かいぼりレポート

先週末、お世話になっている印刷所のKさんが「井の頭公園のかいぼりは25日から注水するらしいよ」と教えてくれました(24日だったかも)。
なので、あわてて日曜日に行ってきました。2週続けて大雪が降ったので、池底を天日に晒せたのでしょうか?
ボート乗り場近くの橋の上から東側を望むとこんなかんじでした。たしかに水がない。午前10時ごろです。

写真左下隅にみえるのは橋の欄干です。そして橋の手前、桜の木の下に「どうしても抜けなかった」自転車が。縦に埋まってて、何度がんばっても抜けなかったそうです。「かわりに自転車の下の泥の中からこいつが出てきた」というかいぼり隊の方たちの会話を小耳に挟みました。「こいつ」と指さされたのは立派なクサガメでした。

ぐるりと東側に回るとこんな感じでした。弁天池の東側です。

約30㎝、深いところでは男の人の膝上の深さの泥(というか泥水?)を丁寧にかき分けてました。ゴミやら魚やら選り分けてたのかな? 「これ鍋になりそうだね」「うはははは」という会話が池の中から聞こえてきます。

地引き網のような網を泥の中に放って、みんなで引いてました。
「いたっ」という声が聞こえて、雰囲気からしてきっとブラックバスがブルーギルの稚魚だなと思ったわけなんですが、モツゴの稚魚も丁寧に探していて、これはとても細かくて大変な作業だと思いました。

池に注水を始めてもとの水量に戻すには20日かかるそうです。井戸の水を汲み上げて一日7トンで20日間。

弁天池の西にある七井の湧水が水源だと聞いたことがあったので、七井の湧水じゃなくて、井戸の水なの? と聞いたところ、残念ながら七井の湧水はもうほとんど涸れているそうです。
湧き水のように見える七井の水は、井戸から引いているのだそうです。

2月末から注水を始めて桜の季節にはいつもどおりの弁天池に戻るわけです。水鳥やら亀やら鯉やら。それから烏も鳩も野良猫も、わらわらと戻る春はそんなに遠いことではない、と。

編集:t:eeh

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