必然的素敵

ひつぜんてきすてき。韻を踏んでます。
語呂がいいのは「ひつぜんてきに超すてき」ですが、
字面としては「必然的素敵」がいいと思います。
何の話かというと、田中功起 著『必然的にばらばらなものが生まれてくる』の装丁の話です。

書店で目にしたとき、つい手にしたくなり(持ちたくなり)、持ったら欲しくなる(所有したいと思う)。
買うと、なにやらお得感を味わえる。つまり、お手頃感のある価格で、しかも風貌に特別感がある。そんな本にしたいと思っていました。

どれくらい特別感があるか、書店で手にしてからのお楽しみですが、特色6色使っています。お洒落な特色です。

本作りにはいろいろな規制があって、やりたいことが何でもできるわけじゃない。

「思いっきり規制はあるけれど、それを逆手に取って、規制があるからこそこんなふうに面白いものができました…そんな本が作りたいです」とデザイナーの寺井恵司さんにお願いしました。

紆余曲折ありましたが、そのたびに寺井さんは淡々とアイデアを出してくれました。それも小手先を変えただけのプランじゃなくて、デザインの骨格を変えるダイナミックな次の手、さらに次の手でした。

田中功起さんの本に相応しい、よい風貌の本となりました。

寺井さんの装丁の楽しさは平面じゃお伝えできないので画像は載せません。といいますか、いま印刷所で刷ってる最中です。
書店での対面、楽しみにしています。お会い出来るのは夏休みもおわりかな。

「早くお会いしたい」と、『必然的にばらばらなものが生まれてくる』が申しております。

編集:t:eeh

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