2016-11

ひとりごと

「げ」とつぶやく索引

来春刊行の教科書『現代アート10講』田中正之先生編、英文タイトルをどうしようかと相談なう。最終的にふたつの選択肢が残り迷っていると、おなじく来春、東京都写真美術館で開催される山崎博先生個展の英文タイトルが決定したというメールが飛び込んできた。長いタイトルだなぁ・・・お、覚えられない。ま、展覧会の英文タイトルは覚えられなくてもいいのかな。英文であれ、日本語であれ、書籍には「書籍らしい」タイトルが必要で、それは覚えやすいほうが良いと思っている。「書籍らしい」って何だよ、と言われると困るが、「手に馴染むタイトル」に執着がある。良いタイトルをかぶせたい。タイトルは、最後にのせる冠みたいなものだ。ココロ...
ひとりごと

展覧会情報

はじまりは石―永井研治Litho:asAllStartedーKenjiNagai会 期:2016年11月25日(金)−12月22日(木)休館日:日曜日時 間:10:00−18:00(土曜日は17:00閉館)入館料:無料会 場:武蔵野美術大学美術館展示室3主 催:武蔵野美術大学美術館・図書館協 力:武蔵野美術大学通信教育課程研究室詳細は→こちらムサビ通信教育課程教授であり『新版版画』の著者のお一人でもある永井研治先生の退任記念展が開催されています。主にリトグラフ作品を制作されてきた先生の、40余年のあゆみを振り返る内容。リトグラフは元々の版材として石を用いる版画技法で、「石版」と訳されるものです...
MAUPのヒミツ

おそろいシリーズ 2

本のカバーとしおりのおそろいシリーズその2。富松保文訳・注『メルロ=ポンティ『眼と精神』を読む』。本のサイズは四六判(264ページ)。右にカバーとモチーフを合わせたしおり。「メルロ=ポンティさっぱりわからない」と嘆く人のために、訳文と詳細な注で思考の構造を懇切丁寧に解いた本です。さらに、原著には収録されていたけれど日本版では未掲載だった図版を掲載。セザンヌ、クレー、ジャコメッティ、マティス、デュシャン、ドローネー、レンブラント。載せるだけじゃなく、色やディテールの再現性にこだわりました。画像とともにこの思考を読み解いてほしいと考えた結果です。新訳美大版といったところ。今井良朗編著『絵本とイラス...
いぬ・ねこ・かえる

大好きな場所へ

ずっち☆さんが博多に行かれているころ、ピロイは、ソウルにおりました。。。東京が、冷蔵庫を開けた時くらいの寒さなら…ソウルは、冷凍庫を開けた時くらいの寒さ…(わかりづらいですね笑。家によって冷蔵庫事情違うし!f^_^;)友人の結婚式と、また別の友人のライブと…いろいろタイミング良く日程が重なり(全然違う繋がりの友人なのに、神的日程!)タイミングがいいことは、Goサイン。大切な、大好きな人たちにたくさん会えました。冷静と情熱の差が激しすぎるらしい私を(笑)、その冷めている部分を(笑)、レンジでチンしてくれるような、熱い…あったかい人たち。日本もですけど、情が、いっぱい。いつも思います。私には、あの...
日常の業務

九州(博多)書店ツアー

東京・吉祥寺は、めずらしい11月の雪。先週末は九州博多へ出張へ行っていたのですが、季候の急激な変化に追いついて行けない四十路です。さて、先週末11/17〜19にかけて、九州へMAUPが所属している大学出版部協会の営業部会の研修で行って参りました。大学出版部協会の本隊は博多・熊本まで足をのばし、私、ずっち☆のみ、全日博多オンリーの出張となりました。書店ツアーと称し、お邪魔した書店さんの写真を紹介したいと思います。MARUZEN博多店さん ↓紀伊國屋書店 福岡本店さん ↓ジュンク堂書店 福岡店さん ↓福岡金文堂 福大店さん福岡大学にある書店さん。写真に写っている黒い人たちは大学出版部協会の仲間です...
いぬ・ねこ・かえる

