円本の復活によせて

「この本、いくらだと思います?」と見せられたのは
岸田劉生に関する、図版たっぷりのしっかりとした本。
「うーん、800円かな、いや700円くらい?」
「1円ですよ、1円。思わずクリックしました(憤慨)」
その時、アマゾンの扱う古本で定価1円という商品があることを
初めて知った。正真正銘の「円本」ではないか。

アマゾンはよく利用するが、「円本」には行き当たらないなぁ、
と思っていたら、ついに、ありましたね。
さいきん、ひょんなことから服部良一の本を読んだら
とても面白かったので、戦前の作曲者のものをあさっていたら
『モダンガールの恋–堀内敬三とわたし』1円を発見、クリック!
届いてみると、ちゃんとした装丁の綺麗な本なのでまたビックリ!
まだ読んでないから資料性はどうかわからないけど・・・

便利な一方、アマゾンで『ホスピタルギャラリー』は
「通常11〜12日以内に発送します」
と現在表示されております。困ってしまううう。
在庫ございますっ!とここで叫ぶしかないのか。
あらたな円本時代の、流通問題の深刻さに打ちひしがれている。
[編集:ハムコ]

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