いぬ・ねこ・かえる

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ムサビ美術館「オムニスカルプチャーズ 彫刻となる場所」展は見に行けなくても楽しめる

コロナ禍のボディーブローが、じわりと効いてくるのを実感する今日このごろ・・・閉塞的な状況から抜け出すのに、展覧会ほどよいものはないが、ムサビ美術館「オムニスカルプチャーズ 彫刻となる場所」展も学内限定開催。しかしながら、魅力的な「クロストーク」を次々と発信している(YouTubeでリアルタイム配信)先週の土曜日は、出品作家の青木野枝さんと長谷川さちさん、会場構成を担当した杉戸洋さん、ゲストに水沢勉さん(神奈川近美館長)、さらには飛びいいりで(!)三沢厚彦さんが登場され、夢のような「クロス」トークだった。この秋に刊行予定の『ぺらぺらの彫刻』とも重なる「場」の問題。本質的なモンダイは普遍的にあるが...
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コロナ禍でのエール🌈

昨日夕方…18:30ごろ、帰宅途中にて。「今日の晩ご飯、何作ろっかなー」「あ..明日ブー当番だ、何書こうかなー」(だいたい当日の気分で書いてますがf^_^;)晩ご飯のおかずとブー当番の話題を同じテンションで考えていることに気付く(笑)そんな時でした。スーッと空から光が差した感じがして見上げると…虹🌈場所は池袋です。なんだか、映画『天気の子』を連想しました。舞台に池袋がガッツリ出てきて、こんな空や街の風景も出てきた気がします。私がいた場所からはものすごいパノラマで、画面に入りきらなかったのですが、反対側からも虹が出ていて、本当にキレイなアーチ型だったんです!目視では。あーーー、きれいなアーチ型で...
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もう梅雨なの?!元気のない月曜日に

春が短すぎる。どんどん短くなっている。昨日から、東京はもう梅雨がきたみたいな天気で、月曜日の朝からなんだか憂鬱になってしまう。読めなばならないもの、やらねばならないものに追いかけられている。付喪神にたとえるならば、まずはブアツイ書籍がバサバサとページを繰りながら走ってくる。こいつは足が速いらしい。その後ろを追ってくるのは、巨大なクリップの目玉をつけた原稿の束。どすんどすんとやってくる。なんかよくわかんないけど、捺印しないといけない書類は一反木綿みたいにひらひら宙を泳いでいる。青ペン、赤ペン、各種の蛍光ペン、鉛筆、鉛筆削り、消しゴム・・・ちょこまか飛び跳ねる。パソコンは仲間に入っていないようで、...
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カレーときどき民俗学のゴールデンウィーク

だいぶ前に「きれいな本だなぁ」と思って買ったアンソロジー『宮本常一伝書鳩のように』を読み始める。B6変型というのかな、小さなハードカバー。手触りが心地よい。そして「ううう、さすが平凡社!」と唸ってしまった。編者というか選者のお名前は出てこないけれど、徹底的に宮本常一の「語りくち」にこだわった一冊は、お見事!こういう本を休日に読むのは、贅沢きわまりない。と思って、ゴールデンウィークはひたすら本を読み、ワインを飲み、スパイスを調合しては連日カレーを作っていました。ついには細長いインドのお米を通販で購入。これならベジタリアンにもなれるかも!?と錯覚するほど、野菜中心の生活に。。。すっかり「こもる」こ...
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ムサビ「オムニスカルプチャーズ 彫刻となる場」はスゴイぞー! 

先日、小雨の中、玉川上水を歩いて鷹の台校へ。なんとも美しい、すべてが新しく生まれ変わると錯覚するような新緑!久しぶりにキャンパスに溢れる学生の姿とも重り、春爛漫の武蔵野。学内の美術館では、昨年から開催がなんども延期になった「オムニスカルプチャーズ 彫刻となる場」がついにオープン。入口で小谷元彦さんの巨像に迎えられ、ここで虚脱する。あまりの迫力に、わー!と叫びながら美術館の床を転げ回りたくなる。(もちろんオトナだから我慢する)ドーンと中央に鎮座するのは三沢厚彦先生のanimal、すごいんだぞ、背中にアマビエがいるんだぞー。(あたしが自慢してどうする)そして上を見上げると、青木野枝さんの鉄が吊り下...
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咲いたさいた!

