酔芙蓉

酔芙蓉の季節です。
夏をすぎてやたら茂ったモクレンの枝を整理したら酔芙蓉がよく見えるようになりました。
よく咲いて、咲き終わった花がぽたぽた落ちる。
これが、小さな手鞠のようでとてもかわいいのですが、こんなふうに。直径3センチくらいかな。
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ひっくり返したらこうなります。
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ね。裏も表もたいそう愛らしい。
だけど放ったらかして雨にぬれると悲惨なことになるので、つまりグチャグチャに溶け出してしまうので、昨日のうちに落ち穂拾いならぬ落ち花拾い?をすませました。

絶世の美女と言われた小野小町の九相図が京都市の安楽寺にあります。九相図というのは、人が死んで野ざらしになり白骨になるまで、九つの段階の相を描いたものです。
咲いているときは白から緋色へ色変わりして、咲き終わって地に落ちても姿を変える酔芙蓉の落花を見ながら九相図だなと思ったり。

これは昨日のお昼すぎ。陽にあたってもまだ白い。
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これは昨日の夕方。やっと赤みが差したかなという程度。
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2015年の酔芙蓉のご報告でした。

編集:t:eeh

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