椿の話

すごい雨風です。このぶんでは庭の椿は散ってしまったかも。2014年3月11日の椿です。今年も地に向かい咲くのでした。
いくつか蕾が開いて、散って。まだまだ蕾がたくさんあります。
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繰り返し何輪も地に向かって咲く。繰り返し繰り返し。

被爆した牛を殺せずに40頭を飼い続けていたけれど、牛が草を食べる場所が汚染土の仮置き場になり、引き取り手のない32頭を殺したというテレビ番組を見ました。
「情けないよ」と苦労して冬場の牛の草代を負担し続けた男性が言ってました。

いまも、福島で東北で日本中で、海で、世界で多くのものが奪われつづけていて、だから椿は頭を垂れて咲くのだと思ってる。

大惨事のすぐあと、家々の屋根を見るたびに、t:eehは、そのうちどの家もソーラーパネルを載っけるようになるんだな、そういう時代になるんだな、と思ってた。だけど…。いままでどおりでなきゃ困る人もいるんでしょうね。

これは3月に入ってすぐの椿。
東大寺のお水取りでは、紅花で紙を染めて椿を作って本尊の十一面観音に御供えするんですよ。
椿は春に捧げられた花なんですね。お水取りがすむと春がきます。

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編集:t:eeh

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