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教育相談論

来年の春刊行に向けて『新しい教育相談論』の校正がたけなわ。教育相談というのは、現場の教師も、心理学者も、大正昭和期からやっていた課題だが、近年では専門家のスクールカウンセラーの配置も進んで、学校現場の正面の課題になってきた。そんなこともあって、どの大学でも教職課程の必修科目である。現在の通信教育課程教科書『教育相談論』とくらべると、心理学やカウンセリング論の基礎部分が増強されている。教師もカウンセリングの基礎技法に慣れておく必要が増えた。スクールカウンセラーとも連携した「チーム学校」が現場のキーワードになった。ついで、かなりリアルな学校のトラブル対応等も増強してあること。不登校やイジメの対応は...
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『ホスピタルギャラリー』色校

来年2月刊行予定の『ホスピタルギャラリー』本文に先行して「つきもの」を印刷所に入稿。先日、色校が出校されました。四六判にカットして帯をかけていると「美味しそう!」とt:eehが大喜び。ふふふ、クリームパン。「形態論」という授業で「手」の課題として提出された立派な「作品」です。クリームパンを目の前に置いて真剣に観察して紙粘土を捏ね、絵の具で着彩してるのを想像するともう可笑しくて可笑しくて・・・作者は真剣です。真剣だからこそ、そのできあがりが素晴らしく、見たとたんに指導教員の深澤直人先生が「おおっ!」と感嘆したという。で、形態論ってどんな授業なのよ?と思うでしょう。ふふふ、どうぞお楽しみに。アマゾ...
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武蔵美最初の博士論文公刊

昔から博士論文には公刊する義務があるのですが、現在では国会図書館に入れる1冊や大学のネット上の情報公開で代用することが一般的です。武蔵野美大だと概要をネット公表しています。このウェブページにある本学博士第7号の田中千賀子さんの博士論文が出版されました。本学では制作分野の公表に重きが置かれているので、田中さんが学術出版物では初の博士論文公刊です。人文系の学術出版で定評のある風間書房からの刊行です。「学校園」とは、学校にある園のこと。学校に植物観察や花園があるのは当たり前と思うのは現代人の感覚。実は明治期に政策的に学校に置かれて今に至っている施設なのです。現代ではビオトープなどの環境教育の教材にも...
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『保田龍門・保田春彦 往復書簡 1958-1965』【特装本】限定販売

昨日から粛々と作業をし、本サイトで華やかなお知らせをしております。その1:『保田龍門・保田春彦 往復書簡 1958-1965』【特装本】限定販売その2:MAUGOODSの新商品「b-bagキナリ」の紹介おお!というできばえの写真付きでの紹介なので、ぜひ本サイトをご覧ください。その1については、繰り返しのお知らせになりますが、東京・渋谷のギャラリーTOMにて本書に登場する彫刻家の保田龍門(父)・春彦(子)の「家族の肖像」展が開催中です。[制作:呑猫]
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Red or green

冬季限定の、赤いパッケージと緑のパッケージのお酒入りチョコレート。大好き。店頭に並び始めると、私の中では季節が変わります。‘赤’はラム酒。‘緑’はコニャック。…マッコリver.つくってほしい(笑)家で…赤い方は、なんか集中したいとき。緑の方は、な~んかリラックスしたいとき。って、なんとな~くですけど気分で食べ分けていました。無意識に。でもそれってきっと、パッケージの色の効果がちゃんとあって(味もそうかもですけど…)。色彩心理学によると、‘赤’は、集中•活力•情熱etc…‘緑’は、安らぎ•癒し•平和etc…赤と緑は補色でもありますしね。クリスマスカラー☆色彩心理に基づいているかはわかりませんが、...
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『日本画と材料――近代に創られた伝統』発売!

荒井経著『日本画と材料――近代に創られた伝統』。この週末、いよいよ発売開始です!ジャケットは著者、荒井経先生の作品を使った、馬面俊之さんによるデザイン。作品がそうだからということもあるでしょうが、大変に品のある、キリッとした仕上がりです。中身がおもしろいのは当然ですが、外見もなかなか魅力的。書店店頭に並でいるのを見かけたら(早いところでは、今日から並んでいるかも)是非、実物をお手にとってみてください!よろしくお願いいたします。(編集:凹山人)
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『日本画と材料』完成!

荒井経著『日本画と材料——近代に創られた伝統』がついに完成。今朝、その一部がMAUPに納品されました!!どーん!ようやく出来上がりました。感無量。シルバーウィーク明けより、販売に向けて本格的に始動します。まだまだご予約受付中! こちらから、是非。よろしくお願いいたします。(編集:凹山人)
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もう間もなく

先日もご紹介した、この秋の新刊。『日本画と材料ーー近代に創られた伝統』荒井経著 四六判、並製、304頁(口絵カラー14頁)ISBN978-4-86463-034-4 C3071価格:2,400円+税発売は10月3日からですが、完成、納品までは秒読み段階。もうどうするわけにもいかないことは重々承知ですが、やはり落ちつかない日々。手にしたらしたで……、あー。著者の荒井先生は、よくテレビで作家や作品について解説をされています。最近出演された番組、地上波での放映は終わってしまったのですが、BSでの再放送が近々あり。BSジャパン「美の巨人たち」東山魁夷《道》 2015年9月23日(水) 23:00~23...
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『日本画と材料——近代に創られた伝統』

日本画企画本も印刷所へ入稿を済ませ、ただ今白焼き確認、表紙・ジャッケット等の色校正中。まさに最終段階です。各方面での予約受付もはじまったことなので、具体的にご紹介。書名は『日本画と材料——近代に創られた伝統』。著者は日本画家にして、研究者でもある東京藝術大学大学院准教授の荒井経先生。ムサビでは非常勤講師として、日本画学科で指導にあたられています。日本画というと思い浮かべる「岩絵具」や「和紙」などの材料。それら日本画のアイデンティティともされる材料が、日本画が誕生した明治以来、現在に至るまでどのような変化を遂げたのか、またその変化の理由は何なのかを探ることを通して、あらためて「日本画とは何か」を...
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謎の伎楽2

この蒸し暑さは何!?東京おかしい!! と毒づいていたら涼しくなりました。8月末だから当然か...。ごめんね東京。さて。謎の伎楽はどこからきたか。中国大陸中南方の文化圏じゃないか、いや中央アジアじゃないか、チベットやインドの仮面劇だろう、ギリシャの仮面劇の影響もあるぞと、諸説あるそうです。なんたった謎ですから。なぜ謎なのかというと、その後伝わった舞楽に押されて鎌倉期にいったん伝承が途絶えてしまったんですね。でも全く滅んだわけじゃなく、例えばお祭りの獅子舞、とくに1つの獅子の中に二人が入って舞うものは伎楽の流れを汲んでいるといわれるそうです。東大寺の大仏開眼1250年慶讃大法要で奉納された「獅子奮...