父ちゃんは、どうかと思うよ

最近、登校前のセブン坊主が体温計で体温を計っては、「あー、●●度しかない!」などと叫んでいる。それを聞く度に、「あきらめなよ」「君は元気だよ」「今日は暑いから大丈夫だよ」などと声を掛ける私たち。
何のことかというと、セブン坊主は小学校のプールでの授業が嫌で嫌でたまらないのだとか。体温が異常ならわかりやすく休めるということ。
自分の小学生時代を思い返せば、まったく信じられない感覚。プールでの授業なんて、授業じゃなかったけどなぁ。授業のみならず、夏休み中、毎日のように通ったことなど、小学生時代の夏の思い出にはプールにまつわることも多い。唯々、小学校のプールは楽しいだけだった。
「それは、泳げたからでしょ。泳げない者にとっては地獄だったよ」という方もいらっしゃるでしょう。それはその通りで、万人にとって楽しいことだろ、とは申しません。セブン坊主も泳ぎが苦手だっていうなら仕方がないなぁ、とも思うでしょう。
しかしです。セブン坊主は普段から水泳教室に通うこと4年余り。決して上手な方ではありませんが、まがりなりにもクロールの息継ぎもできて、かなりの距離を泳ぐことができる立派なスイマーなのです。 
ではなぜ嫌なのか? 曰く、「めっちゃ冷たいから!」。
水泳教室の室内プールの温度に慣れきった結果のよう。
……泳ぎの術は手に入れたけど、何か失っているんじゃないか? う〜ん。

(編集:凹山人)

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