黒川弘毅 彫刻/触覚の理路@ムサビ美術館は凄かった!

昨日、ようやく「黒川弘毅 彫刻/触覚の理路」をみることができました。
ムサビ美術館に入ったとたん、「Eros」の小さな人びとが、一人ずつ勝手に歌を唄い、踊り、喜んだり、怒ったりしている(ように見える)
不思議と、悲しんでいる様子や、落ち込んでいるようには見えないの。
一人ずつが、エネルギーを爆発させているかんじです。
ううう、1階だけでもぶっ飛んでしまうのだけれど、それが2階へと。。。す、凄い。

夕方から「わからない彫刻」公開研究会を聴講。お題は「展示技術からの考察」でした。
𡈽方大さんが最初に、安心・安全な展示についてレクチャーしてくださいました。
が、黒川先生はニコニコしながら「(展示作品は)押せば倒れる、それが望ましい」と断言。

「Eros」は端っこの子が倒れたら、ドミノのように・・・想像するだに恐ろしいけれども、あの作品はすんごく重くて、少々の地震では倒れたりしないはず。
今回の展覧会の1階の奥では、作品を触ることができるようになっています。
ハムコは持ち上げられるのではないかと思ったのだけれど、と〜んでもなかった。
え、ブロンズって、こんな小ささで、こんなに重いんだ。。。

いろんな意味で圧倒される「黒川弘樹 彫刻/触覚の理路」展は、御本人曰く「自分のための展示」だそうで、「Eros」は一番奥から手前に向かって、だんだんと制作年が新しくなっており、それは「自分で見てみたかったから」なんだそうです。
この情熱が、みる者を圧倒する。

この日は、ほかにも2つの展示をみたのですが、黒川展のあとは、なにをみてもなんだかよくみられなくなりました。
ヘンな日本語になってしまいましたが、ホント、覚悟してみにいってね。
(編集:ハムコ)

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