連日のニュースで、どこの桜が咲いた、五分咲きだ、しかし花見は自粛せよ、と報道している。大きなお世話だ(と、毎年おもう)毎年、通信教育課程の卒業制作の撮影が完了すると、「春がきた!」とおもう。今年は3箇所の撮影、しかも鷹の台の15号館と三鷹ルームは初めての場所なので心配した。が、カメラマン岡野圭さんの機転により、いつもどおり、速やかに終了。やれやれ、今年もなんとかなりました。ありがとうございます!そして、我が家のチューリップ、誰に似たのか、かなりのんびりしている。すでに満開の御宅もあるというのに・・・と思ったら、ついに今朝、咲き始めました。よその桜より、我が家のチューリップ。春爛漫。例年、4月に...
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この春の教科書のご紹介@ムサビ出版局

ヘタな写真をアップするな!と怒られそうですが・・・2月26日に、次年度のムサビ通信教育課程の教科書が2月26日に納品されました。今日あたり、通信生のもとへ発送が始まっているのではないでしょうか。(通信生の皆さんへは、カバー無しの状態で配布されます)本屋さんでは、3月19日から発売の予定です。『絵画の表現』は、昨年刊行の『絵画の材料』とともに油絵学科の教科書。油絵学科では、開設当時2002年刊行の教科書が長らく使われていました。『絵画 アートとは何か』『絵画 素材・技法』年月を経て、退任された先生方も多く、新たな教科書が編まれました。『絵画の材料』は、三浦明範先生の単著。『絵画の表現』は、三浦明...
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立春大吉

これ、体重計です。電池不要。真ん中のところを4回くらい踏んで、その圧で測れる仕組み。夏のはじめに、長らく使っていた体重計が使えなくなり、電池をかえればいいだけだなんだろうけれど、どうも面倒でそのままにしていた。すっかり忘れて半年あまり。たまたま雑誌にこの体重計、いや、正式名称「体組成計付きヘルスメーター」を見つけ、「BMI、体脂肪率、体水分率、筋肉率、推定骨量」も測定できるというので、衝動買いをした。だいたい「組成」なんて言葉は、「絵画組成」以外に知らなかった。・・・かなり偏った知識というべきか。先週の土曜日、これが届いて、さっそく使ってみると、真ん中のところを踏むのが、存外に楽しい。ブコブコ...
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祝納品:向井周太郎先生『形象の記憶 デザインのいのち』

先週の水曜日のこと、向井周太郎先生『形象の記憶 デザインのいのち』が納品されました。納品されてすぐ、呑猫が1ページずつ丁寧に印刷をチェック、落丁がないかを確認。それをハムコは1メートルくらい離れて見ている。「はい、綺麗にできました!」という呑猫の声を聞いて、すぐに著者の向井先生、デザイナーの板東孝明先生と平野昌太郎さんに書籍を送る。翌日、向井先生から「なんと美しい!」というメールをいただき、ようやく安堵。閉塞的な毎日だけれど、こんなふうに「ぬける」ひと時もある。久しぶりにホッとした日曜日。ずいぶん前に買ったゴムの木から、新しい芽がひらこうとしているのを見つけた。ハムコの幼少時代、観葉植物といえ...
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もうひとつ丑の話。撫牛

文脈と顛末次第では、世の中的にはごくごく当たり前のことが意味あることのように思えてくるという話です。この連休、新聞にページ2分の1のスペースで、どどーんと「病平癒、撫牛をあなたのお家に」という広告が載っていた。金ピカの牛の像で菅原道真公所縁の何たらかんたらとありました。おお…これは年明け以来、ハムコとt:eehの間で「由来はなんぞや、ルーツはどこじゃ」とごく局所的に話題になっているあの撫牛ではないか。丑年だなぁ。コロナだなぁ。ハムコんちのウシは右から見ると自信満々で強そうに見え、左から見ると愛敬のあるかわいらしい表情で額に梅花紋があるという。梅花紋の牛ってたしかに菅原道真だよね、忘れてたけど北...