ですね。
めっきり寒くなりました。
みなさん、風邪ひかないように、目から(この画面から)ビタミン摂ってください!

こちらは、先日ハムコさんが手で搾ってMAUPメンバーに
ひとつずつ配ってくださったみかんジュース。
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愛情たっぷりです。

そしてこちらは、呑猫さんのお母様からの、
いつもあたたかさたっぷりの、MAUPへの贈り物。柿です。
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いつもありがとうございます。

この画面見てたら、みなさんこの冬絶対、風邪なんてひきませんよ!
しっかり目からビタミン、注入してください ^_^

[総務:ピロイ]

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