教育相談論

来年の春刊行に向けて『新しい教育相談論』の校正がたけなわ。
教育相談というのは、現場の教師も、心理学者も、大正昭和期からやっていた課題だが、近年では専門家のスクールカウンセラーの配置も進んで、学校現場の正面の課題になってきた。そんなこともあって、どの大学でも教職課程の必修科目である。

現在の通信教育課程教科書『教育相談論』とくらべると、心理学やカウンセリング論の基礎部分が増強されている。教師もカウンセリングの基礎技法に慣れておく必要が増えた。スクールカウンセラーとも連携した「チーム学校」が現場のキーワードになった。

ついで、かなりリアルな学校のトラブル対応等も増強してあること。不登校やイジメの対応は、ムサビの誇る学校問題の権威、伊東毅教授のご執筆。社会と教室を見据えて論じている。さらには他文化対応の視点も採り入れて、性同一性障害や「肉は食べたくない」といった事例の対応まで書かれている。
「トイレにお化けが出る」という相談事例は、編者の間でも議論になったとのこと。どんな対応例になっているでしょうか。

〔ケロT取締役〕

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