ハノイの塔

『考えるための心理学』(荒川歩+浅井千絵、編)の紹介です。4月に一般書店の店頭にも並びます。

よくある心理学概論ではなく、人の心がどのようなもので、なぜそのように心が働くのかを考えるための教科書です。通信教育課程の教科書ですので、一読すれば理解できるように様々に工夫しました。つまり一般書としても面白いという事です。

たとえば「ハノイの塔の問題空間」(一部抜粋)を示すイラストです。『考えるための心理学』87ページに出てきます。

Aの棒(左端)に積み重なっている3つの円盤をCの棒(右端)にAと同じ状態になるように移動させなさい。ただし次の3つの規則にしたがうこと。
●1度にひとつの円盤しか移動できない
●棒の一番上にある円盤しか移動できない
●小さい円盤の上に大きい円盤を置くことはできない
という課題です。

これは5章「認知:人はどのように世界を理解するのか?」で、解決策を導き出す際の思考過程を論ずるためのイラストです。

こんな具合に、心理学的な考え方を示す図や、人の認知のからくりを示す図がたくさん出てきます。全14章。テーマも多岐にわたります。
テキスト製作中、t:eehはついつい真剣に問いを解いていました。楽しかった…。

このイラストが表紙カバーにも使われています。
このイラストが目印です。難しい事を楽しく学ぶ。『考えるための心理学』をよろしく。

編集:t:eeh

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