Love Letter from Canada♪

凹山人の吉報、日々、なかなか先が見えない(?)編集の仕事に携わる者にとっては、たいへんな励みになり、同時に、著者の研究成果にあらためて敬意を表す次第です。さて、現代アートの版権取得、あとはジェフ・ウォールのみ。間の悪いことに、ジェフは今年の夏にギャラリーが変わったばかり。ニューヨークの巨大なギャラリーである。そのせいなのか、2カ月たってもいっこうに返事が来ない。が、ここで諦めるわけにはいかない。第7章「現代アートと写真」は、5人の写真家の作品を並べて論じているところに魅力があるので「すいやせーん、ジェフに無視されて図版ないっす」というわけにはいかない。版権交渉を手伝ってくれているNさんが、「作...
ひとりごと

祝受賞

先日、『日本画と材料』の著者である荒井経先生より、先生の「第28回倫雅美術奨励賞」受賞が決まったとのご連絡を頂戴しました。おめでとうございます!!!!!その発表を伝える、美術年鑑社様のwebサイト「アートアニュアルオンライン」掲載のニュース→こちら。リンク先記事にもあるとおり、「倫雅美術奨励賞」は、美術評論家の河北倫明・雅枝夫妻が設立した公益信託倫雅美術奨励基金が主催、優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家に対する顕彰を行うものです。選考対象を、概ね2年間に国内で発表された優れた美術評論、美術史研究、展覧会の企画(カタログ等含む)とし、対象年齢はその年の12月1日現在で概ね50歳未満の者とされ、...
いぬ・ねこ・かえる

おそろいシリーズ

11月14日はスーパームーンだったと、ずっち☆から教えられ、えーっ!!頭が別の方向に飛んでいて、暦のこと忘れてた、という会話を交わしたのが15日のこと。スーパームーンは見そこなったものの、15日夜半から強い風が吹き、空には皎々と輝く16日目の月と、その脇にオリオン座。強い月光のせいで幾分控えめなオリオンの星々でしたが、いよいよ冬に向かうんだと思う夜でした。月とオリオンがお揃いなら(話の流れが無理矢理ですが)、maupの書籍には、本のカバーデザインとしおりがおそろいになったものがいくつかあります。髙橋陽一著『造形ワークショップを支える ファシリテータのちから』と、しおり。本はA5判で、しおりは4...
日常の業務

見ないものが見えてくる

かねてから大きな案件となっていた印刷ポジフィルムのデジタルデータ化。この問題に端を発し、9月から6タイトルの4色刷の増刷に取り組んできましたが……。昨日は目からウロコの衝撃の言葉の数々を印刷会社の営業さんより聞きました。「たとえるなら、レコードがCDになったくらい、印刷の機械もインキも進化したんです」「以前はアミ3%以下は、ライトで飛んでいたんですが、それが今では再現されるんです」などなど、などなど。……うわ〜。それがこの結果なのですね。増刷なので、色校をするわけにもいかず、刷り出し確認で、こ、これは……と刷り直しを依頼する台がいくつか出てきて胸をいためていましたが。技術の進歩によって、今まで...
いぬ・ねこ・かえる

ビタミン

朝、9:33くらいに撮った写真ですけど…君は…なにをいつもそんなに急いでいるのさ…(笑)直しても直しても、この時計、急ぐんです。7~8分くらい。いつもはたぶん、マイナス5分くらいなピロイですが(笑)今日に限っては、私の気持ちもちょっと急ぎ気味…。だから、いつもやたら急いでいる君に、今日は視線が向かってしまう。(完全なひとりごと、スミマセン…)もう空気が冬ですね。めっきり寒くなりました。みなさん、風邪ひかないように、目から(この画面から)ビタミン摂ってください!こちらは、先日ハムコさんが手で搾ってMAUPメンバーにひとつずつ配ってくださったみかんジュース。愛情たっぷりです。そしてこちらは、呑猫さ...