いぬ・ねこ・かえる

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『対話 私が生まれたとき』

お盆明けに出社すると、机の上に長沢秀之先生からの郵便物があった。あけてみると小さな冊子『対話 私が生まれたとき』が入っていた。8月8日−9日の2日間、東大和市立第五中学校で行った「ムサビる!2015」の活動報告らしい。「私が生まれたとき」で始まる文章を書いてもらい、その人に提供してもらった写真をもとにして、長沢先生がドローイングをする、詩画集のような冊子だ。Webでの報告もあるが、この冊子を手にしていると、個々の時間の積み重ねがより身近にかんじられ、その時間にはたくさんの人がかかわっていることを思い知る。文章とドローイングの「対話」であり、個と他の「対話」である。[編集:ハムコ]
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ことしも成長中

武蔵野美大の鷹の台キャンパスは北側校地の14号館建設の巨大プロジェクトでずいぶんと慌ただしいこのごろです。2号館新築以来、蛙の産卵場所、生育場所が少なくなっている厳しい現状ですが、ことしもがんばって育っています。約2センチのアズマヒキガエルさんです。大きさからはこの春に生まれた子どもです。こんにちは。記念撮影をお願いしました。また草むらへともどっていきます。どうか、大物に育ってください。(ケロT取締役)
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献辞と弁当の因果『キュレーターの極上芸術案内』

初校に赤字を入れていただき、再校は来週というとき著者に「献辞をいれてほしいんだけど」と言われて、はたと困った。すぐに思い出すのは森谷延雄『これからの室内装飾』見返しがショッキングピンク、いくつものイラスト入り小扉があってとても楽しい、かなり厚い本。献辞は大きな文字で「ユウチャンニ、アゲル。」(ユウチャンとは、夭逝した息子さんである)翻訳本では、よく献辞をみかける。森谷ほど大がかりではないつくりの小さな本でも、さり気なく、うまくすわっていることが多い。いま読んでいる『理不尽な進化』は翻訳ではないが、「マルティナ」に捧げられている(なんと愛犬!)しかし、『キュレーターの極上芸術案内』にはまったくそ...
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大学出版103号「新しい読書のかたち」

東京国際ブックフェア初日に会場をのぞいた。(今年の会期は7月1日から4日まで)大学出版部協会のブースは20%off、毎年ここぞとばかりに高額な研究書を買う人で賑わう・・・はずが、1日は平日の水曜日、しかも雨。そのせいか今までになくすいていました。初日は、版権交渉などのプロが多いはずながら、近年はメールでかなり密な話ができることもあり、そのせいもあるのかな。夕方に行ったせいかな。もう何年も前だけれど、プラハのブックフェアは地元のお祭りのノリで、ちびっこが小さな自転車にまたがったまま立ち読みをしているような大らかな雰囲気と活気があり感激したものです。。。会場の東京ビッグサイトの半分は電子書籍。・・...
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家鴨文庫だより(その1)

 以前、他大学の大学院生が「家鴨文庫ってどこにあるんですか」と探していた。弊社の教育関係書のカバーや資料図版を多数提供しているのが、この家鴨文庫である。 写真を載せた『千葉郡幕張町誌』は、『教育通義』で大正自由教育から戦前昭和期にかけて盛んになる郷土教育の事例として掲載されている。この資料は1冊しかなく、幕張町(現在は千葉市と習志野市の一部)では公民館にこの1冊の抜き書きと思われるものが伝わるだけである。『習志野市史』の編纂に用いられ、マイクロフィルムなどの形で習志野市教育委員会などに複製が保管されている。大正期までの伝承をまとめた点に特徴があり、青木昆陽の足跡や、幕張の地名の考証などに使われ...
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ぷかぷかと…

校友のみなさま、ただ今お得なキャンペーン中!ご注文受付け中です!リピート注文OKですので、どんどんご注文ください♪みなさまにお届けしたくて、腕がパキパキ鳴ってます〜今話題の、3Dラテアート。(実際話題かわかりません…)この写真だと若干わかりづらいですが、クマさん、立体です。ぷかぷか~~(私のアタマの中かっ\(^^;)もう全てを委ねたくなるような泡。。。委ねてしまいましょう![総務:ピロイ]
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日本古典芸能史の面白さ・前振り

武蔵野美術大学四年制通信教育課程の教科書『日本古典芸能史』(もちろん市販もしてます)の面白さをお伝えしようという、t:eehのミニ企画なわけです。散楽のそれぞれの芸について、1回目は曲芸・軽業の、その内容の面白さをお伝えしたいと思うのですが、本編は次回に。今回は前振りです。というのも、いま左手ひとさし指1本でキーボードを叩いてます。もともと得意じゃないので左手1本でもなんの支障もない、と思っていたのですが、ところがシフトキーだのサブのキーを左手のどの指で押すか等等いろいろめんどくさい。さらに、マウスの移動が、すごく変。左右の感覚が裏返って滞る?。やたら変。なので込み入ったことが書きにくい。珍し...
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きょうも会った、あしたも会いたい

所属はちがうものの、大学出版部協会の気の合う編集者でビールを飲んでいて、いつものメンバーがひとりたまたまいなかった。「Pさんがいないねぇ」と話していたら、偶然にもそのPさんから電話があった。「いま下北沢なんだって。これからここに来るって」「ここ」は御茶ノ水である。特に用事はないはずだが、ひさしぶりにメンバーの顔が見たいのかな。「俺さぁ、昨日もPさんと会ったんだよ」とMさん。「じゃあ、今日も会いたいんだね」「あれ、先週末も会ってたでしょ」「その前の週も、一緒に遠足してたんじゃない?」「わぁ、まるで恋人!」その二人の年齢は足せば100をとっくに超す、おじさまコンビである。音楽と、本の話は無限大とい...
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良い夢は3日、人に話すな?

ゴールデンウィークとはいえ、暦どおりのMAUP、社内サーバーの入れ替えに加えて、通称「最強Mac」買い換えなど、なんとなくざわざわしている。このGWの間に、ハムコは昨年度の仕事を整理して、頭を切り換えるために、古い書類の山を崩している最中。呑猫はぶつぶつ云いながら「最強Mac」の相手をしている。ハム「すごい夢を見たんだけど」呑猫「どんな?」ハム「山口晃さんが、うちの壁に絵を描いてくれるの!」呑猫「いつ見たんです?」ハム「今朝」呑猫「あーあぁ、云っちゃダメですよ。良い夢は3日間、人に云わなければ実現するって云うでしょ」え? ほんと? はやく教えてよ。残念だなぁ、山口さんが来てくれるはずだったのに...
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キラキラの宝庫

タイトルからもうゆるくてすみません…先日、姉一家が遊びに来まして…9才と7才の姪っ子が、寝る時、お互いの頭をくっつけて寝ようとしてるので、「なんで?」っと聞くと、「おんなじ夢みるの!」「夢の中でも会うの!」……2きゅん♡、いただきました。このエピソード、かわいすぎて、一人で持ってるにはもったいなくて書いてしまいました。子どもの感性って、創り出そうとするものでも、探し出そうとするものでもなく、なんていうか…自然発生的な、オトナが創り出せない発想との、奇跡的な遭遇だと思っていて…ミュージアムにも図書館にも本屋さんにも話題のスポットにもない、ある種未知なる新感覚なもの。何を感じてどうコトバに変換する...