いぬ・ねこ・かえる

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ブーと百合

里帰りしていた呑猫のおみやげは、見事なユリの花。帰宅してさっそく水切りして、大きな花瓶にたっぷりといける。(投げ込む、と言うべきか)暑かった一日、自分も水切りしようと一風呂浴びて、ビールですねぇ。このところ凝っているぬか漬けのキュウリで、ユリを眺めながら晩酌。花百合や隣羨む簾越し芥川龍之介が、自分は男の子ばかりだが、女の子が生まれた友人を羨んで詠んだ句。百合といえばラスキンを思い起こすと、芥川の祝意を夏に陽射しが後押ししている。[編集ハムコ]
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蝉と空

もう梅雨だと思うことにしました。今朝のことですが。雨が上がり、夕方になって蝉が元気よく鳴き出しました。雨上がりの南東の空です。24日、雨の中で聴いた蝉の声が気になっていて、節季を調べて見ました。23日は大暑でした(つまりいま暑中なわけですが)。大暑になってその翌日、うかうかしてると今年鳴きそびれるじゃん!と蝉が鳴き出したと。そういえばあの日、地面から湯気でも出てるんじゃないかと思うほど蒸し暑かったし、そういうことにしておこうと、建物の外で一休みしていたら、急に蝉の鳴き声が高く元気よく響き出しました。よく見るとすぐ近くの壁に止まっている。アブラゼミに違いない、そういうことにしておこう。啓蟄になる...
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雨の中の蝉

昨日のこと。打ち合わせが終わった18時過ぎ、気がつくと蝉の声がする。えっ...蝉?雨じゃなかったっけ?そのあと近くのコンビニに買い物に出かけました。MAUP界隈は市指定の大木がいくつかありまして、あちこちの木から静かに蝉の声が降ってくる。当然、雨も降っている。傘の中で一生懸命記憶を辿るものの、雨の中で蝉の声を聞いた記憶がない。「雨の中の蝉」は、比喩として大好きです。が、現実として雨の中で蝉の声を聞くと、なにやら奇妙。不気味が少し入った奇妙。不気味も奇妙も好きなんですが...。8月の夕立の後にいっせいに蝉が鳴いた記憶はある、というハムコの声を聞いて、そうだった。夏休みの夕方の、夕立の後の降るよう...
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チーバくんが泳いでいた朝

中央線の車窓から、併走する総武線の車体に、可愛いキャラクターが海水浴。朝からうだるような暑さのときに、これは楽しい。このキャラクター、なんだろう?電車のすみに「チーバくん」と書いてある。千葉県のイメージキャラクターらしい。チーバくんは、犬に見える。千葉県、なぜ、犬?しかも、チーバくんはいつも舌を出しているようだ。犬は、走りすぎてハァハァしたり、暑くてたまらないときに舌を出す。楽しいときや嬉しいときに舌を出したりはしない。しかも、赤い。「赤犬」は食用のイメージでは?よくこれで、キャラクターに決定したなぁ・・・(ここまで考えて、吉祥寺に到着)あとで検索してみると、チーバくんは「千葉県に住む不思議な...
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7の日

昨日7日、日本列島は猛暑だったそうですが、そんなに言うほど暑かったっけ? と思うt:eehは鼻・喉風邪をひいてカイロ貼って首にマフラータオルをグルグル巻きにしてました。最近このパターンが多いです。べつに暑くはなかったですね。あまり雨も降らず、梅雨があけ、今年の七夕は星が見えると思ったのですが、東京の空は狭く明るく、白鳥座の翼さえはっきりと見えない靄った夜でした。そして8日に日付が変わった頃、イギリスのウインブルドンでは(イギリス時間の7月7日)77年振りにイギリスのマレーがチャンピオンに。7尽くしです。イギリスに七夕ってあるんでしたっけ?まぁいいです。イギリスはこの時期、テニスにゴルフに、お祭...
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ロシア音痴ですが

