「げ」とつぶやく索引

来春刊行の教科書『現代アート10講』田中正之先生編、
英文タイトルをどうしようかと相談なう。
最終的にふたつの選択肢が残り迷っていると、
おなじく来春、東京都写真美術館で開催される
山崎博先生個展の英文タイトルが決定したという
メールが飛び込んできた。
長いタイトルだなぁ・・・お、覚えられない。
ま、展覧会の英文タイトルは覚えられなくても
いいのかな。
英文であれ、日本語であれ、書籍には「書籍らしい」
タイトルが必要で、それは覚えやすいほうが良い
と思っている。
「書籍らしい」って何だよ、と言われると困るが、
「手に馴染むタイトル」に執着がある。
良いタイトルをかぶせたい。
タイトルは、最後にのせる冠みたいなものだ。

ココロの中でぶつぶつ言いながら索引のチェック。
思わず「げ」と声を発して、手が止まる。
しょっぱなの赤瀬川さん、「源平」になってる!
「原平」さんでしょ、やだ、本文が間違ってる。
どういうこと?(あたしが見落としていた)
ありゃ、ピーター・オズボーンが項目にないわ、
なんでぇ?(あたしが拾い忘れた)
ぜんぶ自分が悪い。いちいち落ちこむ。
[編集:ハムコ]

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