トンネルの先の…‘白’

本当に急に寒くなりましたね。
新潟出身ではありますが、もう上京してだいぶ経つから、体も東京仕様になったのか……普通に寒い。
いえ本当の話し、上京したての頃は、「東京の冬はあったかいなぁ…」と思いました。

「冬」なのに「あったかい」…と思ったのですから。
新潟の冬は、(場所にもよりますが)「寒い」じゃ足りません。寒いを通り越して「痛い」のです。そしてソウルの冬は「激痛」だそうです。(まだ冬に行ったことはないのですが)

最近は帰省する時、新幹線を使いますが、学生の頃はもっぱら高速バスを使用。
学生の強い味方!高速バス! 時間かかっても安ければOK!

関越自動車道を通り、日本最長のトンネル、関越トンネルに入ります。

…で、ココから頭の中は、
川端康成の『雪国』の世界に入ります。

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった」
……の世界。

まさにトンネルを抜けるその瞬間に、頭の中でページをペラっとめくり、
『雪国』の世界観と重ねて、楽しんでいました。
ほんとに、トンネルの入口と出口で、全っ然景色が違うんです。
先日の、呑猫さんのブログの、お母様の言葉「白の世界」そのままの、美しい世界が、広がるのです。

そして、その白さが美し過ぎる代償とでもいいましょうか…
‘雪目’になってしまいます。

雪があまり降らない所では、聞き慣れない言葉かと思いますが、
‘白’すぎて眩しくて…目がチカチカして、景色の輪郭が見えなくなってしまうんですねー
だから‘白’が強すぎる日、車を運転する時は、サングラスをかけます。

夏の象徴のようなサングラスを、雪深い冬に必須アイテムとする……そんな美しいところです。

年末は久しぶりに、高速バスを使ってみようかしら…

[総務:ピロイ]

コメント

  1. 助机 より:

    1月の激痛ソウルはダウンジャケットからのフードを被っているソウルっ子が多かったです。寒いから女の子同士でも腕を組んで歩く子が多いのかな〜

  2. ピロイ より:

    今度は、激痛ソウルに一緒に行きましょ♪
    ココロは灼熱だからバランス取れる…私の場合(笑)