5月の大学出版部協会50周年記念講演で、亀山郁夫先生のお話を聞く機会があった。ドストエフスキーの新訳が大ベストセラー!と聞いても、どうもロシアものは苦手・・・(正直に言うと、登場人物の名前が覚えられない)しかし、その講演の中で「こんど新潮文庫から『偏愛記』が出ます。これはぼくの一番好きな本で、以前に日経新聞出版から刊行されたのが文庫になるのです」という言葉がのこっており、先日、ついに本屋で購入。(立ち読みしてみて、これなら読めそう!と思った)買うときにレジに並んでいて、やはり買うまいかとちょっと躊躇したのは、そのカバーのせいである。蝋人形のドストエフスキーが、くらーい顔で手前にいる。じつに、辛...
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トックリヤシ、元気に太ってます。

 うちの研究室のグッピーのスタッフは、このブログで紹介したことがあるんですが、最大級は入口廊下のトックリヤシさんです。 建築史のH先生(現在名誉教授)が廊下でかわいがっていた植物ですが、なんとなく私が水やりをしていたら、ご定年の退職時に「水やりは下のお皿にすると効率的」と仰って、私の研究室に所属替えとなりました。 たしかに、以前は土に水をあげていたのですが、トックリヤシの特性としてどんどんと土辺りの幹と太り、1年前にはついに植木鉢をめりめりと破りました。そんなわけで現在は鉢皿から水を吸っています。 この植物は無口で、花が咲くわけでもないのですが、すこしづつ太っていく姿を見て、うーん、うちの研究...
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兵馬俑はすごかった

友人からメールありき。件名「兵馬俑はすごかった」ああ、中国へ行っていたのか、と思いながらメールをひらくと「暑くなってきたからビールを呑みに行こう」というお誘いだった(暑い寒いも、実は関係ない)土産話が面白そうだとさっそく会ってみると、兵馬俑に行き着くまでがいかに遠く大変な道のりだったか、その苦労話に終始し、さいごに一言「やっぱり兵馬俑はすごかったよ」で、話は終わってしまった。こちらも「ふーん」と言ってビールを呑んだ。その直後、田辺聖子『主婦の休暇』(文春文庫2013年)「兵馬俑の男たち」をたまたま読んだ。これは大阪城築城400年まつり(1983年)で特別展示された11体の兵馬俑を見たおセイさん...
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クマの祟り

どうも腰が痛い。。。すごく痛いわけではないけれど、アブナイ。ひどく痛くなる前兆というか、身体の蝶番がうまく噛み合っていないかんじ。8年前に歩行が困難なほどの腰痛に見舞われて以来、これは恐怖である。今回は原因がわからない。おかしい、何か原因があるはず・・・ハッ?! 椅子かもしれない。いや、正確にいうと、椅子に置くクッションだ。8年前の壮絶な腰痛体験してから、職場の椅子の背に小さなクッションを置いていた。腰痛に良いと教えられたからだ。クマちゃん柄の黄色いクッションは、それはそれは、見る人が驚くほど趣味の悪い物で、どうして我が家にあったのかも思い出せない。が、趣味の問題より腰痛対策!その効用は計りし...
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育っています

先月のヒキガエル君の写真が編集部的では不評でした。カエルの平面や立体の作品は好きでも、リアルなカエルはダメって人もいるんですね。犬猫だとアップでいいのに、カエルはアップの写真が禁止だそうです。そういえば、『ワークショップ実践研究』のリアルひきがえる写真は小さくなっていて、『造形ワークショップを支える』の表紙のカエルはリアルじゃないですね。さて、そのヒキガエルのみなさんが出産したタマゴから無事にオタマジャクシがかえって、元気に成長中。編集的に、オタマジャクシ写真はどうかな。とってもにこやかで、いい子たちです。むさびキャンパスで無事にカエルになってほしいです。[ケロT取締役]