祖父という先輩

先週金曜日。14:00ごろ。

「今、おじいちゃん、亡くなりました」
という母からのライン。

一人、倉庫で、MAUグッズに関する説明書をカットする作業をしておりました。

偶然なのか必然なのか… おしゃれなサプライズが好きなおじいちゃんからのメッセージだったのか…
カットしていたその説明書には、
「武蔵野美術大学の前身・帝国美術学校は、1929年、東京・吉祥寺に創立されました」という文言が入っていました。
帝国美術学校時代の… ムサビの先輩でもある祖父の死を知った瞬間でした。

職場という社会的な場で、感情露わに取り乱すつもりはなく、ただ淡々と黙々と受け止めていきました。

新型コロナウイルスという時代に支配された2020年。
祖父は、新型コロナではなく、老衰による安らかな最期で、家族に囲まれながら笑顔で逝かれたそうです。
お通夜も告別式も、従姉妹がリモートでずっと繋いでくれました。
ですから、パキスタンにいる姉家族も、4時間の時差がありながらも、みんな繋がることができました。

祖父は、MAUグッズのキャンバストートを10年以上も、どこへ行くにも肌身離さず持ち続けてくれて、
縫い目が白く浮き出るほど色褪せたトートを、
「これは天国でも、おじいちゃん使うよね…」と、喪主である従兄弟が棺に入れてくれたそうです。

完全に私事な内容になってしまいましたが m(__)m
祖父が学び、青春時代を過ごしたこの場所で、祖父と繋がりながら、いろんな縁を感じながら、
また日々を過ごそうと、がんばろうと思った本日のブー当番でした。…おじいちゃん。大好きです。

[総務:ピロイ]

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